鈴木秀美&OLC がメユール「ストラトニース」序曲とハイドン「驚愕」大熱演!! また、佐藤俊介を迎えたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ではカデンツァにも注目! ★オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第39回定期演奏会を収めたディスクが遂にリリースされます。 収録作品はメユールの歌劇「ストラトニース」序曲、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、そしてハイドンの交響曲第94番「驚愕」です!★エティエンヌ・ニコラ・メユール(1763-1817)は主に歌劇で活躍したフランスの作曲家。 「ストラトニース」はハイドン「驚愕」と同じ1792年の作品です。 ★佐藤俊介を迎えてのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ではカデンツァにも注目。 あのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ホ短調の初演を委ねたことでも知られるヴァイオリニスト、フェルディナンド・ダーヴィッド作のカデンツァに佐藤俊介が少し手を入れたもの演奏。 佐藤俊介は自由自在なテクニックと実に雄弁な表現力で圧倒的な演奏を披露しており、同作品の新たな魅力に出会える名演です!★そして、ハイドンの「驚愕」《びっくりシンフォニー》。 第2楽章で突然、太鼓を含む全合奏が鳴り響くあまりにも有名なこの作品を鈴木秀美率いるOLCが快演を聴かせてくれます! 収録情報 曲目・内容 1. メユール(1763-1817):歌劇「ストラトニース」序曲2. ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.613. ハイドン(1732-1809):交響曲第94番 ト長調 Hob.I:94「驚愕」 アーティスト(演奏・出演) 佐藤俊介(ヴァイオリン)[track-2]鈴木秀美(指揮)オーケストラ・リベラ・クラシカ レコーディング ライヴ録音:2017年6月24日/三鷹市芸術文化センター、風のホール OLC第39回定期演奏会 3,069 円
|
晩年シノーポリ至高の名演ドレスデンで披露された十八番のマーラー数量限定特別価格LPセット ★発売済みのLPをセット化して数量限定の特別価格でご提供。 単売されているパッケージをそのままの状態で透明のケースにまとめて入れた仕様で、バラで購入するのと内容にまったく違いはありません。 ★2001年、『アイーダ』の公演中に倒れ突然の死を遂げた指揮者ジュゼッペ・シノーポリ。 その晩年の至芸を改めて振り返るべく、PROFILレーベルのシュターツカペレ・ドレスデン自選名演シリーズのライヴ音源をALTUSがライセンスして初LP化したタイトルです。 いぶし銀と讃えられたオーケストラの何物にも代えがたい伝家の宝刀と言うべき極上の響きに、シノーポリの偏執響的な細部へのこだわりが組み合わされ、さらにライヴならではの高揚感が加わった至高の名演奏。 LP用のリマスターを施し、CDとは異なる新たな魅力を獲得しています。 解説書にはベルリン在住の音楽評論家・城所孝吉氏による2001年当時のシノーポリ追悼原稿を復活掲載。 シノーポリのラスト・コンサートとなった『アイーダ』公演の現場に居合わせていた城所氏による、衝撃を抑えきれない迫真の文章は戦慄すら覚える劇的な内容です。 収録情報 曲目・内容 〈以下の2枚組LP2タイトルのセットです。 〉 [1] ゼンパーオーパー・ライヴ集成 第1集(PHLP-025/6) マーラー:交響曲第4番 ト長調 [LP1]A面:第1楽章 B面:第2楽章 [LP2]A面:第3楽章 B面:第4楽章 [2] ゼンパーオーパー・ライヴ集成 第2集(PHLP-027/8) マーラー:交響曲第9番 ニ長調 [LP1]A面:第1楽章 B面:第2楽章 [LP2]A面:第3楽章 B面:第4楽章 アーティスト(演奏・出演) ユリアーネ・バンゼ([track-1] ソプラノ)ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン レコーディング 録音:[track-1] 1999年5月29日、[track-2] 1997年4月6日/ゼンパーオーパー(ライヴ) ジュゼッペ・シノーポリ ゼンパーオーパー・ライヴ集成 第1集&第2集 22,550 円
|
新名盤登場! 名手ボリス・ギルトブルクが、パヴェル・ハース四重奏団の ヤルーシコヴァー、ヤルーシェクとドヴォルザークのピアノ三重奏曲全曲を録音! 日本語帯・解説付き ★名手ボリス・ギルトブルクがパヴェル・ハース四重奏団のヴァイオリン奏者ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー、チェロ奏者ペテル・ヤルーシェクとともにドヴォルザークのピアノ三重奏曲全曲を録音しました! ★近年、パヴェル・ハース四重奏団と緊密な関係を築いているギルトブルク。 Supraphonレーベルから「ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲、弦楽五重奏曲第3番」 (CD:KKC-6100/U-4195、LP:SU-4195LP) をリリースし、このアルバムは2018年のグラモフォン賞を受賞。 その後リリースした「ブラームス:ピアノ五重奏曲、弦楽五重奏曲第2番」 (KKC-6528/SU-4306) は、レコード芸術誌「特選盤」など高い評価を獲得しています。 ★ドヴォルザークのピアノ三重奏曲は全4曲。 第3番 (1883年作曲) について、プラハに生まれウィーンを拠点に活躍した音楽評論家エドゥアルト・ハンスリック (1825-1904) は、"ドヴォルザークが当代最高の巨匠の一人であることを示す珠玉の作品"と賞賛。 また、第4番「ドゥムキー」 (1891年作曲) をヤナーチェクは"新たな光源が射した"と激賞するなど、この2篇は作曲当時から頻繁に演奏され、評価されてきました。 しかし、第1番 (1875年作曲、1880年改編) と第2番 (1876年作曲) は録音・演奏が多くないだけに、当代最高の名手が全曲録音をしたことは注目に値します。 阿吽の呼吸で展開する彼らの音楽は輝きに満ちており、三位一体の演奏を聴かせてくれます。 まさに新名盤誕生と申せましょう! ★録音はイングランドとウェールズにまたがるワイ渓谷のワイヤストーン・コンサートホールで収録されました。 またエンジニアはキアロスクーロ四重奏団の録音でもおなじみのアンドルー・キーナーが担当しており、録音の面でも期待が高まります。 収録情報 曲目・内容 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲全集 CD1 1. ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 Op.21 B 51 (1875/1880) 2. ピアノ三重奏曲第2番 ト短調 Op.26 B 56 (1876) CD2 3. ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65 B 130 (1883) 4. ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 Op.90 B 166 (1891) アーティスト(演奏・出演) ボリス・ギルトブルク (ピアノ) ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー (ヴァイオリン) ペテル・ヤルーシェク (チェロ) レコーディング セッション録音:(1,2) 2022年12月12〜14日、(3,4) 2023年5月5〜7日/ワイヤストーン・コンサートホール (イギリス) エンジニア:アンドルー・キーナー ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲全集 5,500 円
|
フルトヴェングラーの運命を左右した歴史的ドキュメント。 空前絶後の「第九」ライヴ。 UHQCDでさらに音質UPされて再登場! ★ 1942 年4 月、戦況の悪化のなか、国民統合の象徴としてフルトヴェングラーに総統誕生祝賀演奏会を指揮させようと画策した宣伝大臣ゲッベルスの圧力の前に、それまでほかに演奏スケジュールを入れ要請を断っていたフルトヴェングラーもついに屈服、ナチス党旗を前にして指揮する羽目に陥りました。 この日の演奏はドイツ全土にラジオ放送されたため、ラジオ中継音源が遺ることに。 演奏の終楽章一部はナチスの宣伝用ニュース映画に撮られました。 フルトヴェングラーとしては不本意ながらの指揮であるはずなのに、戦時下、ナチス党幹部を背にしての極限状態のなかで行われた指揮は、「メロディアの第九(同年3 月のライヴ)」をも凌ぐ激しさ!ヒトラーに対する怒りの爆発ではないかとも思われ、まさに凄絶の極みです。 すさまじいまでの集中力と緊迫感で応じるベルリン・フィルの合奏力は文句なし。 怒涛の進撃、熱狂の迫力、「第九」への崇高美がきわだつ空前絶後のライヴです。 ★音の良さで話題を集めたVENEZIA から音源提供をうけて、2014 年にキング関口台スタジオでリマスタリングして初の国内盤を発売(キングレコードKICC-1158)。 いまは入手難になっておりましたが、このたびキングインターナショナルから“高音質CDの決定版”であるUHQCD 仕様にして再発売!80 年前とは思えない驚愕の音で、“世紀のドキュメント”をご確認ください。 ★初出となった国内盤は『レコード芸術』誌で推薦を獲得しました!『レコード芸術』(音楽之友社刊)2015年1月号「新譜月評」より 宇野功芳推薦1942 年4 月19 日、ヒトラー生誕記念日前夜祭のライヴ。 終楽章のラストのみ映像が出ているが、あとは初出。 拙著『ベートーヴェン不滅の音楽を聴く』では51年、52年、53年盤を同列1位に挙げたが、いま、この42年盤をそこに加えたい。 同年3月の定期公演ライヴは問題にならない。 録音はノイズが多く、一種異様な音も入っている。 ヒトラーの妖気か狂気か。 演奏は「ものすごい」の一語に尽きる。 56 歳のフルトヴェングラーは若い。 当然第3 楽章などは後年の神技におよばないが、他の部分は荒れ狂っている。 第1 楽章の冒頭主題はいちばん遅いかも知れない。 テンポは絶えず流動、しかし音楽の呼吸と一致しているため、不自然ではない。 他の指揮者ならこわくて出来ないような大きなリタルダンドも現われる。 それよりも何よりもベルリン・フィルの必死のひびきとその鳴り具合が尋常ではない。 指揮者もオーケストラもいつもとは気の入れ方がちがう。 ときには狂、、、気の凄、、味を見せる。 円熟味不足の第3楽章はそれゆえにこそ感情があふれ切っている。 そして終楽章! 爆発だ! 大爆発だ!!テンポは常に切迫する。 オーケストラだけのフーガは果てしもない加速で突撃、コーラスの二重フーガからラストまでは大迫力の連続となりティンパニはたたきつけ、コントラバスはうなり、ついにプレスティッシモでは全員が地ひびきを立てながら突進する。 収録情報 曲目・内容 ヒトラーの第九/フルトヴェングラー【UHQCD】〜アドルフ・ヒトラー誕生記念日前夜祭コンサート〜ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》 アーティスト(演奏・出演) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ブルーノ・キッテル合唱団エルナ・ベルガー(ソプラノ)ゲルトルーデ・ピッツィンガー(アルト)ヘルゲ・ロスヴェンゲ(テノール)ルドルフ・ヴァッケ(バス) レコーディング 録音:1942年4月19日 旧フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)アドルフ・ヒトラー総統誕生記念日前夜祭コンサート音源提供:VENEZIA ヒトラーの第九 2,816 円
