坂口安吾論 佐々木 中 河出書房新社センソウトヒトリノサッカ ササキ アタル 発行年月:2016年02月24日 ページ数:288p サイズ:単行本 ISBN:9784309247502 佐々木中(ササキアタル) 1973年生。 作家、哲学者。 東京大学文学部思想文化学科卒業、東京大学大学院人文社会研究系基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。 博士(文学)。 現在、京都精華大学准教授。 専攻は現代思想、理論宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 戦争と一人の作家ー坂口安吾論(ファルスの定義/初期ファルスの実際とその蹉跌/「吹雪物語」へ/「吹雪物語」の挫折/「文学のふるさと」と芋虫の孤独/「イノチガケ」ー合理主義と死/「紫大納言」から「桜の森の満開の下」へ、そしてその彼方へー消滅のカタルシス/安吾の文体論ー「文章のカラダマ」の「必要」/イノチガケの特攻ー「日本文化私観」と「特攻隊に捧ぐ」/堕落・政治・独創ー「堕落論」「続堕落論」再考/戦争と美と一人の女と/ファルスの帰結ー明日は天気になれ、もう軍備はいらない)/ゲン、爆心地の無神論者ー『はだしのゲン』が肯うもの 君はもう堕落している。 「戯作」を求めた作家・坂口安吾はなぜ特攻を賛美したのかー?あらゆる安吾論を無に帰しながら“現在”を撃つ、かつてない思想の雷撃。 「爆心地の無神論者ー『はだしのゲン』が肯うもの」収録。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 戦争と一人の作家 坂口安吾論 [ 佐々木 中 ] 2,420 円
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文学が背負った課題 筑摩選書 石原千秋 筑摩書房キンダイ ト イウ キョウヨウ イシハラ,チアキ 発行年月:2013年01月 ページ数:269p サイズ:全集・双書 ISBN:9784480015655 石原千秋(イシハラチアキ) 1955年東京都生まれ。 成城大学大学院文学研究科博士課程後期中退。 東横学園女子短期大学助教授、成城大学教授を経て、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。 専攻は日本近代文学。 夏目漱石から村上春樹までテクスト分析による斬新な読解を提供しつつ、国語教育への問題提起も果敢に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 文学史と観察者/第2章 進化論の時代/第3章 なぜ主人公が必要なのか/第4章 物語と主人公の力学/第5章 固有名という装置/第6章 写真が与えた衝撃/第7章 表情を読む感性/第8章 苦悩を書く文体の誕生 「近代」とはいったい何だったのか?ラディカルに近代化を果たさねばならなかった日本では、その文化的側面の多くを「文学」が背負うことになった。 役割を担わされた文学は「新しさ」を表出するために進出し続けた。 その進化論的パラダイムにとりつかれた時代との格闘が「教養」の源泉となり、現在まで私たちの底流で生き続けている。 テクスト分析を駆使し、日本近・現代の文化的慣習の形成過程をくっきりとあぶり出す斬新な論考。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 近代という教養 文学が背負った課題 (筑摩選書) [ 石原千秋 ] 1,760 円
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単行本 学習院大学史料館 中央公論新社ツジクニオ エイエンノアルカイディアヘ ガクシュウインダイガクシリョウカン 発行年月:2019年06月07日 予約締切日:2019年05月09日 ページ数:160p サイズ:単行本 ISBN:9784120052019 遠い園生ー文学を志した旧制松本高校時代からパリ留学まで(単行本未収録 旧制高等学校時代の習作ー日記「園生」より(翻刻 冨田ゆり)/野崎守英ー松原湖近くの山村で出会った三十歳の辻邦生さんのこと ほか)/著作に寄せて1ー『廻廊にて』から『嵯峨野明月記』まで(廻廊にて 中条省平ー虚無と死をこえて幸福な脱我へ/夏の砦 田邊園子ー『夏の砦』の前後 ほか)/明澄な眼ざしー回想の中の辻邦生(宇野千代ー辻さんの印象/水村美苗ー想像力の優位 ほか)/著作に寄せて2ー『背教者ユリアヌス』から『浮舟』(未刊)まで(背教者ユリアヌス 高橋裕子ー辻邦生・佐保子夫妻と『背教者ユリアヌス』/背教者ユリアヌス 蜂谷緑ー誰からも愛された人、辻邦生さん ほか)/世紀末への招待ー華麗な頽廃の伝統 対談 塩野七生×辻邦生/年譜・著作リスト 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 辻邦生 永遠のアルカディアへ (単行本) [ 学習院大学史料館 ] 1,980 円
