世界初録音! ロマン派の異才、ハンス・ゾマー歿後100周年。 管弦楽伴奏付き歌曲を現代最高峰の歌手たちが歌う! ★ハンス・ゾマー (1837-1922) 作曲の管弦楽伴奏付き歌曲をモイツァ・エルトマン、アンケ・フォンドゥング、マウロ・ペーター、ベンヤミン・アップルという充実のソリスト陣を迎え、グリエルモ・ガルシア・カルヴォ指揮、ベルリン放送交響楽団が録音。 「さすらいの夜想曲II」以外、管弦楽伴奏版では全曲世界初録音という注目の内容です! ★ドイツの作曲家ハンス・ゾマーは数学を学び、のちに物理学の教授となり、工科大学の学長も務めるなど、音楽家としては異例の経歴の持ち主。 ライプツィヒではブラームス、シューマン、ヨアヒムらが参加したサークルに所属し、作曲家としても着実に研鑽を積み、ゾマーの作品はリヒャルト・シュトラウスからも絶賛されるほどでした。 作品の中心は歌曲や歌劇といった声楽曲ですが、彼の異色の経歴に加え、楽譜が出版されることがほとんどなかったため、ゾマーの作品は長い間日の目を見ることがありませんでした。 ★近年その作品の再評価が進んでいますが、今年 (2022年) 歿後100年を記念して充実のアルバムが登場です。 ゾマーの歌曲はゲーテを中心とした詩にロマン派らしい美しい旋律と民謡とを融合させた色彩豊かなオーケストレーション、そしてドラマティックな音楽が最大の魅力。 この輝かしい歌曲を世界最高峰のソリスト陣が思いを込めて歌い上げます! 収録情報 曲目・内容 ハンス・ゾマー (1837-1922) :管弦楽伴奏付き歌曲集 声楽と管弦楽のための作品集 1. 「自由な想い」 2. 「トゥーレの王」 3. 「ミニョンの家」 4. 「銘記I」 5. 「銘記II」 6. 「憩いのない恋」 7. 「嵐の中で」Op.4-3 8. 「エゼルベルト卿」Op.11-4 9-13. 歌劇『ローレライ』からの伝承曲 Op.13【第1曲「艀での伝承」/第2曲「薔薇のつぼみと蝶々」/第3曲「伝承と従者」/第4曲「森の中で」/第5曲「岩の上に」】 (ハンス−クリストフ・マウラスシャット&マルティン・アルブデヒト−ホーマイヤー校訂 (2020) ) 14. 「夜、船室にて」 15. 「さすらいの夜想曲I」 16. 「さすらいの夜想曲II」 17. 「追憶」 (オルガ・クロウポヴァー編曲 (2020) ) 声楽と室内アンサンブルのための作品集 18. 「村に咲きほこる菩提樹」 19-22. 歌曲集『フーノルト・シングーフ』Op.4より【第1曲「ご挨拶」/第2曲「夏の遊び」/第3曲「ルアー」/第4曲「その酒」】 ※ (16) を除く全曲世界初録音 アーティスト(演奏・出演) (1,2,8,15,16,19-22) ベンヤミン・アップル (バリトン) (3,4,7,18,22) アンケ・フォンドゥング (メゾ・ソプラノ) (5,6,9-13,17,22) モイツァ・エルトマン (ソプラノ) (14,22) マウロ・ペーター (テノール) (1-17) ベルリン放送交響楽団、グリエルモ・ガルシア・カルヴォ (指揮) (18-22) クリストフ・コーン (クラリネット) 、アンネ・フェルツ (第1ヴァイオリン) 、ブリギッテ・ドラガノフ (第2ヴァイオリン) 、アレハンドロ・レグエイラ・カウメル (ヴィオラ) 、ペーター・アルブレヒト (チェロ) レコーディング セッション録音:2021年5月25-28日/ハウス・デス・ルンドフンクス、ザール1 (ベルリン) エグゼクティヴ・プロデューサー:ステファン・ラング (ドイチュラントラジオ・クルトゥーア) &ルノー・ロランジェ (ペンタトーン) レコーディング・プロデューサー、エディティング、ミキシング&マスタリング:フローリアン・B・シュミット ハンス・ゾマー:管弦楽伴奏付き歌曲集 2,860 円
|
