出荷目安の詳細はこちら内容詳細1909年に創始された未来派芸術運動。近代科学の登場に鋭く反応したかれらは機械のダイナミズムが芸術のみならず人間をも更新することを夢想し、その究極として「人間と機械の融合」という、いままさに現実味を帯びる進化の形を見出した。バレエ・リュスなど同時代の舞踊との交差も視野に入れながら、マリネッティら未来主義芸術家が追求した革新的芸術と人間像を明らかにする。 未来派・飛行機・ダンス イタリアの前衛芸術における飛ぶ身体と踊る身体 / 横田さやか 【本】 4,950 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細目次 : 第1章 はじめの一歩—イタリアと日本の未来派/ 第2章 フォンタナと瀧口修造/ 第3章 新潟にのこる空間主義/ 第4章 来日した「動く芸術」/ 日本におけるイタリア未来派受容—図版の伝播を中心に/ イタリアと日本—ルーチョ・フォンタナと瀧口修造を軸としたパースペクティヴ/ 「現代イタリア美術」と日本 イタリアと日本の前衛 20世紀の日伊交流 / ふくやま美術館 【本】 3,300 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細「見える」/「見えない」を論じること、それらを描き出すこと—。宗教や思想、芸術などの人間の営みは、このことが大変重要かつ普遍的なテーマであることを示している。東アジアの文物や芸術を解釈する上での共通の基盤の形成をめざすために、「見えるもの/見えないもの」にまつわる理論や事象について、従来の分野の枠組をこえて国際的にかつ学際的に探求。宗教・思想をはじめ、考古遺物から彫刻絵画、建築庭園、芸能音楽などにまで及ぶ様々な論点を、最先端の研究者24名の視角により提示する画期的論集。 「見える」ものや「見えない」ものをあらわす 東アジアの思想・文物・藝術 / 外村中 【本】 15,400 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細人々に感動と喜びを与えてくれる、独創的で魅力的な世界染色家で美術家である柚木沙弥郎は2022年に生誕100年を迎えましたが、現役で創作を続け、国内外で数多くの展覧会が開催されている人気の作家です。本書では、みずみずしい感性で創り上げられる図案、そして鮮やかな赤や青、柔らかな緑や水色など豊かな色彩。日常にある身近なモチーフを基点に、自由な心を介して型染技法や水彩画で生み出された絵本やポスター・装幀・イラストレーションなど、幅広いジャンルの選りすぐりの作品をご紹介します。 柚木沙弥郎 美しい本の仕事 / 柚木沙弥郎 【本】 3,080 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細1920年代、パリで研鑽を積みモダンな作風により将来を嘱望された板倉鼎(かなえ)。素朴な画風で独自の世界を描き、藤田嗣治らに高く評価された妻・須美子。共に二十代で世を去った逸材を250点もの作品と共に詳細に紹介。千葉市美術館で開催される「板倉鼎・須美子展」の公式図録兼書籍。 板倉鼎・須美子 パリに生きたふたりの画家 / 田中典子 (美術) 【本】 3,630 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細1959年の開館以来、国立西洋美術館で初となる現代美術展の参加作家によるインタビュー集【展覧会主旨】国立西洋美術館は、主として20世紀前半までの「西洋美術」だけを収蔵/保存/展示しており、いわゆる「現代美術」は存在しません。けれども、1959年に松方コレクションを母体として開館した国立西洋美術館の成立前史の記憶を紐解いてみると、この美術館はむしろ、開館以後の時間を生きるアーティストらが所蔵品によって触発され、未来の芸術をつくってゆける刺激の場になってほしいという想いを託されながらに建ったということができます。しかしながら、国立西洋美術館がそうした「未来の芸術」を産み育てる土壌となりえてきたのかどうかは、これまで問われていません。