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若松 英輔 集英社キリノカナタ スガアツコ ワカマツエイスケ 発行年月:2020年06月26日 予約締切日:2020年05月14日 ページ数:480p サイズ:単行本 ISBN:9784087716719 若松英輔(ワカマツエイスケ) 批評家、随筆家。 1968年新潟県生まれ。 慶應義塾大学文学部仏文科卒業。 2007年「越知保夫とその時代ー求道の文学」で第14回三田文学新人賞を受賞。 16年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』で第2回西脇順三郎学術賞を受賞。 18年『詩集 見えない涙』で第33回詩歌文学館賞を受賞。 同年『小林秀雄 美しい花』で第16回角川財団学芸賞、19年に第16回蓮如賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 書かれなかった言葉/不得意な英語と仏教/人生の羅針盤/二人の聖女/母の洗礼/夢幻のカテドラル/レジスタンスの英雄/終わらない巡礼/ペルージャへの招き/文筆家の誕生/ローマと新教皇/ダヴィデ・マリア・トゥロルド/ミラノへの階梯/ある幼子の物語/言葉という共同体/エマニュエル・ムーニエと『エスプリ』/内なるファシスト/ほんとうの土地/悲しみの島/ゲットとウンベルト・サバ/川端康成と虚構の詩学/二度の帰国/ダンテを読む日々/見えない靴、見えない道/トランクと書かれなかった言葉 信仰と書物。 それらの「コトバ」に彼女の「たましい」は燃え上がり、書くこと、生きること、祈ることはひとつになった。 没後二十二年たっても読者を惹きつけてやまない作家、須賀敦子。 その「霊性」に、同じ情熱をもって迫る本格評伝。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 霧の彼方 須賀敦子 [ 若松 英輔 ] 2,970 円
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その「朝鮮観」と「明治栄光論」を問う 中塚明 高文研シバ リョウタロウ ノ レキシカン ナカツカ,アキラ 発行年月:2009年08月 ページ数:222p サイズ:単行本 ISBN:9784874984260 中塚明(ナカツカアキラ) 1929(昭和4)年、大阪に生まれる。 日本近代史専攻。 近代の日朝関係の歴史を主に研究。 1963年より奈良女子大学文学部に勤務、93年、定年退職。 この間、朝鮮史研究会幹事、歴史科学協議会代表委員、日本学術会議会員などをつとめる。 奈良女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) なぜ、いま、司馬遼太郎の歴史観を問うのか(「明治百年記念事業」と『坂の上の雲』/「韓国併合百年」にぶつけて、なぜ「坂の上の雲」なのか)/1 司馬遼太郎は近代日本の歴史をどう見ていたのか(日本の近代史を見る眼/敗戦前の昭和は日本史上「非連続の時代」という説/日露戦争後におかしくなった日本ーという説)/2 司馬遼太郎の「朝鮮観」(司馬遼太郎は朝鮮問題によく通じていたのか/「古代の朝鮮」を語って「近代の朝鮮」を語らない/『坂の上の雲』の時代ー日本の勃興・朝鮮の没落/『坂の上の雲』にみる朝鮮論ー三つの論点)/3 「近代の朝鮮」を書かないで「明治の日本」を語れるか(日露戦争後に日本陸軍は変質したという司馬の説/司馬遼太郎の主張は成り立つかー日清戦争をふりかえって検証する/日露戦争下の朝鮮の軍事占領/戦史の偽造ー真実は書かない公刊戦史)/4 歴史になにを学ぶのか(一韓国知識人の問いかけ/明治初期の「征韓論批判」とロシアの朝鮮観/事実を知る、認めるーその勇気を持ちたい/歴史研究と国家権力/歴史が語ること) 「栄光」の日清・日露戦争を描いた『坂の上の雲』。 だがその戦場となった近代朝鮮を司馬遼太郎はついに描かなかった。 朝鮮史研究の第一人者が、司馬の「朝鮮観」を通してその歴史観を洗い出す。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 司馬遼太郎の歴史観 その「朝鮮観」と「明治栄光論」を問う [ 中塚明 ] 1,870 円
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◆◆◆カバーなし。 全体的に汚れがあります。 迅速・丁寧な発送を心がけております。 【毎日発送】 商品状態 著者名 塚越和夫、千石隆志 出版社名 葦真文社 発売日 2002年04月 ISBN 9784900057241 【中古】漱石論考 /葦真文社/塚越和夫(単行本) 1,379 円
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◆◆◆おおむね良好な状態です。 中古商品のため使用感等ある場合がございますが、品質には十分注意して発送いたします。 【毎日発送】 商品状態 著者名 塚越和夫、千石隆志 出版社名 葦真文社 発売日 2002年04月 ISBN 9784900057241 【中古】漱石論考 /葦真文社/塚越和夫(単行本) 1,774 円
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宮本輝の小説作法 PART1 真銅正宏 追手門学院大学出版会 丸善出版シュクメイ ノ モノガタリ オ ソウゾウスル シンドウ,マサヒロ 発行年月:2020年01月 予約締切日:2020年01月15日 ページ数:208p サイズ:単行本 ISBN:9784907574215 真銅正宏(シンドウマサヒロ) 1962年、大阪府生まれ。 博士(文学)(神戸大学)。 神戸大学大学院文化学研究科(博士課程)単位取得退学、徳島大学総合科学部助教授、同志社大学文学部教授等を経て、追手門学院大学国際教養学部教授。 同大学宮本輝ミュージアムプログラム・ディレクター。 専攻は日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) はじめにー小説の書き方について/「泥の河」ー中之島・音による「大阪」の再現/「螢川」ー富山・芥川賞の意味/「星々の悲しみ」ー中之島・文学と絵画/「道頓堀川」ー道頓堀・食道楽の街/「錦繍」ー蔵王・書簡体小説と偶然性/「青が散る」ー茨木・青春小説の枠組/「春の夢」ー東大阪・場末とホテル/「ドナウの旅人」ードナウ川・旅の風景/「葡萄と郷愁」ー東京/ブダペスト・官能の世界/「優駿」ー北海道・偶然の魅力/おわりにー事実から小説へ 小説が生まれる瞬間の不思議を、宮本輝は「シュポンターン」という言葉を用いて説明する。 「偶発的なもしくは恣意的な」と、「作為的・人為的な」という、一見すると全く正反対の意味を持つドイツ語である。 これらは宮本輝が小説を書くにあたって重要視する要素でもあろう。 稀代の物語作家宮本輝の小説作法をじっくりと読み解く。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 宿命の物語を創造する 宮本輝の小説作法 PART1 [ 真銅正宏 ] 2,750 円
