レビュー・・???渡辺貞夫は1951年、18歳の時に宇都宮から上京して、プロデビューした。 その音楽生活50周年を記念して作られたのがこの2枚組。 最初と最後に収録されている3トラックは2001年6月にラッセル・フェランテやロベン・フォードらを加えてLAで録音したもの。 ???タイトル曲は全部で3バージョン収録されているが、そのうちのふたつは新録音で、ヴォーカル版はランディ・クロフォードの歌をフィーチャーしている。 それ以外の26曲は78年の大ヒット・アルバム『カリフォルニア・シャワー』以降の諸作からの選曲。 音源はビクター、ソニー、ワーナー、ファンハウス、ユニバーサルと5社にわたっており、まさにレーベルの壁を越えたベスト盤だ。 ???70年代以降の渡辺貞夫は自作を演奏するケースが多く、ここに収録されている曲もほとんどがオリジナル。 その結果、ソングライターとしての渡辺貞夫の魅力を凝縮した作品になっている。 思わず口ずさみたくなってしまう曲が多く、メロディ・メイカーとしての非凡な才能をあらためて実感させられる。 (市川正二)・・内容紹介・・音楽生活50周年を迎えた |