本展は、多様なアーティストたちにその問いを投げかけ、作品をつうじて応答していただくものとなります。【参加作家】飯山由貴│梅津庸一│遠藤麻衣│小沢剛│小田原のどか│坂本夏子│杉戸洋│鷹野隆大│竹村京│田中功起│辰野登恵子│エレナ・トゥタッチコワ│内藤礼│中林忠良│長島有里枝│パープルーム(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わきもとさき)│布施琳太郎│松浦寿夫│ミヤギフトシ│ユアサエボシ│弓指寛治 ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? 国立西洋美術館65年目の自問 現代美術家たちへの問いかけ / 新藤淳 【本】 3,960 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細クリエイターの素顔を深ボル、SNS系マガジン。 表紙はハコイリムスコ表紙巻頭特集は、5/26をもって現体制でのラストとなるハコイリムスコ(9bic)が満を持して初の表紙に登場!5年間の愛を込めて26ページの大特集です。2ndカバーは、人気急上昇のナナトイチセイ(7m!n)を特集。その他、杉本琢弥、カラフルダイヤモンド、坂井翔、はいぱーおくたん(8iper)。スタクリニュース拡大版として、GANG PARADE、BUDDiiS 4/29ライブレポを掲載。連載=もーりーしゅーと、てめぇーら。、クリエイターズFILE:葉山陽琉。 Star Creators! Spring 2024【表紙:ハコイリムスコ】[カドカワエンタメムック] 【ムック】 1,320 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細アール・ヌーヴォーの巨匠、没後120年。フランス本国の原史資料に丁寧にあたり、ガレの生い立ちや人となり、創作の原点などを紹介するとともに、先行研究の中に多く残る誤解や曲解をも解く、画期的な一冊。目次 : 幼少年期のガレ/ ガレの工房—その「芸術工場」の歴史について/ ガレの作品制作について/ ガレの陶器の制作について/ ボウズ宛書簡/ ガレと1878年パリ万博/ ガレ所蔵の日本美術/ ガレとフォン・シーボルト/ ガレと中国のガラス/ ガレのエグゾティスム—ペルシャ美術からの影響/ ガレとロジェ・マルクス/ ガレとモンテスキウ伯爵/ ガレとプルースト—見出されたガレ/ ガレとアンリ・ヴァニエ/ ガレとデンマーク装飾美術館/ ナンシー派 L’Ecole de Nancy/ ガレとミュルーズの美術館/ Once upon a time in Carnac—エミール・ガレ「ルファンのタコ」/ ガレの値段—芸術の普及と産業への適応/ 更新すべき幾つかの旧説/ 資料 エミール・ガレ 史料で紐解く、人と作品 / 山根郁信 【本】 5,500 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細アール・ヌーヴォーからポストモダンまで、20世紀のデザインを名作椅子とともに解き明かすモダニズムの元祖となったバウハウスや、プラスチックや成型合板で曲面のデザインを可能にしたアメリカのミッド・センチュリー、そして奇抜でカラフルなイタリアのポストモダンなど、20世紀は革命的なデザインムーブメントが巻き起こった、大デザイン時代でした。本書は100年におけるデザインの変遷を、各時代の名作椅子とともに解き明かします。織田コレクションとは椅椅子研究家の織田憲嗣氏が長年かけて収集、研究してきた20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品のコレクション。近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料として、世界的にも高い評価を得ている。 椅子とめぐる20世紀のデザイン 20th‐century Design-through Chairs / Oda Collection 【本】 2,860 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細国旗のなりたちをわかりやすく説明した大ヒット本『そんなわけで国旗つくっちゃいました!