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新典社研究叢書 勝倉壽一 新典社ヒョウリュウミン ショウセツ ノ ケンキュウ カツクラ,トシカズ 発行年月:2024年04月 予約締切日:2024年04月23日 ページ数:352p サイズ:全集・双書 ISBN:9784787943743 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 漂流民小説の研究 (新典社研究叢書) [ 勝倉壽一 ] 12,430 円
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限界研 飯田一史 南雲堂ヒガシニホン ダイシンサイゴ ブンガクロン ゲンカイケン イイダ,イチシ 発行年月:2017年03月 サイズ:単行本 ISBN:9784523265535 第1章 震災後文学の超臨界(同時代としての震災後/希望ー重松清と『シン・ゴジラ』/揺れる世界と存在ー震災後としての中村文則文学)/第2章 科学と文学の(dis)コミュニケーション(情報の津波をサーフィンするー3・11以後のサイエンスなフィクション/震災後文学としての『PSYCHOーPASSサイコパス』シリーズー科学技術コミュニケーションにおけるリスク・個人・希望をめぐって/対震災実用文学論ー東日本大震災において文学はどう使われたか)/第3章 イメージの核分裂(島田荘司と社会派エンターテインメント/映像メディアと「ポスト震災的」世界ーキャメラアイの「多視点的転回」を中心に)/第4章 震災後を生きる君たちへmore than human(“生”よりも悪い運命/高橋源一郎論ー銀河系文学の彼方に) 3・11以降、おびただしい数の「震災後文学」が書かれた。 故郷と肉親・友人・知人の喪失、原発問題、放射線による生物の変容、被災地と非・被災地の温度差、東北と東京の温度差、政権への批判、真偽不明の情報と感情の洪水としてのSNS、記憶や時間感覚の混乱、死者との対話、「書けない自分」「無力な自分」へのフォーカス、復旧・復興、言論統制や自主規制、ディストピア化した日本、テロやデモや群衆蜂起、戦争文学との接続…さまざまな作品、さまざまなテーマがうまれた。 3・11以降にうみだされた「震災後文学」を扱う渾身の評論集。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 東日本大震災後文学論 [ 限界研 ] 3,190 円
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木口直子 春陽堂書店アクタガワリュウノスケ カゾクノコトバ キグチナオコ 発行年月:2019年10月10日 予約締切日:2019年08月28日 ページ数:173p サイズ:単行本 ISBN:9784394903611 木口直子(キグチナオコ) 1982年東京都生まれ。 北区文化振興財団田端文士村記念館研究員。 早稲田大学卒業後、一般企業に勤務ののち2012年より現職。 2015年同館リニューアルに際し「芥川龍之介田端の家復元模型」の制作監修、また芥川没後90年にあたる2017年より河童忌イベントを企画。 芥川をはじめとする田端ゆかりの文士芸術家について研究し、企画展や講師を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 其の1 幼少期ー生家と養家/其の2 青年期ー夏目漱石との出会い/其の3 結婚ー“小鳥ノヤウニ幸福デス”/其の4 父になるー三人の息子たち/其の5 関東大震災ーそれぞれの証言/其の6 不穏ー“多事、多難、多憂”/其の7 死にゆく日々ー“彼を滅しに来る運命を待つ”/其の8 遺書/其の9 その後ー家族の記録 人生のできごとの喜びや苦しみに、文豪はどうとらえ、どう思ったのか。 作品、本人のことば、そして家族のことばから解く素顔の芥川。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 芥川龍之介 家族のことば [ 木口直子 ] 1,980 円
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探偵小説研究会 原書房ニセンニジュウニホンカクミステリベストテン タンテイショウセツケンキュウカイ 発行年月:2021年12月07日 予約締切日:2021年10月25日 ページ数:190p サイズ:単行本 ISBN:9784562059843 2021国内本格ミステリ・ランキング/国内本格ミステリ2021 MY BEST5全アンケート回答/「国内本格」座談会ーベストテン級の傑作が集った一年を総振り返り(浅木原忍×嵩平何×蔓葉信博)/ミステリ風味が横溢する『唐人街探偵 東京MISSION』2021年の映像本格(千街晶之)/『オーダーは探偵に』完結!『涼宮ハルヒ』新作出来!ライトノベル・ミステリ遊行(鷹城宏)/コナンワールドの拡大、短編集にも収穫あり ミステリコミック事情2021(廣澤吉泰)/interview MAN OF THE YEAR 2021 今村昌弘(聞き手・円堂都司昭)/特集 「本格」の真髄は短編にあり!探偵小説研究会によるテーマ別厳選「本格」短編ガイド/祝・舞台版「刑事コロンボ」初上演!ミステリ演劇2021(羽住典子)/interview 注目の気鋭2021 浅倉秋成(聞き手・羽住典子)〔ほか〕 本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・た行 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 2022本格ミステリ・ベスト10 [ 探偵小説研究会 ] 1,100 円