|
イザイとプリムローズがこんなお宝を残していたとは〜! ヴィオラの魅力満喫!! ★ヴァイオリンの神イザイとヴィオラの神プリムローズ作品をまとめた体裁をとりながら仰天の内容のディスク。 全14曲中5曲が全くの世界初録音。 その他もほぼ聴いたことのないものやヴァイオリン曲のヴィオラ編曲など宝箱のようなラインナップとなっています。 ★まず驚きなのがイザイ編曲によるショパンの2つのワルツ。 イザイ編曲のショパンといえばこれまで「バラード第1番」と「ワルツ ホ短調」は知られていましたが、イ短調とヘ短調の抒情的な2篇もあったのは驚き。 ヴィエニャフスキの曲かとみまごう効果に満ちています。 ★さらに興味深いのはイザイの手による無伴奏ヴィオラ曲2篇。 イザイはヴィオラもしばしば弾いたとされますが、ヴィオラの音色美を生かした「序奏」、超絶的なヴィルトゥオジティを示す「ディヴェルティメント第3番」ともに無伴奏でじっくり聞かせます。 ★ウィリアム・プリムローズはイギリス出身のヴィオラの名手ですが、彼は最初ヴァイオリンを専攻し、ブリュッセルで46歳年長のイザイに師事しました。 しかし適性を見抜いたイザイの薦めでヴィオラに転向し、世紀の大演奏家となりました。 ★なんとプリムローズがプーランクとアーサー・ベンジャミンをヴィオラとピアノ用に編曲していました。 それもポピュラーな「ジャマイカ・ルンバ」。 これもヴィオラの特性を生かした名編曲。 ★ヴァイオリンのデヤン・ボグダノヴィチはセルビアのベオグラード出身で、ヴィクトル・トレチャコフに師事。 ヴィオラのピエール=アンリ・ズエレブ13歳でアヴィニヨン音楽院、16歳でパリ音楽院のともにヴィオラ科のプルミエ・プリを受賞した名手。 プリムローズ最後の弟子のひとりともなりました。 室内楽にも力をいれ、恩師の名を冠した「プリムローズ・アンサンブル」を近年結成しています。 収録情報 曲目・内容 1. イザイ:序奏〜無伴奏ヴィオラのための*2. イザイ:ディヴェルティメント第3番〜無伴奏ヴィオラのための*3. ショパン(イザイ編):ワルツ ヘ短調Op.70の2*4. ショパン(イザイ編):華麗なワルツ イ短調Op.34の2*5. イザイ:2つのサロン・マズルカOp.106. イザイ(ズエレブ編):子守歌7. イザイ(ズエレブ編):子供の夢Op.148. プーランク(プリムリーズ編):パストラーレ(ジャンヌの扇より)9. ベンジャミン(プリムローズ編):ジャマイカ・ルンバ10. ベンジャミン(プリムローズ編):サン・ドミンゴより11. ヴュータン:奇想曲Op.55〜無伴奏ヴィオラのための12. ダンディ:歌Op.1913. イザイ:サン=サーンスの「ワルツ形式による練習曲」によるカプリス *世界初録音 アーティスト(演奏・出演) デヤン・ボグダノヴィチ(ヴァイオリン)ガブリエレ・ヴィアネッロ(ピアノ)[track-3,4,5,13]ピエール=アンリ・ズエレブ(ヴィオラ)[track-1,2,6-12]ゲルハルト・ロイフナー(ピアノ)[track-6-10,11] レコーディング 録音:2017年2月4-6日、4月3-5日/ポエ=ラヴァル イザイ&プリムローズ 未発表 2,563 円
|
愛する女性が見せる8態を アンヌ=ソフィ・オノレが見事に表現 ★アンヌ=ソフィ・オノレは1987年ノルマンディのカーン生まれのソプラノ。 愛に関するさまざまな感情を表す8曲に挑戦。 女性の可愛らしさ、怖さ、辛さを見事に表現しています。 収録情報 曲目・内容 それゆえ愛は私を苦しめる 1. 作者不詳 : 愛の苦しみから 2. カリッシミ : 飾らぬ美しさ 3. ルイージ・ロッシ : 地獄の怒り 4. トリカリオ : さあ、憤りを胸に 5. カスタルディ : タステッジョ・ソアーヴェ 6. ストラデッラ : 涙を果てしなく流した後 7. 作者不詳 : 人里離れた地に 8. 作者不詳 : ついに斃れ アーティスト(演奏・出演) アンヌ=ソフィ・オノレユリア・ヴィシニェフスキ (ソプラノ) アンドレアス・リノス (ヴィオラ・ダ・ガンバ) バンジャマン・ナルヴェ (キタローネ) サム・クラウザー (チェンバロ、指揮) レコーディング 録音 : 2022年9月24-27日/ポール・ロワイヤル修道院国立博物館 (ポール・レ・ザモー) それゆえ愛は私を苦しめる 3,069 円
|
この上なく美しいヴァイオリンの音色。 名手、深山尚久がフランス、ベルギー、ウクライナの作品を歌い上げる! ★名手、深山尚久がラヴェル、プーランクのヴァイオリン・ソナタを主軸としたアルバムをリリース!深山は東京藝術大学を卒業後、同大学院在学中に東京フィルハーモニー交響楽団のコンサ−トマスタ−に就任に一躍注目され、以来、新星日本交響楽団、札幌交響楽団、広島交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、静岡交響楽団のコンサ−トマスタ−を歴任しています。 現在はソロ活動の傍ら、後進の育成にも貢献し、日本音楽コンクールをはじめとする著名なコンクールに審査員として招かれています。 ★近年、演奏機会が増えているラヴェル若書きの遺作のソナタ。 ラヴェルらしさが随所にあらわれた美しい作品です。 20世紀フランスを代表するプーランクのソナタ。 ヴァイオリンのピツィカートがドキっとする冒頭。 その後も目まぐるしく展開していきますが、思わず涙が出てしまうほど美しい旋律に心打たれてしまいます。 ★ベルギー生まれのイザイの無伴奏の難曲「バラード」とルクーの美しいヴァイオリン・ソナタも深山は情感豊かな演奏を披露。 そしてウクライナの作曲家スコリクとリセンコの小品で平和への思いを奏でます。 抜群のテクニックと豊かな表現で魅了するピアノの橘高昌男とともにフランス、ベルギー、ウクライナの作品を歌い上げます。 ★「演奏の奥に流れるフランス音楽への愛、作品の細部にわたって音色やダイナミクスへの配慮が行き届いており、あらためて演奏された作品への愛を強く感じた」 (片桐卓也 ライナーノーツより) 収録情報 曲目・内容 深山尚久ヴァイオリン・リサイタル 1. ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 遺作 2. プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119「ガルシア・ロルカの思い出に」 3. イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調「バラード」Op.27-3 4. ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 5. スコリク:メロディー 6. リセンコ:ウクライナへの祈り アーティスト(演奏・出演) 深山尚久 (ヴァイオリン) 橘高昌男 (ピアノ) レコーディング セッション録音:2023年6月7&8日/五反田文化センター 音楽ホール 深山尚久ヴァイオリン・リサイタル 2,640 円
|
サヴァール、モーツァルトの後期三大交響曲を録音!! ★巨匠サヴァールが、モーツァルト後期三大交響曲を録音しました!古楽界を半世紀近くにわたって牽引しつづけ、その演奏(楽器・指揮)そのものの素晴らしさのほか、計り知れない知識と歴史に対する洞察で他の追随を許さないジョルディ・サヴァール。 この三作品でもサヴァールだからこそ為し得た境地の演奏が展開されています。 ★モーツァルトの後期三大交響曲、特に第41番の最終楽章は、それまでの気軽な娯楽としての「交響曲」、ほかのオペラや協奏曲といった形式などと区切るための「交響曲」というジャンルへの告別となったといわれています。 モーツァルト以降、「交響曲」は、音楽的な宇宙の中心に位置するシリアスな作品としてのジャンルへと歩み出すことになります。 そうした意味でも、当盤のタイトル「Le testament symphonique〜Symphonies 39, 40 & 41〜交響曲による遺言〜交響曲第39, 40 & 41番」はまさしく、といったものといえるでしょう。 モーツァルトは、後期三大交響曲と呼ばれることとなる第39番を1788年6月26日、第40番を1788年7月25日、第41番を1788年8月10日という比較的短い期間に完成させています。 サヴァールはこの3作品の関連性を重視し、40番をdisc2の冒頭にも入れています(disc1と同演奏)。 ル・コンセール・デ・ナシオンはこれら3作を最高の状態で響かせています。 41番の終楽章の終盤、コーダにかけての響きはこの世のものとは思えません。 サヴァールのモーツァルト後期三大交響曲、大注目です! 収録情報 曲目・内容 [CD1]モーツァルト:1. 交響曲第39番 変ホ長調 KV 543 (1788)2. 交響曲第40番 ト短調 KV550 (1788)[CD2]モーツァルト:1. 交響曲第40番 ト短調 KV 550 (1788)2. 交響曲第41番 ハ長調 K 551 (1788) アーティスト(演奏・出演) ジョルディ・サヴァール(指揮)ル・コンセール・デ・ナシオン レコーディング 録音:2017年6月19-22日、2018年6月6-8日、スペイン Le testament symphonique?Symphonies 39, 40 & 41?交響曲による遺言?交響曲第39, 40 & 41番 3,443 円
|
★Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化。 CD層・SACD層共にかつてないほどリアルな音質が追求されています。 眼の醒めるようなヴァントの名演が、更なる鮮烈さを持って堂々の再登場! ★『カルミナ・ブラーナ』は古今東西あらゆる演奏の中でも最高峰に位置する衝撃的大名演・大名盤。 異様なボルテージでありながら声楽と管弦楽が完璧なバランスで鳴り渡り、緻密に構築された激情が終曲で途轍もないカタストロフを生み出す圧巻の大演奏!またロシアの原色ともフランスの色彩とも違う、しなやかにして強靭・堅牢なヴァント節全開の『展覧会の絵』もすばらしく聴き応えがあり、大管弦楽から引き出す確信に満ちた響きに思わず襟を正したくなります。 71歳の名匠ボレットと共に、世俗を超越したように雄大な協奏を聴かせるチャイコフスキーも御見事! ★オルフ『カルミナ・ブラーナ』は同曲の決定盤といっても過言ではない名演だ?ヴァントは歌手陣に対しても「楽器」を自由自在に操るが如く音程も音量も細やかなコントロールを効かせている。 発音に関しては独唱も合唱も徹底したドイツ式のラテン語発音で、(意外にも、合唱団と独唱者でラテン語の発音が異なることは、しばしば散見されることなのだ。 )ここまで発音を明確に揃えている演奏は、ケーゲル指揮/ライプツィヒ放送響(1959 年録音)と本録音しか存在しないだろう。 〈指揮者・坂入 健司郎氏の解説より〉 ★カルミナ・ブラーナは歌詞対訳つき。 ラテン語の権威・細川哲士氏の名訳を掲載しています! 【曲目・内容】 ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[11] 北ドイツ放送交響楽団編 [Disc1] ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 [Disc2] オルフ:カルミナ・ブラーナ 【アーティスト(演奏・出演)】 ホルヘ・ボレット(ピアノ) マリア・ヴェヌティ(ソプラノ) ウルフ・ケンクリーズ(テノール) ペーター・ビンダー(バリトン) 北ドイツ放送合唱団 ハンブルク少年合唱団 ハノーファー国立劇場合唱団 ギュンター・ヴァント(指揮) 北ドイツ放送交響楽団 【レコーディング】 ライヴ録音:1982年9月20日、1985年1月14日、1984年5月14日/ハンブルク、ムジークハレ ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[11]北ドイツ放送交響楽団編 《展覧会の絵》、カルミナ・ブラーナ、他 6,650 円