図鑑』の絵本版。イラストを見ただけで国旗のなりたちがわかるダイナミックでワクワクするイラストが魅力の一冊です。用語は未就学児にも楽しめるレベルに調整。さらに「あいさつ」と「ありがとう」も一緒に楽しく学べます。 そんなわけで国旗つくっちゃいました!えほん / 主婦の友社 【絵本】 1,760 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細広重の人生を辿りながら、広重作品の雪月花の余情を重んじた詩のような絵画世界の魅力や、近代を先取りしたともいえる新しい表現に迫る。改訂版では、広重の出世作「東海道五拾三次」(保永堂版)全五十五図を巻頭に新たに収録。[目次]東海道五拾三次之内 保永堂判序章 幕臣安藤家の嫡子として誕生第1章 広重デビュー、忍耐のとき─広重を育んだ師、歌川豊広の画風猫背形美人画の第一人者、歌川国貞第2章 風景画で大輪の花を咲かせる街道物ヒットの秘密狩野派に触れる ─広重を取り巻く環境─人気爆発! 二十数種類も出版された東海道物ベロ藍の流行 ─浮世絵界の「青の時代」─透視図法を取り入れた破綻のない描写海外で発見された幻の写生帳版本に表明した広重の作画理念切手コレクションの名品「つきに雁」花鳥画にみる個性 ─色重と北斎─第3章 旺盛な活動、人気絶頂のとき名所絵師広重の往時の評判見世物で消費された広重の絵「行燈絵」広重はどこまで旅をしたのか写生画法の吸収 ─円山四条派の学習─第4章 いまだ見ぬ景色をもとめて総論 広重の芸術美術館ガイド 広重作品を専門に収蔵・展示する美術館主要参考文献作品索引《著者情報》内藤正人(ないとう・まさと)昭和38年、愛知県名古屋市生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修了。博士(美学)。出光美術館主任学芸員を経て、現在慶應義塾大学教授、国際浮世絵学会常任理事。江戸時代の絵画史、とくに浮世絵・琳派などを研究テーマとする。おもな編著書に、『うき世と浮世絵』(東京大学出版会)、『北斎への招待』(監修ほか/朝日新聞出版)、『浮世絵とパトロン』(慶応義塾大学出版会)、『江戸の人気浮世絵師 俗とアートを究めた15人』(幻冬舎)など。 もっと知りたい歌川広重 生涯と作品 アート・ビギナーズ・コレクション / 内藤正人 【本】 2,200 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細目次 : “Essay”松任谷由実 松任谷由実が出会ったロザリオ礼拝堂マティスの光/ “Interview”竹中直人 「観る」ことによって「描く」という衝動を与えてくれるマティス/ 『「自分だけの答え」が見つかる13歳からのアート思考』の著者末永幸歩が教える もっともっと自由になろう!アート鑑賞教室/ そうだったのか!西洋美術史の初級講座/ 特集 マティスが情熱を注いだ仕事その1 ロザリオ礼拝堂の設計 建築家・中村好文インタビュー「光の宝石箱ロザリオ礼拝堂への旅」/ 特集 マティスが情熱を注いだ仕事その2 ハサミで描くアートとなった切り紙絵“花と果実”/ 日本初上陸!“花と果実”切り紙絵の修復/ 銀色の光が降り注ぐニース・マティスさんぽ(ナカムラクニオ)/ 特集 マティスが情熱を注いだ仕事その3 本をまるごと制作“ジャズ”/ 展覧会観どころはココだ!1 女性の身体のヴォリュームをシンプルに美しく表現“ブルー・ヌード4”/ 「赤の画家」笹尾光彦インタビュー/ 展覧会観どころはココだ!2 映画のようにセットを作って描く“赤い小箱のあるオダリスク”/ 展覧会観どころはココだ!3 書道的な線で描く“大きな顔、仮面”/ 書道家 原愛梨インタビュー/ マティスとその時代/ 展覧会観どころはココだ!4 黒を主役にしたマティス“ザクロのある静物”/ 国立新美術館主任研究員 米田尚輝 インタビュー 「約50年間の線と色の試行錯誤」/ 来日しないマティス・ギャラリー—作品解説近藤萌絵/ 唐仁原教久のイラストで辿る マティス84年の物語 マティス自由なフォルム完全ガイドブック 日本初上陸!