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災厄と共に生きていくための文学史 前田 潤 笠間書院ジシントブンガク マエダ ジュン 発行年月:2016年08月30日 予約締切日:2016年08月29日 サイズ:単行本 ISBN:9784305708106 前田潤(マエダジュン) 1966年、東京生まれ。 早稲田大学卒業。 立教大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。 博士(文学)。 専攻は日本近代文学。 現在、聖学院大学、予備校等の兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 災厄の起源ー文学を通じて考える意味と可能性(「災厄」を引き起こした「わたし」とは何者か/共同性ー宙吊りの「わたし」と分有の思考/表象ー鏡像としての「震災」/主権ー例外状態と災厄の恒常性)/第2部 災厄の痕跡ー現在を照らす関東大震災直下の連載小説(「震災と文学」から直下の連載小説へ/中村武羅夫「群盲」の亀裂ーある造船争議の結末/震災モラトリアム(支払延期令)直下の商魂ー村上浪六「時代相」の実験/菊池寛と婦人雑誌の被災ー舞台焼失の後始末/震災と新聞小説挿絵ー竹久夢二の「眼」/直下の連載小説から「文学の震災」へ) 災厄とはそもそも何なのか。 災厄の前に現れ出る自己とは何か。 災厄そのものの淵源を大きく問いつつ、村上春樹、小田実等の震災文学から根源的に迫ろうとする。 また、災厄の痕跡として、関東大震災直下の連載小説を読み解きながら、現在を照らしてゆく。 災厄を文学から思考する野心的な書。 本 小説・エッセイ その他 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 地震と文学 災厄と共に生きていくための文学史 [ 前田 潤 ] 3,520 円
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「一筋の街道」を進む ミネルヴァ日本評伝選 十川信介 ミネルヴァ書房BKSCPN_【高額商品】 シマザキ トウソン トガワ,シンスケ 発行年月:2012年08月 ページ数:288, サイズ:全集・双書 ISBN:9784623063895 十川信介(トガワシンスケ) 1936年北海道生まれ。 1960年京都大学文学部国文科卒業。 1966年京都大学大学院博士課程修了。 京都府立大学助教授、学習院大学教授を経て、学習院大学名誉教授、日本近代文学館副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 詩人誕生までー生い立ちー上京ー明治学院/第2章 『若菜集』の青春/第3章 小諸義塾赴任と結婚/第4章 『緑葉集』と『破戒』/第5章 「自伝的」長編への転換/第6章 「旧い家」と「新しい家」/第7章 パリへの旅立ち/第8章 『桜の実の熟する時』から『新生』へ/第9章 蟄居から起ち上がるまで/第10章 「巡礼」の旅ー晩年 島崎藤村(一八七二〜一九四三)、明治〜昭和期の詩人・小説家。 『若菜集』で浪漫主義詩人として世に出た後に小説家に転じ、『破戒』や『夜明け前』を発表、近代文学史上揺るぎない地位を築いた藤村。 己の人生を全て作品化したと言われるその生涯を、丹念な作品分析と共に描き出す。 本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・た行 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 島崎藤村 「一筋の街道」を進む (ミネルヴァ日本評伝選) [ 十川信介 ] 3,300 円
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遊里に花開いた伝説・戯作・小説 朝倉喬司 現代書館イロザト モノガタリ メグリ アサクラ,キョウジ 発行年月:2006年05月 ページ数:370p サイズ:単行本 ISBN:9784768469248 朝倉喬司(アサクラキョウジ) 1943年岐阜県生まれ。 早稲田大学第一文学部社会学科中退。 以後、遊んで暮らす二年余、業界誌を経て、『週刊現代』記者。 記者生活十年余の後、独立、フリーのもの書きとして、あれこれわがままな題材の選び方をして現在に至る。 現在、全関東河内音頭振興隊隊長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 伊勢ー古市遊廓/甲州ー黒川金山・女郎ゴー/江戸ー東京・吉原遊廓 中里介山、泉鏡花、十返舎一九、深沢七郎、永井荷風、広津柳浪、近松門左衛門、樋口一葉等の名作から、フィールドワークをとおし、色里を再現する渾身の一作。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 「色里」物語めぐり 遊里に花開いた伝説・戯作・小説 [ 朝倉喬司 ] 3,300 円