|
巨匠アチューカロ90歳記念 故郷ビルバオの世界一美しい美術館 グッゲンハイム美術館で行われたリサイタル映像 スペインが生んだ名ピアニスト、ホアキン・アチューカロ。 1932年11月1日、スペインビルバオの生まれで、昨年2022年には90歳を迎えました。 また昨年は来日を果たし、その見事な至芸を披露しました。 本DVDは、90歳を目前にした2022年5月に故郷ビルバオの世界一美しい美術館とも言われるグッゲンハイム美術館で行われたリサイタル映像。 「ピアノが歌を歌うように奏でることを常にこころがけている」と語るアチューカロ。 「このような音はルービンシュタインでしか聞いたことがない」 (メータ) 、「ピアノからこのような音を紡ぎ出せる音楽家は極めて少ない」 (ラトル) と絶賛されているとおり、なんといってもアチューカロの魅力はその音色。 アチューカロはお国ものであるアルベニス、グラナドスなどのスペイン作品をレパートリーの根幹に据えていますが、今回演奏されたブラームス、リスト、ラフマニノフというプログラムでも、心に響く唯一無二の音楽を描き出しています。 収録情報 曲目・内容 [リサイタル] ブラームス:間奏曲Op.118-2、間奏曲Op.117-1、間奏曲Op.117-2 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番変ロ短調Op.58 ラフマニノフ:前奏曲Op.23-1、Op.23-10、Op.32-12、Op.23-4 リスト:忘れられたワルツ第1番、愛の夢第3番 スクリャービン:練習曲Op.2-1、Op.8-12 グリーグ:抒情小品集 第5集 ノクターンOp.54-4 [ボーナス] ホアキン・アチューカロとの対話 アーティスト(演奏・出演) ホアキン・アチューカロ (ピアノ) レコーディング 収録:2022年5月21&22日、ビルバオ・グッゲンハイム美術館 ホアキン・アチューカロ?ビルバオ・グッゲンハイム美術館リサイタル 3,751 円
|
収録情報 曲目・内容 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):プラテーロとわたし(全28編) (波多野睦美による新訳版朗読) 原作:フアン・ラモン・ヒメネス Disc-1 (52’25) 1 プラテーロ (第1巻第1曲) 2 白い蝶 (第3巻第1曲) 3 夕暮れの遊び (第2巻第3曲) 4 エル・ロコ 狂った男 (第2巻第5曲) 5 お告げの鐘 (第1巻第2曲) 6 つばめ (第4巻第2曲) 7 戻り道 (第1巻第3曲) 8 春 (第1巻第4曲) 9 四月の田園詩 (第3巻第2曲) 10 カナリアが飛んだ (第3巻第3曲) 11 友情 (第2巻第1曲) 12 子守娘 (第3巻第4曲) 13 結核の娘 (第2巻第6曲) 14 ロンサール (第2巻第4曲) Disc-2 ( 63’36) 1 道端の花 (第4巻第3曲) 2 井戸 (第1巻第5曲) 3 すずめ (第1巻第6曲) 4 日曜日 (第4巻第4曲) 5 月 (第2巻第2曲) 6 カナリアが死んだ (第3巻第5曲) 7 十一月の田園詩 (第3巻第6曲) 8 ジプシーたち (第4巻第5曲) 9 回復 (第4巻第1曲) 10 カーニバル (第4巻第6曲) 11 死 (第3巻第7曲) 12 ノスタルジア (第2巻第7曲) 13 メランコリー (第1巻第7曲) 14 モゲールの空にいるプラテーロへ (第4巻第7曲) アーティスト(演奏・出演) 大萩康司(ギター/イグナシオ・フレタ I 世 1958) 波多野睦美(メゾソプラノ、朗読) レコーディング 2018年4月18〜25日、12月18〜21日、軽井沢 Produced by Yausji Ohagi エンジニア:櫻井卓 ディレクター:野田智子 スペイン語監修:濱田吾愛 Art (Etching) :山本容子(銅版画家)商品番号 MARCO-001 "大萩康司セルフレーベル第1弾! 名作『プラテーロとわたし』を波多野睦美と録音 ジャケットを飾る銅版画家の山本容子の作品にも注目" マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):プラテーロとわたし 大萩康司、波多野睦美 Mario Castelnuovo-Tedesco:Platero y yo / Yasuji Ohagi(G),Mutsumi Hatano 2CD 国内プレス 日本語帯・解説付 発売日:2019年10月21日 レーベル:MARCO CREATORS 大萩康司セルフレーベル第1弾! ★抜群のテクニックと深い表現力、多彩な音楽性で国内外の聴衆を魅了するギタリスト大萩康司。 2020年にデビュー20周年を控え、遂に自身のレーベル「MARCO CREATORS」を立ち上げることとなりました。 その第1弾アルバムとなるのが『プラテーロとわたし』。 スペインが生んだノーベル文学賞を受賞した詩人フアン・ラモン・ヒメネスの代表作『プラテーロとわたし』にイタリアの作曲家マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコが作曲した、ギターと朗読のための傑作です。 若くして文壇デビューしたヒメネスが、心を休めるため故郷モゲールに戻った際に書いたこの作品は、故郷の自然と素朴な日常のなかにある美しさ、人生の喜びと哀しみをロバのプラテーロに語りかけるかたちで綴られた138編からなる散文詩。 その中からテデスコは28編を選び、ギターと朗読のための作品を作曲しました。 大萩は、2016年から同作を波多野睦美とコンサートで取り上げており、当盤でも波多野睦美自身による新訳版朗読で全曲録音されました。 ヒメネスの温かいまなざしで語られる詩を、波多野が丁寧に日本語訳し、ときにアンダルシア地方の方言を宮崎弁(二人の出身地)とするなど、機知に富んだ表現で、物語に新たな命を吹き込んでいます。 そして“ギターの詩人、響の画家”と呼ばれる大萩のギターは、豊かな歌心をもって詩の情景を創り出しています。 また、ジャケット・デザインには、銅版画家の山本容子氏による作品を使用し、作品の持つ世界観を具現化しています。 『詩画集 プラテーロとわたし』(山本容子=絵、波多野睦美=訳)も理論社より同時発売予定。 ◆レコード芸術 2019年12月号 特選盤 関連商品リンク MHS-006 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):プラテーロとわたし 5,000 円
|
男ゴロワノフの激演 狂おしい讃歌、もえあがる神秘の火焔 スクリャービン生誕150周年記念! ★ムラヴィンスキーと対を成すロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ(1891-1953)、シリーズ第6集は今年2022年生誕150周年に沸くスクリャービン! CD3 枚にわたり、強烈な音塊が火柱となって噴きあがる白熱の大演奏が堪能いただけます。 交響曲は全 5 曲を収録、その圧倒的解釈はもはや歴史的遺産であり 貴重そのもの。 狂気さながらの凄絶さで猛進しつつも曲の勘所を見極めた緩急自在のドライブで聴き手を興奮の坩堝に巻き込みます。 ★近年の演奏と比べれば一見自由極まりないトンデモ演奏かと思ってしまいますが、第 2 主題の大胆な浮かび上がらせ方など「こう在るべくして在る」もので、複 雑な楽曲を明快に(力技で?)解きほぐし生命力みなぎる音楽として練り上げ、猛然と押し出してくる無二の面白さがあります。 ソリスト陣もこの時代ならではの名 手ぞろい。 ピアノ協奏曲でのネイガウス、『プロメテ』でのゴリデンヴェイゼルはスクリャービンの書法を熟知したロシア・ピアニズムをおおいに炸裂させ、トランペッ ト大活躍の『法悦』では首席奏者ポポフが高らかに吹きまくります。 ★「ゴロワノフの録音の中では、彼の特徴を最も顕著に伝えるものと言って良い。 とにかく、ここにはゴロワノフがスクリャービンを好きすぎて、狂わんばかりに棒 を振っている姿が目に浮かぶようなのである。 このむせかえるような音は、まさにゴロワノフだ。 」(平林直哉氏の解説より) ※ノイズ等が発生する箇所がございます。 マスターによるものですので予めご了承下さい。 収録情報 曲目・内容 ゴロワノフの芸術 第 6 集 スクリャービン:交響曲全集 &ピアノ協奏曲 [Disc1] 1. 交響曲第 1 番 ホ長調 《芸術讃歌》 作品 26 2. ピアノ協奏曲 嬰へ短調 作品 20 [Disc2] 3. 交響曲第 2 番 ハ短調《悪魔的な詩》 作品 29 4. 交響曲第 4 番《法悦の詩》 作品 54 [Disc3] 5. 交響曲第 3 番 ハ短調《神聖な詩》 作品 43 6. 交響曲第 5 番 《プロメテ - 火の詩》 作品 60 7. 前奏曲 《夢》 作品 24 アーティスト(演奏・出演) ニコライ・ゴロワノフ(指揮) モスクワ放送交響楽団 (1) リュドミラ・レゴスタエヴァ(メゾ・ソプラノ)、アナトーリ・オルフェノフ(テノール)、モスクワ放送合唱団 (2) ゲンリヒ・ネイガウス(ピアノ) (4) セルゲイ・ポポフ(トランペット) (6) アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ)、モスクワ放送合唱団 レコーディング モノラル録音:(1)1948年 (2)1946年 (3)1950年 (4)1952年 (5)1946年 (6)1947年 (7)1952年 ゴロワノフの芸術 第 6 集 スクリャービン:交響曲全集 & ピアノ協奏曲 6,391 円
|
大好評のラフマニノフに次ぐ第2弾はブラームス 舘野泉・渡邉暁雄幻の共演 舘野 泉デビュー20周年記念 1980年5月24日コンサート・ライヴ ●今日左手のピアニストとして活躍する舘野泉が1980年の若き日、デビュー20周年を記念して行なったコンサート幻のライヴ。 大反響のラフマニノフに次いでの第2 弾は大曲ブラームスのピアノ協奏曲第1番。 ●オーケストラが渡邉暁雄指揮日本フィルというのも非常な魅力。 渡邉氏のブラームスのピアノ協奏曲第1番はここでしか聴くことができませんが、緊張感にあふれた大きな音楽作りがさすが巨匠。 また「魔笛」序曲も氏ならではの人間的温かみに満ちた滋演。 ●舘野の演奏も雄大かつ緊張感あふれ、難技巧の要求されるこの協奏曲を余裕で征服しています。 表現もナイーヴで清潔感に満ちています。 渡邉暁雄のサポートともども、二大巨匠によるこれほどの充実の名演が埋もれてきたのは驚きの限り。 ●もともとレコード発売を前提としていたため、録音も本格的。 会場にいるかのようなリアルなサウンドを再現しています。 ●加えて、アンコールとして弾かれたシベリウスの小品も絶品。 若き舘野の至芸を味わえます。 収録情報 曲目・内容 1. モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 K.6202. ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品153. シベリウス:即興曲 作品5の5 アーティスト(演奏・出演) 舘野泉(ピアノ) 渡邉暁雄(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団 レコーディング 録音:1980年5月24日/東京文化会館(ライヴ) モーツァルト:歌劇「魔笛」、ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、シベリウス:即興曲 2,046 円