“花と果実”とロザリオ礼拝堂内部を原寸大再現! AERA Art Collection / 朝日新聞出版 【本】 1,650 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細ちゃこと一緒にファンタジックな冒険の旅へ 柔らかで優しいタッチと色彩豊かな絵、幻想的な世界観のお話で人気の絵本作家・相野谷由起さんの創作絵本。黒猫のちゃこはいろんなところをのぞくのが大好き。本棚の奥、長靴の中、枕の下、ベッドの下‥‥。「ちゃこ、何が見えるの?」 どうやら、ちゃこには不思議な世界が見えているみたいなんです。ある日、ごはんの箱の中をのぞいていたら、不思議な世界に引きこまれて‥‥!? ちゃこのファンタジックな冒険が始まります。主人公・ちゃこのモデルは作者・相野谷由起さんがいっしょに暮らす黒猫の「ちっちゃこ」。日々、間近で見ているからこそ描ける猫のリアルな仕草や豊かな表情の数々に、ついクスッと笑みがこぼれたり心が癒やされたり‥。物語のファンタジックな世界観と、猫への愛情あふれるリアルな描写が見事に融合した、目も心もワクワクさせられる作品となっています。子どもから大人まで、どなたにも楽しんでいただける1冊です。 【編集担当からのおすすめ情報】 マクドナルド「ほんのハッピーセット」で大好評を博した絵本が、なんと!1冊丸ごと新規描きおろし!増ページ!サイズも大きく!生まれ変わって待望の書籍化です。著者の相野谷由起さんは代表作「うさぎのさとうくん」シリーズ(シリーズ第1作『うさぎのさとうくん』は第12回日本絵本賞受賞)などで人気の絵本作家さん。この『くろねこちゃこのぼうけん』が新たな代表作となることを、心から願っています。 くろねこちゃこのぼうけん / 相野谷由起絵 【絵本】 1,540 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細永井博が描く、風と太陽と大地、水と空気と花。そして音楽。初期作品を含む総33点を収録した、北への旅。不朽の名盤『A LONG VACATION』のジャケットワークを始め、数々のレコードジャケットや広告などで、1970年代から活躍を続ける人気イラストレーター・永井博。プール、モダニズム住宅、ロードサイド、ヤシの木といったアメリカ的な風景を強い色彩とコントラストで描き、見た人が季節や解放感を感じることのできる作品の数々は、国内外、老若男女問わず人々の記憶に刻まれ、Tシャツやグッズ、CDジャケットや書籍などでそのイラストを目にする機会も増え続けています。ここ数年の“CITY POP”再評価もあり、2023年の年始に行われた銀座 蔦屋書店での「THE JOURNEY BEGINS」展、8月の伊勢丹新宿店内イセタン ザ・スペースでの「Palm Street Songs」展などで、改めてその作品に触れられた方も多いのではないでしょうか。今回は、トロピカルでクリアな風景イラストレーションを主に描いてきた永井が、訪れた北海道の雄大な自然にインスピレーションを受け描き上げた作品群の中から、夏〜秋〜冬〜春へと流れる北への旅=「TRAVELLING NORTH」をイメージさせる風景作品を中心に精選しました。ヤシの木のでてこない風景をメインモチーフとしたものなど、展示会などではあまり目にすることのない作品も多く収録。永井博作品の特徴でもあり基軸にもなっている「懐かしさ」の哲学も随所にちりばめられています。旅のお供に、ぜひあなただけの理想の一枚を本書の中から見つけてください。▼著者プロフィール永井博(ながい ひろし)1947年12月22日、徳島市生まれ。グラフィックデザイナーを経て、1976年よりイラストレーターとして活躍。大滝詠一の「A LONGVACATION」「NIAGARA SONG BOOK」などのレコードジャケットや広告ビジュアルは今もなお、語り継がれているほか、現在も、幅広く愛される普遍的な作品を生み出している。DJ、音楽評論など、多岐にわたる活動も展開。★本書の特長294×225ミリ、上製、48ページでの単行本になります。