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岡村 知子 大阪公立大学出版会ブンガクトチイキ ジタガソンチヨウサレルバヲトウ オカムラトモコ 発行年月:2024年01月22日 予約締切日:2024年01月21日 ページ数:348p サイズ:単行本 ISBN:9784909933560 岡村知子(オカムラトモコ) 1981年、山口県生まれ。 大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士後期課程修了。 博士(言語文化学)。 日本近代文学専攻。 2015年より、鳥取大学地域学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 文学が生まれる場所(音更村の生産関係に分け入るー久保栄「火山灰地」論/深層/表層の郷土と善悪の基準ー太宰治『津軽』論/彼の“そば”に内在する“喜び”ー金達寿「番地のない部落」論/閉ざされた集落に見る演戯と始原ー津島佑子『生き物の集まる家』論/アジアをめぐる“再話”の可能性ー津島佑子『笑いオオカミ』論/台湾の地に見る生と死の円舞ー津島裕子『あまりに野蛮な』論/ドイツの仕立て屋を媒介する語りー村上春樹「レーダーホーセン」論)/第2部 鳥取の地から(杉原一司の短歌・歌論を読むー同人誌を足場とした創作方法の模索と実践/杉原一司の書簡と関連作品を読むーモノと他者をめぐる“抒情性”への屈託/岡本愛彦のラジオドラマを読むー尊ばれた生命を生きることの背理/小谷治子のラジオドラマを読むー故郷と異郷の間で引き裂かれつつ書くこと/徳永進のエッセイを読むー医療者が患者について語ることの意義/松本薫の純文学作品を読むー家の内部と社会をつなぐ創造力の在処) 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 文学と地域 -自他が尊重される<場>を問う [ 岡村 知子 ] 3,960 円
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〈霧〉と〈二重性〉 開 信介 和泉書院ヒサオジュウランサクヒンケンキュウ ヒラキ シンスケ 発行年月:2023年03月30日 予約締切日:2023年03月15日 ページ数:260p サイズ:全集・双書 ISBN:9784757610644 開信介(ヒラキシンスケ) 1980年、京都府生まれ。 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。 博士(人間・環境学)。 現在、三重大学人文学部特任講師。 専攻は日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 久生十蘭作品群における“霧”モチーフ/第2章 久生十蘭作品群における“二重性”モチーフ/第3章 久生十蘭「鶴鍋」(「西林図」)論ー敗戦と見立て/第4章 久生十蘭「予言」論ー二重化された語り/第5章 久生十蘭「母子像」論ー“二重性”モチーフと第二回世界短編小説コンクールにおける翻訳の問題/第6章 久生十蘭「湖畔」論ー合理と非合理の「幻想文学」/補論 新資料・三澄半造名義の久生十蘭作品六篇について 小説の魔術師、久生十蘭。 十蘭の作品群は多様な文体、巧緻な構成といった小説技巧の面で高く評価されてきた。 しかしながら、十蘭の作品世界についての網羅的かつ具体的な研究は未だ乏しいのが現状である。 本書は、十蘭作品に頻出するモチーフを切り口として、その作品世界を明らめるものである。 新資料を含む十蘭の創作全268作品を網羅的に調査・分析し、そこで得られた知見をもとに作品分析を行う。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 和泉選書197 久生十蘭作品研究 〈霧〉と〈二重性〉 [ 開 信介 ] 3,520 円
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谷崎潤一郎、1920〜1931 五味渕典嗣 世織書房コトバ オ タベル ゴミブチ,ノリツグ 発行年月:2009年12月 ページ数:300, サイズ:単行本 ISBN:9784902163483 五味渕典嗣(ゴミブチノリツグ) 1973年、栃木県生まれ。 慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程修了。 博士(文学)。 中央大学附属高等学校教諭を経て、大妻女子大学文学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 “芸術”の危機?ー谷崎潤一郎と/の一九二〇年代/第1章 一九二〇年、映画・谷崎・群衆ー『アマチュア倶楽部』再評価に向けて/第2章 アメリカという名の幻影ー“近未来小説”としての『痴人の愛』/第3章 差異と消費とニヒリズムー『卍』、あるいはブルジョアたちの憂鬱な祝祭/第4章 喪失とひきかえにー『蓼喰ふ虫』と“回帰”する男たち/第5章 小説としての闘争/小説からの逃走ー『吉野葛』、谷崎潤一郎・一九三一 あくまで誠実に、そしてあくまで貪欲に。 時代の言葉と共に生き時代の言葉との戦いに挑んだ谷崎潤一郎。 その思想家としての可能性を切り拓く。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 言葉を食べる 谷崎潤一郎、1920?1931 [ 五味渕典嗣 ] 3,740 円
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太宰治・森敦・村上春樹 中村 三春 七月社モノガタリシュギ ナカムラ ミハル 発行年月:2024年02月23日 予約締切日:2024年02月01日 ページ数:320p サイズ:単行本 ISBN:9784909544346 中村三春(ナカムラミハル) 北海道大学大学院教授。 日本近代文学・比較文学・表象文化論専攻。 博士(文学)。 1958年岩手県釜石市に生まれる。 2024年北海道大学を定年退職。 