|
収録情報 曲目・内容 J.S.バッハ:《ヨハネ受難曲》 BWV245(1739/49年第4稿) ジェイムズ・ギルクリスト(エヴァンゲリスト) ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ) ダミアン・ギヨン(アルト) ザッカリー・ワイルダー(テノール) クリスティアン・イムラー(バス/イエス) 松井亜希(ソプラノ/下女) 谷口洋介(テノール/下役) 浦野智行(バス/ペテロ) 渡辺祐介(バス/ピラト) アーティスト(演奏・出演) バッハ・コレギウム・ジャパン 寺神戸亮(コンサートマスター) 鈴木優人(チェンバロ) 鈴木雅明(指揮) レコーディング セッション録音:2020年3月14-17日/ケルン・フィルハーモニー大ホール商品番号 KKC-6351 "2020年3月、苦難を乗り越えて実現 BCJがケルンで録音した《ヨハネ受難曲》" 鈴木雅明/J.S.バッハ:ヨハネ受難 鈴木雅明バッハ・コレギウム・ジャパン J.S.Bach: St John Passion BWV 245 (1739/49 version) / Bach Collegium Japan,Masaaki Suzuki 2SACD Hybrid 国内仕様 日本語帯・解説付 発売日:2021年3月9日 レーベル:BIS BCJがケルンで録音した《ヨハネ受難曲》 ★2020年3月、バッハ・コレギウム・ジャパンは創立30周年の一環でヨーロッパ・ツアーを全11公演の日程で予定していましたが、新型コロナウイルスが急激に蔓延したために8公演がキャンセルとなってしまいました。 しかしツアー予定最後に数日滞在していたケルンにおいて、ヨハネ受難曲の録音とライブ・ストリーミングが実現しました。 録音はケルン・フィルハーモニー大ホールにてセッションで行われました。 苦難な状況下の中で実現したこの記録は、BCJが世界に発信する2020年最大の注目盤がリリースといえます。 奇しくも創立30周年を迎えたBCJが全身全霊を尽くした録音となりました。 演奏のすばらしさはもちろんのこと、技術陣にも注目!プロデューサーは名録音技師マルティン・ザウアー、サウンド・エンジニアはMyriosレーベルのシュテファン・カーヘンが担当しております。 また、レコーディング・コーディネーターはBCJの首席指揮者鈴木優人がつとめております。 CD 録音セッションは、ライブ・ストリーミングの前後一両日、ヨーロッパの各国が順次国境を閉鎖しフライトも次々のキャンセルされていく、大変緊張した雰囲気の中で行われました。 ホテルのカフェやレストランも徐々に営業場所を狭めていき、最終日には、ついに警察官がホールに現れ、直ちに立ち退いて建物を閉鎖するよう求められました。 しかし幸い、その警察官もBCJ の演奏を聞いて下さっていたことから私たちの活動を理解してくださり、1 時間だけ猶予が与えられたのでようやく最後まで収録することができたのです。 皮肉なことに、ヨハネ受難曲は、このような緊迫した雰囲気の中で演奏するのに誠に相応しい受難曲と言わざるを得ません。 イエス・キリストの逮捕と処刑という緊迫した物語を、マタイ受難曲より遙かに劇的に映し出したこの音楽は、私たちが今回経験した大きな苦難に際し、この世に生きることの意味を、改めて考え直すことを私たちに迫るかのようです。 バッハ・コレギウム・ジャパン 音楽監督 鈴木雅明 【バッハ・コレギウム・ジャパン公式ホームページより】 関連商品リンク ラトル&ベルリン・フィル「ヨハネ受難曲」 鈴木雅明&BCJベートーヴェン:交響曲第9番《合唱付き》 鈴木雅明&BCJ/J.S.バッハ:「音楽の捧げもの」「14のカノン」 鈴木雅明&BCJ/モーツァルト: レクイエム(鈴木優人補筆版) 鈴木雅明/J.S.バッハ:トッカータ集 BWV 910-916 鈴木雅明/J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 6,600 円
|
強烈なエネルギーのエキゾチックな色彩に満ちたチェロ協奏曲の系譜 ★三世代にわたるアルメニア人作曲家のチェロ協奏曲を、すべて同郷の演奏家が披露した熱い思いあふれるアルバム。 ハチャトゥリヤンは第2次世界大戦後1946年の作で、辛い時代を反映してか内省的で、ヴァイオリンやピアノの協奏曲のような強烈さには欠けるものの、真摯な情熱が心を打ちます。 ★もともとハチャトゥリヤンはチェロを学んでいたこともあり、チェロの機能と効果を熟知していたため、非常に難しいテクニックが要求されます。 シャウシヤンは歌心も満点で曲の魅力を再認識させてくれます。 ★ロストロポーヴィチに捧げられたババジャニヤンの協奏曲は1962年の作ですが、実際は1950年代後半に巨匠と会ったときから発想していたとされます。 ハチャトゥリヤン以上にアルメニアの民族色が直接的で魅力的です。 ★同地で活動するペトロシヤンは1973年生まれ。 パリで教育を受け、考古学者としても活躍しています。 タイトルの「8.4」は創世記第8章4節、ノアの箱舟がアルメニアのアララト山にたどり着く場を表しています。 ビザンツおよびアルメニアの典礼音楽を素材に第1楽章で大アララト山を、第2楽章は小アララト山を描いているとされます。 ★2000年以来エドゥアルド・トプチヤンが音楽監督を務めるアルメニア国立フィル。 技術はもとよりアルメニア独特のリズムとエネルギーに惹きつけされます。 収録情報 曲目・内容 アルメニアのチェロ協奏曲 1. ハチャトゥリヤン:チェロ協奏曲ホ短調 2. ババジャニヤン:チェロ協奏曲 3. ペトロシヤン:チェロ協奏曲「8.4」 アーティスト(演奏・出演) アレクサンドル・シャウシヤン (チェロ) エドゥアルド・トプチヤン (指揮) アルメニア国立フィルハーモニー管弦楽団 レコーディング 録音:2022年1月24-27日 (1,2) 、3月19-20日 (3) /アラム・ハチャトゥリヤン・ホール (エレヴァン、アルメニア) アルメニアのチェロ協奏曲 3,289 円
|
ルクセンブルク・フィルの透明な響きが冴える ヒメノが作品の美しさを見事に引きだした ストラヴィンスキー2作 ★ヒメノとルクセンブルク・フィルによるストラヴィンスキーの登場。 すでにこのコンビには、「春の祭典」「カルタ遊び」「アゴン」を収めたストラヴィンスキーの アルバム (PTC-5186650/KKC-6011) があり、高く評価されただけにこちらもまた注目のリリースといえましょう。 ★プログラムは≪火の鳥≫と≪ミューズを率いるアポロ≫。 1910年から、ディアギレフの死の年1929年までの間に、バレエ・リュスは、ストラヴィンスキーの 音楽によるバレエ作品を 12 作上演しましたが、その第1作が≪火の鳥≫そして最後が≪ミューズを率いるアポロ≫でした (もともとは≪ミューズ≫は他の目的で 作曲され、のちにバレエ・リュスでも用いられた) 。 ≪火の鳥≫のポストロマン派的な幻惑的な世界では、ヒメノはオーケストラをミステリアスにならしています。 ≪ミューズを率いるアポロ≫ (1928) では、新古典主義的なエレガンス全開。 「ミューズ」のストーリーは、様式美と理想的な美の象徴であるアポロが誕生する ところから、アポロが成長し、ミューズたちの先頭に立ってパルナッソスに入城する、といったシンプルなものながら、ヴァイオリン・ソロが活躍する楽曲もあっ たり、音楽的にはたのしめるものです。 ヒメノは、オーケストラを室内楽的かつ自由に響かせています。 ヒメノとオーケストラの間のあつき信頼関係が感じられ る演奏となっております。 グスターボ・ヒメノ (指揮) スペインのバレンシア生まれの指揮者。 打楽器奏者、室内楽奏者、ソリスト、そして教師として豊富な経験をもつ、多才かつ情熱的な音楽家。 パーカッション・ デュオ「エレメンツ」としてルクセンブルク国際打楽器コンクール (1999年) で第2 位を獲得。 2001年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器 奏者に就任した後、音楽家として更なる研鑽を深めるため、アムステルダム音楽院でオーケストラの指揮を学ぶ。 アムステルダム・シンフォニック・オーケストラ・ コン・ブリオの指揮者を 2009年から 2012年まで務めた後、2012年からアムステルダム管弦楽団のアーティスティック・リーダーおよび首席指揮者に就任。 2012/13年および 2013/14年のシーズンには、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの副指揮を務めている (2012年クリスマス・コンサー トなど) 。 また、2013年にはクラウディオ・アバドに招かれて多くの公演で副指揮を務めている。 2015年よりルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の音 楽監督に就任。 同団をヨーロッパ有数のオーケストラへと躍進させた。 2021/22 のシーズンからトロント交響楽団の音楽監督を務めている。 収録情報 曲目・内容 ストラヴィンスキー: 《火の鳥》 《ミューズを率いるアポロ》 アーティスト(演奏・出演) グスターボ・ヒメノ (指揮) ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 レコーディング 録音:2020年12月&2021年9月、フィルハーモニー・ルクセンブルク、大ホール ストラヴィンスキー:火の鳥、ミューズを率いるアポロ 3,322 円
|
★知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21世紀を担うリート歌手イアン・ボストリッジ。 そのレパートリーの主軸と言えるのがシューベルトです。 ボストリッジはこれまでシューベルトの主要な作品をセッション録音してきましたが、近年はライヴ収録でのリリースが続いております。 中でも英ウィグモア・ホールの自主レーベルよりリリースしているシューベルトの歌曲リサイタル・シリーズ、また PENTATONE レーベルからリリースされた『冬の旅』(KKC 6106/PTC 5186764)は各誌で絶賛されております。 ★期待の最新盤は2019年4月のライヴから「美しき水車小屋の娘」が登場します。 ボストリッジの「美しき水車小屋の娘」と言えば1995年10月、グレアム・ジョンソンとのセッション、2003年12月、内田光子とのセッション録音が知られますが、当ライヴは待望の3度目の録音となります。 ★今回の共演はサスキア・ジョルジーニです。 ジョルジーニは2016年モーツァルト国際コンクールで優勝した若手実力派。 「確かなテクニック、美しく心動かされる音色、ファンタジーにあふれるフレージングと純粋な音楽性」とヴァイオリニストのサルヴァトーレ・アッカルドは絶賛しています。 ボストリッジと丁寧に音楽を作り上げた「美しき水車小屋の娘」は必聴です! 【曲目・内容】 フランツ・シューベルト(1797-1828):歌曲集『美しき水車小屋の娘』 Op.25 D.795(1823) 第1曲「さすらい」(2’33)/第2曲「どこへ?」(2’23)/第3曲「止まれ!」(1’25)/第4曲「小川への言葉」(2’45)/第5曲「仕事を終えた宵の集いで」(2’34)/第6曲「知りたがる男」(4’06)/第7曲「苛立ち」(2’25)/第8曲「朝の挨拶」(4’23)/第9曲「水車職人の花」(3’10)/第10曲「涙の雨」(3’52)/第11曲「僕のもの」(2’18)/第12曲「休み」(4’51)/第13曲「緑色のリュートのリボンを手に」(1’45)/第14曲「狩人」(1’05)/第15曲「嫉妬と誇り」(1’32)/第16曲「好きな色」(4’14)/第17曲「邪悪な色」(2’05)/第18曲「凋んだ花」(3’53)/第19曲「水車職人と小川」(3’36)/第20曲「小川の子守歌」(6’22) 【アーティスト(演奏・出演)】 イアン・ボストリッジ(テノール) サスキア・ジョルジーニ(ピアノ) 【レコーディング】 ライヴ録音:2019年4月/ウィグモア・ホール(ロンドン) エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ(PENTATONE) A&Rマネージャー:ケイト・ロケット(PENTATONE) レコーディング・プロデューサー:ジョン・フレイザー レコーディング・エンジニア:フィリップ・シニー シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』 2,860 円