(c)永井博 2024協力:株式会社マテック TRAVELLING NORTH / 永井博 【本】 3,300 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細アートの概念から素材・技法・歴史までアートとはなんだろう? アートはなぜ、なんのために生み出されるのだろう? そんなアートの概念をはじめ、創作に用いるさまざまな素材や道具、技法など、実践的な知識を幅広く紹介したうえで、世界各地の伝統的な美術と現代にいたるまでの歴史を、実際の有名な作品を参照しながら概観します。あらゆる角度からアートを解説したビジュアル図鑑です。〈本書の特徴〉(1)あらゆる側面からアートを解説前半では創作する際に用いる素材や道具、技法など実践に役立つ技術や知識を紹介し、後半では世界各地の伝統美術や芸術に関する主義・運動などの歴史的な変遷を解説します。(2)イラスト図解で直観的にわかる複雑な技法やアート作品の特徴をイラストで視覚的に表すことによって、読者の理解を助けます。(3)情報がコンパクトで読みやすいそれぞれのテーマは見開き(2ページ)単位で簡潔にまとまっているので、興味関心に合わせてどこからでも読むことができます。(4)コラム形式でさらに気軽に各テーマは、導入と概要図解のほか、関連情報などの多彩なコラムを組み合わせた形で構成されているので、長々とした文章を読む必要がありません。(5)アート鑑賞や創作をより深く楽しめる鑑賞や創作のための基本的な項目について幅広く解説しているため、アート全般をより深く知ることができます。●おもな目次第1章 アートを定義する第2章 素材と技法第3章 主題とカテゴリー第4章 アートの要素第5章 アートの歴史 ひと目でわかるアートのしくみとはたらき図鑑 イラスト授業シリーズ / 池上英洋 【本】 4,400 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細〈労働〉としての芸術に何が可能か?ベトナム反戦運動、フェミニズム、反人種差別運動、美術制度批判‥‥1960年代アメリカで、自らを芸術労働者(アートワーカーズ)と定義することによって社会に応答したアーティスト・批評家たちの実相を鮮やかに描き出すベトナム反戦運動を筆頭に、フェミニズム運動、ブラックパワー運動、ゲイ解放運動、大規模なストライキなど、政治的・社会的な運動が巻き起こった騒乱の1960?70年代アメリカ。美術界では、「アートワーカー」という集団的アイデンティティが生まれつつあった──。アートワーカーの出現は、1969年に設立された「アートワーカーズ連合」や、翌年に同連合から派生した「レイシズム、戦争、抑圧に抵抗するニューヨーク・アート・ストライキ」に触発されたものである。アートワーカーたちは芸術に関わるすべての行為を労働と捉え、芸術作品/仕事(アートワーク)の意味を拡張した。そのアクティビズム的な熱を帯びた活動は、ミニマルアートやコンセプチュアルアートなど、制度としての芸術に意義を唱える動向と密接に関係しながら発展していく。本書では、ミニマルな作品によって「水平化」を目論んだカール・アンドレ、ブルーカラー労働者との同一化を夢想したロバート・モリス、批評や小説の執筆、キュレーションという「労働」を通してフェミニズムに接近したルーシー・リパード、そして情報を提示する作品によって制度批判を行ったハンス・ハーケという4人の作品をめぐるケーススタディから、アートワーカーたちによる社会への関与やその活動に内在する矛盾を明らかにする。芸術はいかに世界と関わりうるのか? 作品という枠組みを超えて、アーティストはいかに自らの態度を表明できるのか? 今日の社会において真の連帯は可能なのか? アートワーカーたちのラディカルな実践は、半世紀以上の時を経てなお新鮮な問いを発し続けている。 アートワーカーズ 制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践 / ジュリア・ブライアン ウィルソン 【本】 4,180 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細近代美術の歴史は、近代都市の成立と軌を一にしていた。