この間、有島武郎研究会会長、横光利一文学会代表、日本比較文学会理事・北海道支部長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 物語と虚構の文芸学(虚構論と物語論ーイーグルトンとウォルトンの虚構理論から/作者の理論・素描ー加藤典洋・竹田青嗣のテクスト理論から/テクスト・断片・コンテクストー三浦玲一のグローバル文化理論から/雑音調“例外状態”の文芸学ー竹内敏雄の現代美学理論から)/2 小説と映画の物語(蝕まれるべき友情ー小説構造から見た『白樺』派の小説/芥川龍之介のメタフィクション/太宰治におけるテクスト様式の成立ー初期小説の研究/太宰治と複合的小説構造ー作品集『女の決闘』/太宰治『斜陽』とチェーホフ『桜の園』ーファルスのオリジナリティ/森敦「月山」の小説と映画ー“境界”などというものはない/物語の変容 森敦『われ逝くもののごとく』と「ハーメルンの笛吹き男」/村上春樹の小説と“メタファー” 『海辺のカフカ』と『騎士団長殺し』/村上春樹の小説における戦争 『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『騎士団長殺し』と映画『ドライブ・マイ・カー』/現実性の境界事象 小川洋子『原稿零枚日記』) 物語は本質に先立つ。 物語は自らを生成すると同時に媒介される。 虚構・小説・映画を理論的に横断し、メタフィクション、語りの変異、逸脱するメタファーなど、テクストに入り込む雑音の軋みに耳を澄ませる。 様式と例外状態の追究。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 物語主義 太宰治・森敦・村上春樹 [ 中村 三春 ] 3,740 円
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方法としての外地巡礼 中川 成美 西 成彦 松籟社タビスルニホンゴ ナカガワ シゲミ ニシ マサヒコ 発行年月:2022年03月25日 予約締切日:2022年03月07日 ページ数:352p サイズ:単行本 ISBN:9784879844231 対談 「旅する日本語」の射程と可能性(中川成美×西成彦)/日本と朝鮮(帝国日本の監視・識別文化ー「不逞鮮人」恐怖症/植民地体験と翻訳の政治学ー『朝鮮詩集』に収録された鄭芝溶の作品を中心に/植民者二世と朝鮮ー森崎和江の詩におけるダイアローグ、そして共振について)/日本と台湾、そして沖縄(植民地台湾の内地人による石川啄木受容/一九三〇年代におけるアイルランド文学の越境と台湾新文学/“聞き受け”つつも“再生”できない声ー目取真俊「マーの見た空」論)/ボーダーレスの時代(在日台湾人作家温又柔『空港時光』研究ー「内なる外地」と自他表象の連動/戦争と「同志」叙事ー大島渚『戦場のメリークリスマス』から明毓屏『再見、東京』へ/コリアン・アメリカン文学と日本語の場所) 朝鮮、台湾、沖縄、ブラジルー日本語が足跡を刻んだ「外地」で生きた人々ひとりひとりの感情と記憶を、文学を通して喚起し、再現する試み。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 旅する日本語 方法としての外地巡礼 [ 中川 成美 ] 2,860 円
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渡邊英理 インスクリプトナカガミケンジロン ワタナベエリ 発行年月:2022年07月19日 予約締切日:2022年06月04日 ページ数:520p サイズ:単行本 ISBN:9784900997868 渡邊英理(ワタナベエリ) 熊本県菊池市生れ、鹿児島県霧島市・鹿児島市育ち。 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻単位取得後満期退学。 博士(学術)。 現在、大阪大学大学院人文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 (再)開発文学/「戦後文学」と「はじまり」ー「一番はじめの出来事」/第2章 動物と私のあいだー「熊の背中に乗って」「鴉」/第3章 性愛と争闘ー「偸盗の桜」「鬼の話」/第4章 被差別の人類学、賎者の精神分析ー「石橋」/第5章 (再)開発と「公共性」ー「海神」/第6章 路地・在日・スーパーマーケットー「海神」「石橋」「花郎」/第7章 媒介者の使命ー「葺き籠り」/第8章 生命の縁起、脱人間/人文主義ー『千年の愉楽』/第9章 仮設と雑草ー『地の果て 至上の時』 中上文学を(再)開発文学の視座から捉え、ポストヒューマンをも射程に収めつつ、複数の方向に開かれた路地の「仮設」性に、脱国家・脱資本を志向する“路地のビジョン”=中上思想の核心を見出す。 犀利な読解によって、中上健次のアクチュアリティを刷新する、俊英による新世代の思想ー文学論。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 中上健次論 [ 渡邊英理 ] 4,400 円
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鷲田 小彌太 言視舎ジュウソウテキナヒケッテイ ヨシモトタカアキノサイシュウマナー ワシダ コヤタ 発行年月:2020年11月30日 予約締切日:2020年10月23日 ページ数:194p サイズ:単行本 ISBN:9784865651928 鷲田小彌太(ワシダコヤタ) 1942白石村字厚別(現札幌市)生。 66大阪大(文・哲)卒、73同院博中退。 75三重短大講師、80教授、83札幌大教授(哲・倫理)、2012同退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 「非常時」の思考に足を掬われるな/吉本隆明 戦後思想の代名詞/吉本隆明 資本主義の「現在」/消費資本主義の論理/吉本隆明 技術とは何か/西行 死後、流行作家になった理由/親鸞 宗教の名による宗教の否定あるいは「信」の構造の転換/戦後思想の橋頭堡ー吉本隆明/吉本隆明 大衆の無意識を読むー戦後思想の総体を独力で駆け抜けた論争家/吉本隆明の最後の遺訓は「反原発は猿だ!」である/戦後思想の目録と吉本隆明ー21世紀を拓く思考/『吉本隆明』(三一書房)「あとがき」/『吉本隆明』(私家デジタル版 第3版)「あとがき」/書評/吉本隆明の「遺言」 「非常時」の思考に「?」時代の転換・画期に、吉本隆明はいかにして旧態然とした定型思考を乗り越えてきたのか。 戦後思想のあり方、資本主義の「現在」や「反格」「反原発」をめぐる議論、古典論、宗教思想を中心に完全解説。 「対処はクール」を吉本隆明に学ぶ。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 「重層的非決定」吉本隆明の最終マナー [ 鷲田 小彌太 ] 2,200 円