|
フルトヴェングラーがウィーン・フィルを指揮した最後の演奏会記録、 ザルツブルクでの「第7&8」が、SACDハイブリッド盤で登場! ・晩年の演奏の完成度にも強く惹かれざるを得ない (「第7」) (宇野功芳) ・フルトヴェングラーの「第8」の代表盤といえよう (宇野功芳) ★ベートーヴェンの「第7」「第8」をふった1954年ザルツブルク音楽祭での記録。 フルトヴェングラーがウィーン・フィルを指揮した最後の演奏会記録であるこのディスクの意義は大きいといわざるを得ません。 演奏は最晩年のフルトヴェングラーの特長が出たもので、遅いテンポと重いリズム。 かつての劇的なテンポは控えられ、美しい造形を生み出しております。 力強く、情熱的ではあっても、緊迫した凄みはなく、豊かな広がりと気品を有しています。 巨匠が到達した諦観の境地、澄み切った感情の美しさがここに聴けます。 ★「第7」はキングレコードから LP:K22C-137 (1981.10.21) 、CD:KICC-2296 (1993.7.21) 、KICC-1266 (2016.6.22) で発売。 K22C-137は当初「伊ラウディス原盤による世界初出LP」として発売したもので、音質の良さで大評判となりました。 「第8」はLP:K19C-21〜2 (1980) 、K17C9421 (1984.10) 、CD:K35Y-43 (1980) 、KICC-2296、KICC-1266で発売。 2曲とも今回、世界初のSACD化!ミラノ・ディスコスが制作したアナログ・テープ (1/4インチ幅、秒速38cm) の非常に良好な音質をキング関口台スタジオで最新デジタル・リマスタリングによりさらに改善して発売します。 ライナー・ノーツは宇野功芳氏のものを転載。 「ぼくは1954年のフルトヴェングラーの演奏に特別の感慨を持っている。 1930年代、40年代の燃えに燃えたフルトヴェングラーももちろん良い。 しかし晩年の演奏の完成度にも強く惹かれざるを得ない。 造型においても表情においても、それまでに見られなかった深みを湛えているからで、とくに1954年の演奏に特徴が顕著なのである。 (中略) この「第7」も、まぎれもなく1954年の演奏である。 フルトヴェングラー独特の内容を十分に保ちながら、テンポの激しい変転を少しでも抑えようとする理性や意思の力が実感されるからである。 ・・・ (「第8」について) 遅いテンポと腰の重いリズムを一貫させ、音の出し方に絶えず意味があり、すばらしい情熱を内燃させた第1楽章、やはり遅いテンポと分厚いひびきで、すごい内容を感じさせる第3楽章あたりは、彼ならではの名演であり、フィナーレも53年盤をはるかに上まわる。 録音もひびきの豊かなぶん、このほうが上で、フルトヴェングラーの「第8」の代表盤といえよう。 」 (宇野功芳 ライナー・ノーツより) 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン:交響曲第7番&第8番 (1954) /フルトヴェングラー 交響曲 第7番 イ長調 作品 92 交響曲 第8番 ヘ長調 作品 93 アーティスト(演奏・出演) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー (指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 レコーディング 録音:1954年8月30日フェストシュピールハウス、ザルツブルク (ライヴ) ベートーヴェン:交響曲第7番&第8番 (1954) /フルトヴェングラー 3,322 円
|
★Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化。 CD層・SACD層共にかつてないほどリアルな音質が追求されています。 ★ヴァントの手兵にして最強コンビである、北ドイツ放送響とのシリーズが始まります。 まずは90・92年録音のブラームス4曲を2タイトル分売!BMGのセッション盤(82-85年)とライヴ盤(95-97年)、2つの全集の中間に位置する、発売時大きな話題となった音源です。 91年に北ドイツ放送響の首席指揮者を退いたヴァント、その後もオーケストラと良好な関係は続き多くの名演を聴かせましたが、この時代は当コンビのひとつの到達点と言える響きを持っています。 ヴァントの意図を完璧に汲み取り見事な反応で応えるオーケストラに痺れる、素晴らしい名演揃いです。 ★第1番は第1楽章序奏の快速さや展開部の猛烈な盛り上がりがまさにヴァント。 そして第2楽章では一転して抑制美の世界となり、木管やヴァイオリンのソロでの繊細な弱音が感動的です。 第4楽章の巧みなテンポ変化はこのコンビならではの以心伝心で、柔らかく大きなホルン主題から大白熱のコーダまで、表現を両極に振り切った、実に思い切った演奏が盤石の響きのもと展開されます。 ★第2番は第1楽章の立体感に驚かされます。 ゆったりと雄大、室内楽的でなく十分にシンフォニックでありながら、各楽器の音色が美しく組み合わされていく空間が実に心地よいです。 息の長いホルン・ソロも必聴。 第4楽章は再現部第2主題の歌いっぷりの幸福感、細かなフレージングをピタッと揃える阿吽の呼吸、ここぞというところで強烈な雄叫びを上げるトランペットなど、全力かつ万全の展開に打たれます。 ★カップリングには北ドイツ放送響の首席奏者がソロをとった協奏曲を収録。 モダン楽器の気品あふれる音色による、今ではなかなか聴けないバッハとハイドンです。 ヴァントのソリストへの信頼感が手に取るように分かり、オーケストラも伸び伸びと演奏した、深呼吸したくなるような好演。 ブラームスとセットでぜひお楽しみください。 また解説書には指揮者・坂入健司郎氏による書き下ろし原稿を掲載しています。 【曲目・内容】 ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[9]〜北ドイツ放送交響楽団編 [Disc1] 1. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV 1041 2. ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68 [Disc2] 3. ハイドン:オーボエ協奏曲 ハ長調 Hob. VIIg: C1 4. ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73 【アーティスト(演奏・出演)】 ロラント・グロイッター(ヴァイオリン [track-1]) パウルス・ヴァン・デル・メルヴェ(オーボエ [track-3]) ギュンター・ヴァント(指揮) 北ドイツ放送交響楽団 【レコーディング】 ライヴ録音: [track-1] 1992年3月15-17日(場所記載なし) [track-2] 1990年2月14日/ケルン、フィルハーモニー [track-3] 1992年1月12-14日/ハンブルク、ムジークハレ [track-4] 1992年11月29-30日、12月1日/ハンブルク、ムジークハレ ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[9]北ドイツ放送交響楽団編 ブラームス:交響曲第1番・第2番、J.S.バッハ、ハイドン 6,226 円
|
ル・ゲ待望のリスト第2弾! 愛と死をテーマに謳いあげる ★フォルジュルネ音楽祭の常連として日本でもお馴染みのクレール=マリ・ル・ゲ。 彼女お得意のリストは、2011年に生誕200年を記念してピアノ・ソナタをメインとした第1弾が高い評価を受けました。 今回10年を経て第2弾の登場で、「愛」と「死」をテーマに凝った選曲を見せています。 ★リストの作品中でも人気の高い「愛の夢」や「コンソレーション」をシックに聴かせてくれるのも彼女ならではですが、ワーグナーの「イゾルデの愛の死」の編曲では濃密かつうねる情感をたっぷり表現。 もちろん「メフィスト・ワルツ第1番」などでは技巧の冴えを披露しています。 収録情報 曲目・内容 魂の喜び〜リスト作品集リスト:1. メフィスト・ワルツ第1番2. 愛の夢3. イゾルデの愛の死(ワーグナー原曲)4. 詩的で宗教的な調べ〜愛の賛歌5. 詩的で宗教的な調べ〜葬送1849年10月6. 巡礼の年第1年「スイス」〜泉のほとりで7. コンソレーション(全3曲) アーティスト(演奏・出演) クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)ベーゼンドルファー使用 魂の喜び リスト作品集 3,245 円
|
ビエロフラーヴェクの『わが祖国』 チェコスロヴァキア民主化直後のチェコ・フィルによる録音 チェコの指揮者イルジー・ビエロフラーヴェクは『わが祖国』のスペシャリストとしても知られています。 すでに複数の録音や映像ソフトをリリースしていますが、中で最もクオリティが高いと目されるのがこの録音。 このスプラフォン・レーベルによる録音は、音のバランス・解像度とも申し分なく、名演奏の多いチェコ・フィルの『わが祖国』の中でも、緻密な美しさや迫力に秀でている点では筆頭にあげられる存在でもあり、作品の細部まで理解しやすい情報量の多さが大きな魅力ともなっています。 【わが祖国】 第1曲『高い城(ヴィシェフラド)』 プラハの南、モルダウ河のほとりの崖の上に建つヴィシェフラド城は、10世紀後半に建設された中世ボヘミア王国の城で、そこではかつて伝説の吟遊詩人ルミールが、英雄や愛について歌っていました。 曲頭のハープの動機は、この吟遊詩人ルミールのハープを表したもので、以後、『わが祖国』全体を通じて変形使用されることとなり、この連作交響詩が、あたかも吟遊詩人によって歌われたボヘミアの物語であるといった様相を呈しています。 第2曲『モルダウ(ヴルタヴァ)』 『わが祖国』を代表する人気作で、単独で演奏される機会の非常に多い作品でもあります。 内容的には、チェコの中央部を流れる大河モルダウとその周辺の景観を描写したもので、変化に富む水の流れと、民族舞曲や月夜の水の精、聖ヨハネの急流などが描かれており、最後には循環動機でもある『高い城』の主題をモルダウの主題にかぶせて輝かしく終わります。 第3曲『シャールカ』 恋人の裏切りから、なぜか全男性への復しゅうを誓ってしまった女傑シャールカ率いる女性の軍隊と、男性の軍隊との戦いを描いた作品で、同じ題材のヤナーチェクのオペラも有名です。 シャールカ討伐に向かったツティラートが、色香と酒によって簡単に負かされてしまうといったストーリーが、スメタナの音楽では最後の勇猛果敢な音楽に象徴されるようにきわめてシリアスなものとして描かれています。 第4曲『ボヘミアの牧場と森から』 きらきらと輝く陽光を受けた緑の平原、収穫祭を思わせる農民たちの楽しげな踊り、森にそよぐ風や小鳥たちのさえずりがあるときは陽気に、あるときは淋しげに描かれる『モルダウ』に次ぐ人気作。 第5曲『ターボル』 免罪符販売を非難したことによってローマ法王から破門され、やがて虐殺されることになるチェコの宗教改革運動家、ヤン・フスの衣鉢を継いだ急進的グループ「ターボル派」を中心に巻き起こったフス戦争を描いた作品。 スメタナはフス教徒たちの信条を民族主義の旗印として捉え、主題に彼らの賛美歌(コラール)を用いることで、チェコの歴史上、最大の民族的盛り上がりを見せた出来事を叙事詩的壮大さをもってダイナミックに描き上げています。 第6曲『ブラニーク』 前曲からつながっているこの作品は、ボヘミアのブラニーク山に眠る救国の騎士たちの伝説を描いており、主要主題には第5曲のターボルの主題が用いられて、チェコの危機を救う英雄の存在を強く印象付けます。 実際の戦争では、十字軍のたび重なる侵攻を撃破しながらも、結局は内部分裂によって敗戦を迎えることになる彼らの戦いぶりを考えると、スメタナの描写は少々理想主義的美化が過ぎるようにも思えてきますが、この曲集が、吟遊詩人ルミールによって語られるチェコについての幻想的な物語である点、『ターボル』と異なり、フス教徒ではなく伝説上の存在である騎士たちに戦いがシフトしている点を考慮すれば、スメタナの設定は当を得たものと言えるのではないでしょうか。 収録情報 曲目・内容 スメタナ:連作交響詩《わが祖国》(全曲) アーティスト(演奏・出演) イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮) チェコPO. レコーディング 録音時期:1990年3月26〜28日 録音場所:プラハ城、ヴラディスラフ・ホール 録音方式:ステレオ(デジタル) スメタナ:連作交響詩《わが祖国》(全曲) 3,036 円