芸術の都パリは、十九世紀の大改造を抜きにしては語れず、都市生活が新たな視覚と感性を画家にもたらし、印象派以降の潮流が生まれた。かたやニューヨークでは、高層ビルに象徴される巨大な時空間が、前衛芸術の伸長を促した。二大都市で活躍した画家に焦点を当て、都市と芸術の創造的関係を探る。目次 : 第1章 印象派のパリ—モネ、ルノワール、カイユボットらが描くオスマンのパリ/ 第2章 無秩序なるパリ—ピエール・ボナールのクリシー広場/ 第3章 モーリス・ドニとパリ—二十世紀の公共建築装飾にみる都市/ 第4章 マリー・ローランサンとパリの外国人コレクターたち—収集家の動向から読み解く画家の魅力/ 第5章 ニューヨークの表象—パリからニューヨークへ/ 第6章 ジョージア・オキーフ作“ラジエター・ビル—夜、ニューヨーク”についての一考察—一九二〇年代の芸術家の交流を手掛かりとして/ 第7章 岡田謙三の「抽象」—パリとニューヨークの経験を中心に/ 第8章 河原温“Today”シリーズの再考—一九六六年の“ジャーナル”の読解をつうじて 近代都市と絵画 パリからニューヨークへ / 坂上桂子 【本】 4,400 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細津波を受けつつも佇む木の姿に魅入られる 『BLAST』「都市のマケット」といった都市にまつわる写真で世界的に知られる写真家畠山直哉氏。2011年3月、東日本大震災の津波で故郷陸前高田の生家を失い、それ以来、惨状の姿から、山が崩され盛り土が施され、防潮堤が築かれていく時間の推移を写真に収めてきた彼が、大地に1本残った、半分は死に、半分は生きているオニグルミの姿に導かれ、故郷を出て、福島、宮城、岩手と木を撮影した写真集。震災から復興の道筋のなか、木々の姿はなにを語るのか。津波で母を失って以来、故郷陸前高田の変わりゆくさまを撮影しながら、行き場のない思いに捕らわれていたひとりの写真家が、津波を受けつつも海岸沿いに残る木とレンズを通して出会い、東北三県の木々との邂逅の軌跡を一冊にまとめた写真集。かつて、畠山は、津波後の故郷を撮る理由を「誰かを超えた何者かに、この出来事全体を報告したくて写真を撮っている」と発言していたが、なにもかも消えた大地に残った木の姿から、私たちは何を感じ取れることが出るのだろうか。ぽつねんと残った木の姿に耳を澄まし、感じ入ることに思いを寄せ、明日の私たちの生き方を問い直す写真集でもあります。 津波の木 TSUNAMI TREES / 畠山直哉 【本】 7,700 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細井上有一を筆頭に、21世紀の国内外のアートワールドで、書の再評価が急速に進んでいる。その潮流は昭和の書家にとどまらず、いまを生きる現代書家の多様な活動へも熱い視線が注がれている。 なかでも、「ART SHODO」を提唱し、現代美術ギャラリーを含め国内外で展覧会を重ねる山本尚志は、現代書と現代美術とを横断しながら強烈な存在感を放つ書家である。対象物を墨でかたどったアルカイックな線描、そこに対象物の名前が書かれるという「モノにモノの名前を書く」というコンセプチュアルなスタイルが山本の書である。鑑賞者は、ここに書(描)かれたものが絵なのか、書なのか、といった無限にループする問いのなかに突如放り込まれる。 注目すべき点は、山本のルーツに井上有一の存在があることだろう。山本が19歳のときに、京都国立近代美術館で開催された井上有一の大回顧展、そしてそこでの作品との出会いを経て、山本は井上のカタログレゾネの制作にも携わっている。その意味で、書の歴史を深く体得しながら、現代書に挑む山本の書には説得力が生じているのである。 本書は山本の代表作である《うごく木》《マシーン》《フエ》を含む2016年から2023年の作品群を紹介するほか、清水穣による解説「名を与える 山本尚志の書」を収録。 気鋭のデザイナー小池俊起による装丁では、ドイツ装+A4横判という美しいアートブックとしての造本も見どころとなっている。 