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板東洋介 清水書院ヒトトシソウ タニザキジュンイチロウ バンドウヨウスケ 発行年月:2020年09月08日 予約締切日:2020年08月06日 ページ数:304p サイズ:全集・双書 ISBN:9784389421984 板東洋介(バンドウヨウスケ) 1984年、兵庫県に生まれる。 2007年、東京大学文学部(哲学専修課程)卒業。 現在、皇學館大学文学部准教授。 著書『徂徠学派から国学へ 表現する人間』(ぺりかん社、第41回サントリー学芸賞)。 論文「和歌・物語の倫理的意義についてー本居宣長の「もののあはれ」論を手がかりに」(『倫理学年報』59集、日本倫理学会和辻賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 出生と「少年」のころ/第2章 「煩悶」なき青春とニーチェからの出発/第3章 「悪」の形而上学・人間学と母の死/第4章 日本回帰と円熟/第5章 戦火の中のみやび/第6章 夢の円寂する時 『春琴抄』や『細雪』など、日本の古典の記憶に裏打ちされた豊潤な美の世界を描き続けた谷崎潤一郎(一八八六〜一九六五年)は、当時“無思想”の作家と評された。 日本の近代文学が青年たちの「いかに生きるべきか」という問いを軸に展開する中、谷崎は終始女性の美のみにこだわっていたからである。 しかし谷崎は日本思想史の中できわめて重要な位置を占めている。 『源氏物語』の影響下にあるその作品には、本居宣長の「もののあはれ」の感性の哲学が流れこんでおり、また一高・帝大時代の盟友であった和辻哲郎の倫理学と谷崎作品とは軌を一にしつつ、ある地点で決定的に岐れる。 さらにその作品に顕著な母性崇拝は、折口信夫が説いた「妣が国」への憧憬とも源を同じくしている。 谷崎の「思想」とは、個性や道徳よりも一人の女性の蹠(あしのうら)にこそ至上の価値を見出すようなエロスの哲学である。 本書は宣長・和辻・折口を補助線として、谷崎の「哲学」を浮き彫りにする。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 人と思想198 谷崎潤一郎 [ 板東洋介 ] 1,320 円
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石川達三から林芙美子へ 新典社選書 蒲豊彦 新典社センジョウ オ ハッケンシタ サッカタチ カバ,トヨヒコ 発行年月:2020年11月 予約締切日:2020年12月03日 ページ数:319p サイズ:全集・双書 ISBN:9784787968487 蒲豊彦(カバトヨヒコ) 1957年岐阜県に生まれる。 1981年3月富山大学文理学部史学科卒業。 1986年3月京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。 学位、文学修士。 現職、京都橘大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 戦場の捉え方(日中開戦初期の戦地報告/提灯行列と石川達三/火野葦平の新たな戦場/レマルク、バルビュス、丘東平)/第2部 漢口攻略と総力戦(保衛大武漢と宣伝戦/漢口を目指す日本人ー鹿地亘と長谷川テル/従軍画家/作られた「漢口一番乗り」/林芙美子の戦場) 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 戦場を発見した作家たち 石川達三から林芙美子へ (新典社選書) [ 蒲豊彦 ] 2,585 円
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新潮選書 今福 龍太 新潮社ミヤザワケンジデクノボーノエイチ イマフク リュウタ 発行年月:2019年09月26日 予約締切日:2019年08月16日 ページ数:400p サイズ:全集・双書 ISBN:9784106038464 今福龍太(イマフクリュウタ) 文化人類学者・批評家。 1955年東京に生まれ湘南で育つ。 1980年代初頭よりメキシコ、カリブ海、アメリカ南西部、ブラジルなどに滞在し調査研究に従事。 その後、国内外の大学で教鞭をとりつつ、2002年より群島という地勢に遊動的な学び舎を求めて「奄美自由大学」を創設し主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 太平洋にタイタンは要らないー“海”について/2 模倣の悦びー“動物”について/3 風聞と空耳ー“風”について/4 天と内臓をむすぶものー“石”について/5 愚者たちの希望ー“デクノボー”について/6 内なるレンブラント光線ー“心象スケッチ”について/7 方角の旅人たちー“北”について/8 終わらない植民地ー“未完”について/9 無可有郷からの通信ー“ユートピア”について/10 血、虹、半影の夢ー“死”について ほとんどの作品を「未定稿」のまま遺した宮沢賢治。 生涯にわたり書き換え続けられたその手稿が示す「揺らぎ」と可能性を丹念に追うなかで、賢治世界=イーハトーブのまったく新しい姿が見えてきた。 石、風、火山、動物などの実在物や、心象、未完といった構造に隠された賢治の創造原理を解き明かし、いまを生きる私たちの「倫理」を問う、画期的批評。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 宮沢賢治 デクノボーの叡知 (新潮選書) [ 今福 龍太 ] 2,200 円