|
大萩康司セルフレーベル第2弾、待望のソロ・アルバム! 今しか表現できない大萩康司のヴィラ=ロボスを収録! ★大萩康司セルフレーベル第2弾、待望のソロ・アルバムの登場!ブラジルが誇る大作曲家エイトル・ヴィラ=ロボス (1887-1959) のギター作品集。 《ブラジル民謡風組曲》《12のエチュード》の全曲録音に加え、2005年に発見された〈ヴァルス・ショーロ〉に〈ショーロス第1番〉、そしてヴィラ=ロボスの最晩年に書かれた声楽と管弦楽のための《アマゾンの森》組曲から〈メロディア・センチメンタル〉 (ギターソロ編曲版) が収録されています。 自身と向き合い、現在の自分しかできない表現を追求したという渾身の1枚です。 大萩康司 (ギター) Yasuji Ohagi, guitar フランスのパリ・エコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院、イタリアのキジアーナ音楽院で学ぶ。 これまでに萩原博、中野義久 (フォレストヒル・ミュージックアカデミー) 、福田進一、O.シャッサン、O.ギリアに師事。 明治安田クオリティオブライフ文化財団の奨学生として1998年ハバナ国際ギター・コンクールを受け、第2位、及び審査員特別賞受賞。 2000年ビクターエンタテインメントより専属アーティストとしてCDデビュー。 2003年ワシントン・ケネディ・センター初公演はインターネットで全世界同時配信された。 2005年キューバ音楽見本市「CUBADISCO 2005」に邦人クラシック・ギタリスト初出演、2010年国際交流基金によるカナダ5都市ツアー、2014年モスクワ、台湾、コロンビアでの国際ギターフェスティバル、日・玖国交 400年記念事業公演、2015年セイジ・オザワ松本フェスティバルではサイトウ・キネン・オーケストラに参加し、ベルリオーズのオペラ「ベアトリスとベネディクト」を演奏、2015年から3年ハクジュホールでのセルフプロデュース「ギターと声」で波多野睦美との共演によるC=テデスコ「プラテーロとわたし」全曲演奏 (2016) や権代敦彦作曲「愛と死」のヴォーカルアンサンブル”ヴォクスマーナ”との世界初演 (2017) などギターの可能性を追い続ける。 霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ TOKYO、など主要音楽祭にも参加。 オーケストラとの共演、室内楽、ソロ演奏ほか、秋吉台国際芸術村のミュージック・アカデミーや各地でのマスタークラスで後進の指導にも力を注ぐなど、国内外で活動を展開。 「NHKトップランナー」「スタジオパークからこんにちは」「クラシック倶楽部」「らららクラシック」「情熱大陸」「題名のない音楽会」「たけしの誰でもピカソ」等メディア露出も多数。 2000年デビュー以来20枚以上のCD、2枚のDVDをリリース。 近年では2020年「池辺晋一郎 室内楽作品集 III 」、宮田大 (Vc) とのデュオアルバム「Travelogue」、荘村清志、福田進一、鈴木大介 (各Gt) とのアルバム「DUO2」、2021年、広田智之 (Ob) とのデュオアルバム「Cantilene」、江戸聖一郎 (Fl) とのデュオアルバム「DOTS AND LINES」をリリース。 本作品はセルフレーベル第1作目の「プラテーロとわたし」に続く第2作目となる。 第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。 大阪音楽大学、及び洗足学園音楽大学客員教授。 使用楽器は1962年製 R.ブーシェ、1958年製 I.フレタI世など。 2021年、故郷である宮崎県小林市の「ふるさとこばやし大使」に任命された。 収録情報 曲目・内容 メロディア・センチメンタル / 大萩康司 ヴィラ=ロボス:ギター作品集 1-5. 《ブラジル民謡組曲》 6. ヴァルス - ショーロ 7-18. 《12のエチュード》 19. ショーロス第1番 Choros No.1 20. メロディア・センチメンタル アーティスト(演奏・出演) 大萩康司 (ギター) レコーディング 録音:2020年6月25-28日、軽井沢 ディレクター:野田智子 エンジニア:櫻井 卓 ヴィラ=ロボス:ギター作品集〜メロディア・センチメンタル/大萩康司 3,300 円
|
男ゴロワノフ・怪演中の怪演!! 心ゆさぶる究極の演奏、異界へのいざない。 限界を超えてすべてを音楽にぶつけた大モツレク ピッチ修正であらわになった真の異形なる姿! ★これまでトラック毎に音の高さが変わるという不完全なピッチの音盤ばかり世に出ていたため、真の凄まじさが伝わり切らず今ひとつ人気の奮わなかったゴロワノフのモツレク。 おそらく初の〈ピッチ修正版〉としてこの究極演奏を世に問いなおさんとするのが当盤です。 本来のテンポ・音響バランスが蘇ることで逆にさらに明白になった異形さ、恐ろしいまでの音塊となって迫り来る声楽と管弦楽の大エネルギー。 聴く者を異界へといざなう空前の怪演をより強く深く危険な領域まで踏み込んで味わえること請け合いです。 ★音楽が表現しうる極北、その限界をいとも簡単に乗り越え、遥か彼方めがけて未踏の地を突き進むゴロワノフ。 合唱もソリストもオーケストラも、火の玉のように燃え上がり持っているすべてを音楽にぶつけ、驚異的な演奏を繰り広げていきます。 「Tuba mirum」の全開トロンボーン、「Lacrimosa」の異様な暗さ、「Sanctus」の目もくらむ輝き、どこをとっても他では絶対に聴けない、かつて誰も考えたことのないような音が鳴り響く、とんでもないモツレクです。 ★〈「涙の日」は、全曲の中でも最も印象的と言えるだろう。 テンポは非常に遅い。 ヴァイオリンがソロに変更されており、これがいかにももの悲しげに奏される。 合唱は全員が涙ながらに歌っているようで、涙が床に落ちてビショビショに濡れているような雰囲気である。 最後の長いフェルマータもいかにもゴロワノフだ〉〈宗教的とは言えない、オペラ的にすぎる、モーツァルトらしくない、などいくらでもケチをつけられそうな演奏であることは確かだ〉〈ゴロワノフはきっと、自身の解釈が正しいかどうかは重要視していないと思う。 彼が最も望んでいたのは、人の心をいかに揺さぶるかということである。 それに全身全霊を傾けた、そうした姿勢が生々しいほど感じられる〉 (平林直哉氏の解説より) 収録情報 曲目・内容 ゴロワノフの芸術 第8集 モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 〈ピッチ修正版〉 アーティスト(演奏・出演) ニコライ・ゴロワノフ (指揮) モスクワ放送交響楽団 モスクワ放送合唱団 ナタリア・シュピーレル (ソプラノ) ワルワラ・ガガリーナ (アルト) ピョートル・マリュチェンコ (テノール) セルゲイ・クラソフスキー (バリトン) レコーディング モノラル録音:1951年 ゴロワノフの芸術 第8集 モーツァルト:レクイエム 3,498 円
|
「私を泣かせてください」、「オンブラ・マイ・フ」も収録!! BISレーベルが注目するカウンターテナー、 ニコロ・バルドゥッチ第2弾は ヘンデル、ヴィヴァルディなどのオペラ・アリア集 ★SACDハイブリッド盤。 ナポリのカンタータとアリアを集めた『カストラポリス』 (BIS SA-2585) のソリストに起用されたニコロ・バルドゥッチ (1999-) のアルバム第2作。 カストラート歌手ファリネッリの兄、リッカルド・ブロスキの歌劇《アルタセルセ》のアリア、エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニのロンドンで上演された歌劇《トラキアの王デモフォンテ》からティマンテの2曲のアリア、ヘンデルの歌劇《セルセ》の「オンブラ・マイ・フ」の名で親しまれているアリア、失われた歌劇《ティエテベルガ》のためにヴィヴァルディが書いたロターリオのアリア「私の胸の中に」などに序曲とシンフォニアを加えたプログラムを歌っています。 「楽しそうにのびのびと歌う」 (「Opera Wire」) 。 前作を企画したダン・ラウリンの指揮。 「バロック・アカデミー・ヨーテボリ・シンフォニー」は、2008年ごろに設立された約20人の古楽器アンサンブルです。 収録情報 曲目・内容 『愛の痛み』〜カウンターテナーによるオペラ・アリア集 1. リッカルド・ブロスキ (c.1698-1756) :アルバーチェのアリア「私は波間に揺れる船のようだ」 (歌劇《アルタセルセ》第3幕第1場) エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニ (1708-1775) : 2. ティマンテのアリア「哀れな子」 (歌劇《トラキアの王デモフォンテ》 第3幕第5場) 3. ティマンテのアリア「嵐が弱まることを」 (歌劇《トラキアの王デモフォンテ》 第1幕第4場) ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1759) : 4. 歌劇《ジュリオ・チェザーレ》HWV 17 序曲 5. アルミレーナのアリア「私を泣かせてください」 (歌劇《リナルド》 HWV 7 第2幕第4場) 6. セルセのアリア「オンブラ・マイ・フ) 」 (歌劇《セルセ》 HWV 40 (第1幕第1場) 7. セルセのアリア「恐るべき冥府の復讐の女神よ」 (歌劇《セルセ》 HWV 40 第3幕第9場) アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741) : 8. ファルナーチェのアリア「凍りついたようにあらゆる血管を」 (歌劇《ファルナーチェ》 RV 711 第2幕第6場) 9. オルランドのアリア「真っ暗な深淵の世界に」 (歌劇《怒れるオルランド》 RV 728 第1幕第5場) 10. ルッジェーロのアリア「あなただけに、僕の愛しい人) 」 (歌劇《怒れるオルランド》 RV 728 第1幕第12場) 11. シンフォニア (歌劇《狂えるファルナーチェ》 RV 728 第1幕) 12. ロターリオのアリア「私の胸の中に」 (歌劇《ティエテベルガ》 RV 737 第2幕第13場) アーティスト(演奏・出演) ニコロ・バルドゥッチ (カウンターテナー) バロック・アカデミー・ヨーテボリ・シンフォニー ダン・ラウリン (リコーダー、指揮) ソル・ドヒョ (テオルボ、バロックギター) アンナ・パラディソ (チェンバロ) レコーディング 録音:2022年3月7-11日/ヨンセレード教会、パーティレ (スウェーデン) 制作:ファビアン・フランク 録音エンジニア:エリーザベト・ケンパー 『愛の痛み』〜カウンターテナーによるオペラ・アリア集 3,289 円