古楽ピアノとギター伴奏による ハイドン時代ウィーンの愛の歌 ★これまでほとんど録音のない歌曲も取り上げた貴重な内容。 テノール歌手のマルクス・ミーセンベルガーが、フォルテピアノとギターの古楽器専門家とともに、ウィーンの愛の歌を演奏しています。 ★ヨハン・ゲオルク・グレーバーの手によるグランドピアノ (1815年インスブルック) と、ヨハン・ゲオルク・シュタウファー製のギター (1850年、作者不詳のウィーン・ギターに基づく) を使用。 収録情報 曲目・内容 クピードー 〜ハイドン、ジュリアーニとウィーンの愛の歌 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) :Cupido (Gottlieb Leon) / Die zu spate Ankunft der Mutter (Ch.F.WeiBe) ヨーゼフ・アントン・ステファン (1726-1797) :Dein suBes Bild (Friedrich Gottlieb Klopstock) カール・フリーベルト (1736-1816) :Warnung an die Madchen (in Ramlers Blumenlese) フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:She never told her love (Shakespeare) / Eine sehr gewohnliche Geschichte (Ch.F.WeiBe) / Trost unglucklicher Liebe マウロ・ジュリアーニ (1781-1829) :Romance フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:Der erste Kuss (J.G.Jacobi) レオポルト・コジェルフ (1747-1818) :Vogelstellerlied (Moritz August von Th?mmel) マウロ・ジュリアーニ:Mon coeur soupire ヨハン・ホルツァー (1753-1818) :Zwei Augen (Alois Blumauer) ヨーゼフ・アントン・ステファン:Das Madchen am Ufer (Joh.Gottfried Herder) ヨハン・ホルツァー:Kupido (Gottlieb Leon) カール・フリーベルト:Das ungetreue Madchen (Graf v.Schlieben o.Putbus) レオポルト・コジェルフ:An die kleine Schone (Gotthold Ephraim Lessing) ヨハン・ホルツァー:Liebeslied (Gottlieb Leon) マルティン・ルプレリト (1758-1800) :Romanze フランツ・アントン・ホフマイスター (1754-1812) :Der Entschluss アーティスト(演奏・出演) マルクス・ミーセンベルガー (テノール) エーリヒ・トラクスラー (フォルテピアノ) クリスティアン・ハイメル (ギター) レコーディング 録音:2022年9月15-17日/オーストリア、ザンクト・マリエン、聖ミカエル教会 クピードー 〜ハイドン、ジュリアーニとウィーンの愛の歌/マルクス・ミーセンベルガー 3,036 円
|
パドモアの徹底した語りぶり、ポール・ルイスの文句なしの伴奏! ★ちょっと甘い歌声、言葉の美しい粒立ち、安定した歌唱で、宗教曲にリートに大活躍のパドモアのポール・ルイスとの共演によるシューベルト三大歌曲集から「白鳥の歌」。 徹底して「語り部」として詩人のメッセージを音楽にのせて聴き手に語りかけるパドモアの技にはますます磨きがかかっています。 「私」をとことん滅し、時に極めて冷淡で、時にはっとするほど優しく、歌っているのですが「語って」いるというほうがしっくりくるような演奏ぶりは見事です。 詩人が語り描く世界に自分が迷い込んだような気分になります。 「流れの上で」はホルンとのトリオ。 ベートーヴェンの死の翌年に書かれたもので、ベートーヴェンの「英雄」の葬送行進曲の優しいエコーとなっています。 ゲスト奏者としてホルンを吹いているのは、名手リチャード・ワトキンス。 収録情報 曲目・内容 フランツ・シューベルト: 白鳥の歌 D.957 流れの上で D.943* 星 作品96 D.939 アーティスト(演奏・出演) マーク・パドモア (テノール) ポール・ルイス (ピアノ) リチャード・ワトキンス (フレンチ・ホルン) * レコーディング 録音:2010年10月、AIRスタジオ、リンドハースト・ホール、ロンドン フランツ・シューベルト: 白鳥の歌 D.957、 流れの上で D.943、 星 作品96 D.939 3,143 円
|