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言視舎評伝選 内田聖子 言視舎モリサキ カズエ ウチダ,セイコ 発行年月:2015年12月 ページ数:317p サイズ:全集・双書 ISBN:9784865650402 内田聖子(ウチダセイコ) 1943年福島県南相馬市生まれ。 早稲田大学教育学部を卒業後、ラボ・パーティ(子どもの言語教育活動)のテューターとして谷川雁を知る。 50歳を機に小説家デビュー。 著書に『駆けろ鉄兵・田鶴記』(オリジン出版センター、第37回農民文学賞受賞)、『紫蘇むらさきの』(茨城県教育委員会、第7回長塚節文学賞大賞受賞)など。 現在、日本ペンクラブ会員。 谷川雁研究会(「雁研」)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 息災ですか/第1章 からゆきさん/第2章 ゆうひ 原郷/第3章 蒼い海 冥き途/第4章 精神の鉱脈/第5章 豊満たる忘却/第6章 はるかなるエロス/終章 まばたきするほどの時間 女のエロスと身体を凝視し、問いを生き続ける女性の実像!植民者二世として朝鮮に生を享け、戦後、炭坑の地下労働者に学び、性とエロスの意味を問いつつ、いつの日かわが原罪の地にたつ日本の女として生き直したいと願った詩人・森崎和江。 フェミニズムといった借りもののことばではなく、生活に根ざした自前のことばで語りつづけたその軌跡を、共感をこめて描く。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 森崎和江 (言視舎評伝選) [ 内田聖子 ] 3,300 円
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高村光太郎、横光利一、堀辰雄 岡本勝人 左右社センキュウヒャクニジュウネンダイ ノ トウキョウ オカモト,カツヒト 発行年月:2021年06月 予約締切日:2021年06月22日 ページ数:293p サイズ:単行本 ISBN:9784865280357 岡本勝人(オカモトカツヒト) 1954年生まれ。 詩人、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 一九二〇年代とはいかなる時代か/2 大震災と改元/3 芥川龍之介と谷崎潤一郎の震災余燼/4 高村光太郎の造形芸術/5 横光利一のモダニズム/6 堀辰雄の文学空間/7 萩原朔太郎と宮沢賢治の東京志向/8 一九二〇年代という世紀末 関東大震災に揺られる日本の“世紀末”を文学者たちはどう生きたのか?やがて来る時局に絡められつつある高村光太郎、モダニズムの隘路に囚われゆく横光利一、原日本を求め危うい道を行く堀辰雄ー。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 1920年代の東京 高村光太郎、横光利一、堀辰雄 [ 岡本勝人 ] 2,640 円
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お金で読み解く生活と作品 山本芳明 教育評論社ソウセキ ノ カケイボ ヤマモト,ヨシアキ 発行年月:2018年04月 予約締切日:2018年04月19日 ページ数:335p サイズ:単行本 ISBN:9784866240138 山本芳明(ヤマモトヨシアキ) 1955年、千葉県生まれ。 1986年、東京大学大学院博士課程人文科学研究科単位取得退学。 学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 “経済人”としての小説家/第1章 漱石の収支計算書/第2章 文化人としての「金持」/第3章 表象としての「金持」/第4章 漱石は市場原理を越えられたのか?/第5章 夏目家、「印税成金」となる/第6章 夏目鏡子の収支計算書/第7章 夏目家と岩波書店 ベストセラー作家、漱石は一体いくら稼いだのか?漱石の文学活動を経済的な視点から捉え直すとともに、死後に生じた経済効果、文化資産としての動向を明らかにする。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 漱石の家計簿 お金で読み解く生活と作品 [ 山本芳明 ] 2,640 円
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工藤重矩 風間書房ヘイアンチョウ ノ ケッコン セイド ト ブンガク クドウ,シゲノリ 発行年月:1994年02月28日 予約締切日:1994年02月21日 ページ数:217p サイズ:単行本 ISBN:9784759908909 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 平安朝の結婚制度と文学 [ 工藤重矩 ] 1,650 円
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工藤重矩 風間書房ヘイアンチョウ ノ ケッコン セイド ト ブンガク クドウ,シゲノリ 発行年月:1994年02月28日 予約締切日:1994年02月21日 ページ数:217p サイズ:単行本 ISBN:9784759908909 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本) 平安朝の結婚制度と文学 [ 工藤重矩 ] 1,650 円
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