|
イギリスを代表するバリトン、クリストファー・パーヴス ★キングス・カレッジの卒業生にして英国が世界に誇るバリトン、クリストファー・パーヴスが、英国屈指のピアニスト、サイモン・レッパーと共演した、当レーベル初の歌曲アルバムの登場。 R.シュトラウス、シューベルト、プフィッツナー、マーラーの歌曲が、オペラ界でも活躍するパーヴスのドラマチックな演奏で響き渡ります。 バッハ、アイスラー、ワイルの作品が、アコーディオン、サックス、ギター、フルート、コントラバスと編成で演奏されており、聴きごたえがあります。 ★クリストファー・パーヴス (バリトン) は、キングス・カレッジの聖歌隊で音楽を学び、その後ロック・グループHarvey and the Wallbangersのメンバーとしても活躍。 オペラ歌手としても活躍しており、バイエルン国立歌劇場でボルストロード (ピーター・グライムズ) 、ロイヤル・オペラ・ハウス等でファルスタッフ (ファルスタッフ) 、グラインドボーン音楽祭でゴロー (ペレアスとメリザンド) 、チューリヒ歌劇場のリング・サイクルでアルベリヒを歌うなど、各地の歌劇場に登場し、その歌唱と存在感で聴衆を魅了しています。 また、グレの歌 (ラトル指揮LSO) など、演奏会でも活躍しています。 収録情報 曲目・内容 MY SOUL, WHAT FEAR YOU? わが魂よ、何をおそれているのか? R.シュトラウス : 〈見出されたもの〉、〈おくれたボートで〉 (《6つの歌》 op.56より) 、〈夜の逍遥〉 (《3つの歌》op.29より) ハンス・プフィッツナー : 〈牢獄のフス〉 (《4つの歌》op.32より) J.S.バッハ : カンタータ第82番 BWV 82より第1番アリア「われは満ちたれり」 シューベルト : 〈勝利〉D 805、〈墓堀人の歌〉D 44、〈人間の限界〉 D 716 シューマン : 〈宝を掘る人〉、〈春の旅路〉 (《ロマンスとバラード》第1集 op.45より) ハンス・アイスラー : 〈カリフォルニアの秋〉〈小さなラジオに〉〈ヘルダーリン=フラグメント〉 (《ハリウッド・ソングブック集》より) マーラー : 〈少年鼓手〉 (《子供の魔法の角笛》) クルト・ワイル : ベルリン・レクイエムより〈未知の兵士に関する第2の報告 : 私が話したことすべて〉 アーティスト(演奏・出演) クリストファー・パーヴス (バリトン) サイモン・レッパー (ピアノ) ミロシュ・ミリオイエヴィチ (アコーディオン) サラ・フィールド (サックス) ルーシー・ショウ (コントラバス) リリー・ヴァーノン=パーヴス (フルート) ラファエル・オニエット (ギター) レコーディング 録音 : 2922年2月21-23日、聖ヨハネ福音教会、オックスフォード わが魂よ、何をおそれているのか? 2,563 円
|
イギリス初の本格オペラ マシュー・ロックによる『プシュケ』 充実の器楽パート、合唱、そしてソロに圧倒! ドセによる見事な再構成にも注目 ★イギリスのオペラ史初期における重要な傑作『プシュケ』の登場!フランスでリュリ、モリエール、コルネイユ、キノーが共同で創作した『プシュケ』 (プシシェ) (1671) の大成功をうけて制作された、ロックの『プシュケ』 (1675) は、ヨーロッパ大陸のオペラに負けぬようにと、演劇、歌、ダンスといった要素のほか、装置や背景といった実際の舞台面もこのうえなく豪華な上演がなされた作品です。 歌唱パートはもちろん、器楽、そして合唱すべてが非常に充実して書かれており、聴きごたえ満点です。 ★英国で、ロックの『プシュケ』が生まれるきっかけとなったのは、フランスでルイ14世の肝いりで制作され大成功をおさめたリュリ作曲の『プシュケ』 (プシシェ) (1671年初演) 。 モリエール、キノー、コルネイユ、リュリという当時の最高峰の芸術家たちが中心となり、わずか数週間という期間で完成されました。 1671年の実際の上演にあたっては何百人もが雇われ、膨大な費用がかかったそうですが、それに見合うだけの大きな成功を収め、観客に感動と興奮を与えました。 この作品の成功と素晴らしさはすぐに海峡の向こう側にも伝わり、テキストは英語に翻訳されました。 そして、1673年、ヨーク公 (のちのジェームス2世) の結婚を祝うために、この英訳されたテキストをもとにイギリス初のオペラを創造せよと、トーマス・シャドウェル、マシュー・ロックとドラーギの三名に白羽の矢が立ちました。 1675年2月に初演されましたが、この初演は、イギリスのオペラの歴史の中でももっとも重要なイベントとして今も英国史に輝いています。 初演と同じ1675年に、台本と楽譜が出版されました。 楽譜はロックが出版したため、ドラーギが担当した音楽が含まれておらず、現在ドラーギが担当した部分は消失、という形となっています。 しかしながら、台本自体にきわめて詳細に、場面場面での楽曲、楽器編成から歌手の立ち位置、繰り返しに至るまでの指示が記されていました。 この楽曲指示とロック出版の楽譜を照らし合わせて、楽譜に載っていない楽曲が、ドラージが担当した部分と考えられます。 ドセは、こうした消失した楽曲 (おもに場面転換の器楽曲) にふさわさいい作品を、まず初めにドラーギの現存する作品から捜索しましたが、既存作品を移調することなども含めて試行錯誤してもうまくいきませんでした。 そこでドセは、リュリとロックの既存の作品から、場面にふさわしいものを注意深く選び、この英国版『プシュケ』を再構成して完成させています。 ★プシュケのあらすじは、3人姉妹の一番下でもっとも美しいプシュケが主人公。 彼女の美しさに嫉妬した姉たちが恋の神クピードに卑しい男とプシュケを結婚させるよう唆すが、クピードは誤って自分を矢で傷つけてしまい、プシュケとクピードは夫婦となる。 その後プシュケが誤ってクピードをやけどさせてしまって、その介抱で衰えた自分の美しさを取り戻すために黄泉の女王プロセルピナのもとを訪れる、そこで、絶対に開けてはいけないと言われながら美しい金色の箱を受け取り、それを開けてしまい、神々の仲間入りを果たす、といった物語。 ここではプシュケ自身には歌はなく、姉妹やほかの女神など、他の登場人物たちおよび合唱によって、物語が進行されますが、非常に大規模で完成されたアンサンブルに驚かされます。 物語の進行に何役も買っている合唱のパートの充実した美しさも印象にのこります。 収録情報 曲目・内容 マシュー・ロック (ca.1621-1677) :歌劇『プシュケ』 初演:1675年2月27日、ロンドン、ドーセット・ガーデン 5幕から成る劇的オペラ 音楽:マシュー・ロック (およびジョヴァンニ・バッティスタ・ドラーギ (ドラーギが書いた分は消失) ) リブレット:トーマス・シャドウェル (ca.1642-1692) /モリエール、キノー、コルネイユとリュリの『プシュケ』に基づく アーティスト(演奏・出演) セバスティアン・ドセ (指揮、チェンバロ、再構成) アンサンブル・コレスポンダンス ルシール・リシャルドー (メゾ・ソプラノ) デボラ・カシュ (ソプラノ) マルク・モイヨン (テノール) アントニン・ロンドピエール (テノール) ほか レコーディング 録音:2020年7月28-8月5日、ジェズイット教会、サントメール マシュー・ロック:プシュケ/アンサンブル・コレスポンダンス、セバスティアン・ドセ 5,456 円
|
ヴィヴァルディのヴィオラ・ダモーレ協奏曲を ヴィオラ・ダモーレと マンドリン&ギター・オーケストラで演奏した 珍しい企画!! ★ヴィヴァルディのヴィオラ・ダモーレ協奏曲をヴィオラ・ダモーレとマンドリン&ギター・オーケストラで演奏した珍しい企画です。 ★ヴィヴァルディはピエタ音楽院の生徒のためにヴィオラ・ダモーレを独奏とする協奏曲をいくつか作曲しました。 また、マンドリンのための協奏曲も作曲しています。 ヴィヴァルディが独奏に選んだ、倍音の響きが特徴的なこの二つの楽器を組み合わせることで、魅力の相乗効果が発揮されるのではないかという意図が、このアルバムにはあるようです。 美しいヴェールをまとったようなヴィオラ・ダモーレの独奏と、マンドリン&ギター・オーケストラの包み込むような柔らかな空気をまとった音色が見事に融合し、独特の美しい音響を聴かせています。 ★またカップリングは、マンハイム楽派の作曲家カール・シュターミツのヴィオラ・ダモーレとヴァイオリンのためのソナタ。 カール・シュターミツは、ヴィオラ・ダモーレの名手としても知られ、この楽器のために少なくとも3曲の協奏曲を残しています。 この作品は珍しい組み合わせのソナタで、第3楽章では、あのベートーヴェンがウェリントンの勝利 (戦争交響曲) で用いたことで有名なフランス民謡「マールボロは戦場に行った」の旋律を使用しています。 同じような形態を持ちながら異なる響きを持つヴィオラ・ダモーレとヴァイオリンの対比と融合が美しい隠れた名品です。 ★ヴィオラ・ダモーレを演奏するピエール=アンリ・ゼレブは、アヴィニョンの音楽院を13歳で卒業し、ジュリアード音楽院で学んだ、プリムローズ最後の弟子であるヴィオラ奏者。 ブーレーズの下、アンサンブル・アンテルコンタンポランのヴィオラ奏者も務め、シュトックハウゼンやホリガーら著名な現代作曲家から作品を捧げられている名手です。 ヴィオラ・ダモーレの名手としても活躍し、いくつかのアルバムを発売しています。 ヴァイオリンのクリストフ・ジョヴァニネッティは、イザイ四重奏団、エリゼ四重奏団という名弦楽四重奏団を結成し、第1ヴァイオリン奏者として活躍した名手で、現在はパリ高等音楽院の教授として後進の指導にもあたっています。 日本では学生時代からの盟友、青柳いづみことのデュオでも知られています。 アカデミー・ド・マンドリネ・エ・ギタールはマンドリン奏者、作曲家、マルセイユ国立音楽院の教授でもあるヴァンサン・ベール・ドゥマンデが中心となって結成されたマルセイユのマンドリンとギターによるオーケストラで、総勢30名の撥弦楽器のオーケストラの響きが圧巻です。 収録情報 曲目・内容 ヴィオラ・ダモーレ〜ヴィヴァルディ&シュターミツ:3つの協奏曲とソナタ アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741) :ヴィオラ・ダモーレとオーケストラのための3つの協奏曲 (ニ短調 RV395、ニ短調 RV393、ニ短調 RV394) カール・シュターミツ (1745-1801) :ヴィオラ・ダモーレとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 アーティスト(演奏・出演) ピエール=アンリ・ゼレブ (ヴィオラ・ダモーレ) クリストフ・ジョヴァニネッティ (ヴァイオリン) アカデミー・ド・マンドリン・エ・ギタール・ド・マルセイユ (マンドリン&ギター・オーケストラ) ヴァンサン・ベール・ドゥマンデ (マンドリン・ソロ) レコーディング 録音:2021年/マルセイユ、サン・ジョセフ教会 (ヴィヴァルディ) 、2022年/エポー=ベズ、シャトー・ド・リジエール (シュターミツ) ヴィオラ・ダモーレ〜ヴィヴァルディ&シュターミツ:3つの協奏曲とソナタ 2,816 円
|