うごく木 山本尚志2016-2023作品集 / 山本尚志 【本】 3,850 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細ある日、図書館にまよいこんでしまった、はたらきアリのアントンとアンティ。ふみつぶされそうになったときに助けてくれたのは、奇妙なアリのおばあさん、モジモジばあだった。モジモジばあは、くたびれた本をみつけて、元気にしているらしい。でも、その方法はとてもユニークで…。読んだ後、本がとても大切に思える、心がぽかぽかする物語です。 モジモジばあは、本のおいしゃさん / 仁科幸子 【本】 1,540 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細明治から昭和にかけて活躍した希代の責め絵師、伊藤晴雨が極めた艶美の境地——人さらい、見せしめ‥‥抒情をもって描き出した、戦慄と恍惚の美がたっぷり味わえる画集です。《貴重!》筆致の生々しさや、身体や表情を捉える試行錯誤のあとがうかがえる、下絵やデッサンも多数収録!(第二次世界大戦後は)何でも描ける時代になったのに、紙がなかった。その晴雨に紙を届けたのも、私の父親でした。届けた紙を、頭上に押し抱き「ありがてぇ、これでまた好きな絵が描けらぁ」。そういった晴雨の姿を、小学生だった私は二度見ています。——風俗資料館初代館長・平牙人風俗資料館が所蔵する貴重な資料からまとめた、『伊藤晴雨の世界1 [秘蔵写真集]責めの美学の研究』に続く、晴雨の世界が堪能できる1冊です!◎伊藤晴雨‥‥明治15年生まれ、昭和36年没。巧みな技術で迫真の責め絵を描き、その大家としてファンも多く、『責(せめ)の話』などの名著も著す。一方で、幽霊画の傑作も多く残したほか、江戸の市井風俗をこよなく愛し、江戸風俗にまつわる書籍も著している。◎風俗資料館‥‥東京・飯田橋にある、日本で唯一のSM・フェティシズム専門図書館(会員制)。貴重な資料の蒐集・保存をおこなっている。BILINGUAL ART BOOK--This book contains Seiu Ito's treasured blame paintings and drawings. 伊藤晴雨の世界 門外不出の責め絵とドローイング 2 伊藤晴雨秘蔵画集 TH ART SERIES / 伊藤晴雨 【本】 3,850 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細明治から昭和にかけて活躍した希代の責め絵師、伊藤晴雨が極めた艶美の境地——人さらい、見せしめ‥‥抒情をもって描き出した、戦慄と恍惚の美がたっぷり味わえる画集です。《貴重!》筆致の生々しさや、身体や表情を捉える試行錯誤のあとがうかがえる、下絵やデッサンも多数収録!(第二次世界大戦後は)何でも描ける時代になったのに、紙がなかった。その晴雨に紙を届けたのも、私の父親でした。届けた紙を、頭上に押し抱き「ありがてぇ、これでまた好きな絵が描けらぁ」。そういった晴雨の姿を、小学生だった私は二度見ています。——風俗資料館初代館長・平牙人風俗資料館が所蔵する貴重な資料からまとめた、『伊藤晴雨の世界1 [秘蔵写真集]責めの美学の研究』に続く、晴雨の世界が堪能できる1冊です!◎伊藤晴雨‥‥明治15年生まれ、昭和36年没。巧みな技術で迫真の責め絵を描き、その大家としてファンも多く、『責(せめ)の話』などの名著も著す。一方で、幽霊画の傑作も多く残したほか、江戸の市井風俗をこよなく愛し、江戸風俗にまつわる書籍も著している。◎風俗資料館‥‥東京・飯田橋にある、日本で唯一のSM・フェティシズム専門図書館(会員制)。貴重な資料の蒐集・保存をおこなっている。BILINGUAL ART BOOK--This book contains Seiu Ito's treasured blame paintings and drawings. 伊藤晴雨の世界 門外不出の責め絵とドローイング 2 伊藤晴雨秘蔵画集 TH ART SERIES / 伊藤晴雨 【本】 3,850 円
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