ハリウッドのレッド・カーペットを彩った名作映画の音楽 デンマーク国立交響楽団による大好評のシリーズ 第7弾「ハリウッド・ガラ」 最上の臨場感を味わえる話題の立体音響Dolby Atmosを収録! ★デンマーク国立交響楽団による大好評のシリーズ。 第1弾はゲーム・ミュージックの祭典「Gaming in Symphony」 (KKC-9442) 、第2弾はSF映画の名作音楽集「GALAXYMPHONY」 (20-65214) 、第3弾はファンタジー映画やドラマの音楽を取り上げた「FANTASYMPHONY」 (20-65194) 、第4弾はスパイ映画音楽を集めた「Agents are Forever」 (20-67774) 。 第5弾は、ハリウッド黄金期のモノクロ映画の名曲を集めた「Divas & Diamonds」 (20-65997) 。 そしてサスペンス、スリラー、ミステリーなど恐怖映画の音楽を集めた第6弾「GALAXYMPHONY2」 (20-68714) と若い世代を中心に絶大な人気を誇っています。 ★今回は、毎年アメリカのロサンゼルスで開催されるハリウッド映画の祭典「アカデミー賞」を彩った名作映画の音楽が演奏された「Hollywood Gala」。 ステージにはレッド・カーペットが敷かれ、コンサートは本物のアカデミー賞の授賞式さながらの盛り上がりをみせています。 ★映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズの『スーパーマン』『E.T.』『ジュラシック・パーク』と名作が並び、故ホイットニー・ヒューストンが主演した『ボディガード』の世界的に大ヒットした主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」。 実在した2人組の強盗を描いた『明日に向って撃て !』の主題歌「雨にぬれても」、名作曲家、ミシェル・ルグランが音楽を担当したフランスのミュージカル映画『シェルブールの雨傘』などアカデミー賞の歴史を飾る名画の数々の音楽が次々と演奏されます。 ★世界中の映画作品や劇場で採用されている立体音響技術Dolby Atmosも収録し、最上の臨場感を味わえる極上の音響体験もできます。 収録情報 曲目・内容 ハリウッド・ガラ ジョン・ウィリアムズ ・『スーパーマン』〜行進曲 ・『E.T.』〜フライング・テーマ ・『ジュラシック・パーク』〜ジュラシック・パークへようこそ ハンス・ジマー ・『ワンダーウーマン』〜セミッシラ ・『グラディエーター』〜ついに自由に ドリー・パートン ・『ボディガード』〜オールウェイズ・ラヴ・ユー デン・アーベ ・『ムーラン・ルージュ』〜ネイチャー・ボーイ ジェームズ・ホーナー ・『ブレイブハート』〜フォー・ザ・ラヴ・オブ・ア・プリンセス ・『タイタニック』〜マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン ハンス・ジマー&クラウス・バデルト ・『パイレーツ・オブ・カリビアン』〜デッドマンズ チェスト バート・バカラック&ハル・デイヴィッド ・『明日に向って撃て!』〜雨にぬれても ・『アルフィー』〜メイン・テーマ ミシェル・ルグラン ・『シェルブールの雨傘』〜アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー ジョシュア・ブライアン・キャンベル、シンシア・エリヴォ ・『ハリエット』〜スタンド・アップ レディー・ガガ ・『アリー/スター誕生』〜シャロウ ジェームズ・ニュートン・ハワード ・『ハンガーゲーム』〜ハンギング・ツリー デイヴィッド・ベアウォルド ・『ムーラン・ルージュ』〜カム・ワット・メイ アーティスト(演奏・出演) デンマーク国立交響楽団 ルートヴィヒ・ヴィッキー (指揮) デンマーク国立ジュニア合唱団 アンドレア・リッケ・エーレンシュレーガー (ソリスト) ディルクシャン・ジャヤラトナム (ソリスト) レコーディング 収録:2022年5月、コペンハーゲン、DRコンサートホール (ライヴ) ハリウッド・ガラ/デンマーク国立交響楽団 5,368 円
|
★Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化。 CD層・SACD層共にかつてないほどリアルな音質が追求されています。 眼の醒めるようなヴァントの名演が、更なる鮮烈さを持って堂々の再登場! ★真打・北ドイツ放送響とのブルックナーを2曲収録。 第7番は引き締まった構築感を漲らせたままに作品を一筆書きで描いた清々しい演奏で、美しい旋律に満ちた音楽を澄み切った精神で奏できるヴァント晩年の境地が垣間見えます。 そして何といっても第9番。 ヴァントと北ドイツ放送響のならではの作品への没入感が凄まじく、静寂も爆発もすべてに魂が宿った迫真の演奏になっています。 徹底したスコアの読みから生み出される、比類なき生命力!まさに不滅の名演、あまりにも完璧な音楽にひれ伏すのみです。 ★(第7番)「的確なアーティキュレーションによって導かれる澄みきった音楽は、シューリヒトの指揮にも通ずるような枯淡の境地」「高解像度の録音で明るみになった強弱のレンジの広さやポリフォニックな音響」「演奏が終わってほしくないと願ってしまうほど、聴き手を夢中にさせる」 (第9番)「〈白鳥の歌〉というような演奏を期待して聴くと面を食らうほど、生命力に溢れた熱演」「ダイナミックレンジも極めて広く、第一楽章の長大なコーダに入る前には、踏み込んではいけない世界に入り込んでしまったかのような静寂に思わず身震い」「(第三楽章も)没入感が凄まじい圧巻の演奏」 〜坂入健司郎氏の解説より抜粋〜 【曲目・内容】 ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[14] 北ドイツ放送交響楽団編 ブルックナー: [Disc1] 交響曲第7番 ホ長調 WAB. 107(1885年ハース原典版) [Disc2] 交響曲第9番 ニ短調 WAB. 109(原典版) 【アーティスト(演奏・出演)】 ギュンター・ヴァント(指揮) 北ドイツ放送交響楽団 【レコーディング】 ライヴ録音:[Disc1]1996年10月11-13日、[Disc2]1998年4月5-7日/ハンブルク、ムジークハレ ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[14]北ドイツ放送交響楽団編 ブルックナー:交響曲第7番&第9番 6,226 円
|
高貴で深い悲しみをたたえたケラスの音色 絶美の弱音 メルニコフのすべてをつつみこむような響き 名手ふたりによるショパン&ラフマニノフ! ★ケラスとメルニコフ、最高の組み合わせによるふたりが、ショパンとラフマニノフを録音しました!ケラスの高貴にして弱音までもが美しすぎるチェロ。 そしてメルニコフの透明かつ繊細なタッチが際立つピアノ。 名手ふたりによる、ロマン派の名曲にまたあらたな名盤が誕生しました。 ★ジャン=ギアン・ケラ (チェロ) とアレクサンドル・メルニコフ (ピアノ) という世界最高峰のふたりによる演奏のベートーヴェンのチェロとピアノの作品全集 (KKC-5402およびHMC-902183) は、世界で絶賛され、2014年第52回「レコード・アカデミー賞」大賞銅賞・室内楽部門も受賞しています。 このベートーヴェンから時を重ね、他の編成での共演もはさみながら、ますますそのアンサンブルの息の感度と精度に磨きがかかったところでの録音。 ショパンのチェロ・ソナタは、生前に出版された最後の作品。 ラフマニノフのチェロ・ソナタは1901年、ラフマニノフ20代終わり、ピアノ協奏曲第2番を完成して取り組んだ作品。 苦悩に満ちた遺書のようなショパンと、ほとばしる抒情と輝きに満ちたラフマニノフの2作品ともロマン派の名作として人気ですが、このふたりの演奏で聴けるのは格別の喜びがあります。 ピアニストが書いたソナタでもあり、メルニコフは楽器をかえてそれぞれの作品の理想的な響きを実現しているも注目。 ★全編をとおしてケラスの音色が実に高貴。 そして深い悲しみをたたえた音色、美しすぎる弱音。 ケラスが常に深化を遂げていることが感じられます。 メルニコフはショパンの前奏からその音色で一気に聴き手を世界に引きこみます。 ショパンではエラール、ラフマニノフではスタインウェイとピアノを変えて演奏。 ラフマニノフでは、ロマンティシズムにおぼれることなく、繊細で透明感ある音色で怒涛のようなパッセージを展開しております。 ショパンでもラフマニノフでも、チェロとピアノで完璧にバランスのとれた、そして息のあった対話が繰り広げられています。 ショパンもラフマニノフも様々な名演が存在しますが、あらたな決定的名盤の登場といえるでしょう。 収録情報 曲目・内容 ショパン (1810-1849) : チェロ・ソナタ ト短調 op.65 (1846-47) ラフマニノフ (1873-1943) : チェロ・ソナタ ト短調 op.19 (1901) アーティスト(演奏・出演) ジャン=ギアン・ケラス (チェロ/1696年製ジョフレド・カッパ) アレクサンドル・メルニコフ (ピアノ/エラール[メルニコフ所有] (ショパン) 、スタインウェイ (ラフマニノフ) ) レコーディング 録音:2020年9月8-11日、テルデックス・スタジオ、ベルリン ショパン&ラフマニノフ:チェロ・ソナタ集/ケラス、メルニコフ 3,300 円
|
高貴で深い悲しみをたたえたケラスの音色 絶美の弱音 メルニコフのすべてをつつみこむような響き 名手ふたりによるショパン&ラフマニノフ! ★ケラスとメルニコフ、最高の組み合わせによるふたりが、ショパンとラフマニノフを録音しました!ケラスの高貴にして弱音までもが美しすぎるチェロ。 そしてメルニコフの透明かつ繊細なタッチが際立つピアノ。 名手ふたりによる、ロマン派の名曲にまたあらたな名盤が誕生しました。 ★ジャン=ギアン・ケラ (チェロ) とアレクサンドル・メルニコフ (ピアノ) という世界最高峰のふたりによる演奏のベートーヴェンのチェロとピアノの作品全集 (KKC-5402およびHMC-902183) は、世界で絶賛され、2014年第52回「レコード・アカデミー賞」大賞銅賞・室内楽部門も受賞しています。 このベートーヴェンから時を重ね、他の編成での共演もはさみながら、ますますそのアンサンブルの息の感度と精度に磨きがかかったところでの録音。 ショパンのチェロ・ソナタは、生前に出版された最後の作品。 ラフマニノフのチェロ・ソナタは1901年、ラフマニノフ20代終わり、ピアノ協奏曲第2番を完成して取り組んだ作品。 苦悩に満ちた遺書のようなショパンと、ほとばしる抒情と輝きに満ちたラフマニノフの2作品ともロマン派の名作として人気ですが、このふたりの演奏で聴けるのは格別の喜びがあります。 ピアニストが書いたソナタでもあり、メルニコフは楽器をかえてそれぞれの作品の理想的な響きを実現しているも注目。 ★全編をとおしてケラスの音色が実に高貴。 そして深い悲しみをたたえた音色、美しすぎる弱音。 ケラスが常に深化を遂げていることが感じられます。 メルニコフはショパンの前奏からその音色で一気に聴き手を世界に引きこみます。 ショパンではエラール、ラフマニノフではスタインウェイとピアノを変えて演奏。 ラフマニノフでは、ロマンティシズムにおぼれることなく、繊細で透明感ある音色で怒涛のようなパッセージを展開しております。 ショパンでもラフマニノフでも、チェロとピアノで完璧にバランスのとれた、そして息のあった対話が繰り広げられています。 ショパンもラフマニノフも様々な名演が存在しますが、あらたな決定的名盤の登場といえるでしょう。 収録情報 曲目・内容 ショパン (1810-1849) : チェロ・ソナタ ト短調 op.65 (1846-47) ラフマニノフ (1873-1943) : チェロ・ソナタ ト短調 op.19 (1901) アーティスト(演奏・出演) ジャン=ギアン・ケラス (チェロ/1696年製ジョフレド・カッパ) アレクサンドル・メルニコフ (ピアノ/エラール[メルニコフ所有] (ショパン) 、スタインウェイ (ラフマニノフ) ) レコーディング 録音:2020年9月8-11日、テルデックス・スタジオ、ベルリン ショパン&ラフマニノフ:チェロ・ソナタ集/ケラス、メルニコフ 3,300 円
|
PCレイアウトで
SPレイアウトで
|