圧倒的な声のエネルギーがフルオーケストラばりに迫る! ★ニューヨークに本拠を置くクラリオン合唱団が2023年ラフマニノフ生誕150年に贈る新録音。 ロシアのレパートリーに定評のある彼らにとり、ラフマニノフはロシア人ながら後半生をアメリカで送っていたゆえ特別の愛着をもっているそうです。 ★ラフマニノフの「晩祷」はキリストの復活を象徴する夜明けに向かい徹夜で吟じられる賛歌。 リーダーのスティーブン・フォックスは現在ウクライナで起こっている紛争と人々の苦しみを、曲およびラフマニノフが革命時に味わった故郷から離れるという経験と重ね合わせています。 ★ラフマニノフが作った15の部分に加え、4、5、8、12、14曲の前にはラフマニノフが基にしたオリジナルのキエフ聖歌やズナメニー聖歌を歌っているのも注目。 ★これまで複数のグラミー賞にノミネートされたクラリオン合唱団、実用的教会音楽として作られたラフマニノフの「晩祷」がコンサート用作品としても魅力的なことを証明してくれます。 ペンタトーンならではの高音質録音が人の声の凄さを再認識させてくれます。 収録情報 曲目・内容 ラフマニノフ:晩祷Op.37 アーティスト(演奏・出演) スティーブン・フォックス (指揮) クラリオン合唱団 レコーディング 録音:2020年1月至聖三者大聖堂 (ニューヨーク) ラフマニノフ:晩祷Op.37/スティーブン・フォックス、クラリオン合唱団 2,860 円
|
デュボワの清冽きわまりない声が冴える《冬の旅》 ★フランスの新世代を代表するテノール、シリル・デュボワが冬の旅を録音しました。 アンサンブル (声、弦楽器、打楽器、ダンスなど) にその活動の重点をおいているフランスのピアニスト、アンヌ・ル・ボゼクとの共演。 デュボワの清潔感ある声が、却って寒々しい雰囲気を出しているよう。 1904年製のベヒシュタインの少し鄙びたようなピアノの音色が作品の世界を一層盛り上げています。 収録情報 曲目・内容 シューベルト:歌曲集《冬の旅》 (全曲) アーティスト(演奏・出演) シリル・デュボワ (テノール) アンヌ・ル・ボゼク (ピアノ) レコーディング 録音:2021年1月 シューベルト:歌曲集《冬の旅》 (全曲) 3,157 円
|
セクレスの美しきピアノ小品集と歌曲集 ★ナチスの迫害の犠牲となった音楽家・作曲家は数多くいますが、ベルンハルト・セクレス (1872-1934) もその一人。 セクレスは生前、同世代で最もよく知られた作曲家であり、ドイツのクラシック音楽シーンで極めて重要な存在でした。 またホッホ音楽院では10年間院長を務めるなど、後進の育成にも力を注いだ人物です。 温かい人間性が音楽にもあらわれ、生命力あふれる作品を数多く残しております。 ★当アルバムでは知られざる作曲家に焦点を当て録音を進めているピアニスト、ネムツォフとソプラノ、ゴルトスタインがセクレスの18の歌曲集とピアノのための作品を演奏しております。 収録情報 曲目・内容 ベルンハルト・セクレス : 1. 18の歌曲集 Op.15 (詩経〜中国の歌より) (リュッケルト詩) 2. ピアノのための24の小品集「幻想」 Op.42 3. ピアノのための組曲第1番 Op.34 アーティスト(演奏・出演) テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン (ソプラノ) (1) ヤーシャ・ネムツォフ (ピアノ) レコーディング 録音 : 2021年3月31日、2021年4月14日、2021年8月11日/ゼンデザール セクレス : ピアノ小品集と歌曲集 4,400 円
|
ハーディングが緻密かつ幻想的に響かせる ブリテンの独唱と器楽のための歌曲集! 繊細で透明感のある器楽の響き 気品あるテノール ★ハーディングが、ブリテンによる、 (弦楽) オーケストラ伴奏歌曲を録音しました。 ハーディングといえば交響曲はもちろん、声楽付きの管弦楽やオペラ (ブリテンのねじの回転も含む) でもその手腕を発揮しているのは誰もが知るところ。 ここでも、故郷の作曲家の作品を、手兵スウェーデン放送響の多彩な音色を駆使して、作品の魅力を120%引き出しています。 歌うのは、1979年ロンドン生まれのテノール、アンドルー・ステイプルズ。 ロイヤル・オペラ・ハウスでデビューしたのち、ラトル指揮のベルリン・フィルやウィーン・フィルなどとも共演、演奏会やオペラ、リサイタルで活躍する存在で、重すぎず品格ある響きはどこかピーター・ピアーズを思い起こさせる瞬間もあるようで、非常に魅力的です。 さらに、フォトグラファーとしてもセンスある写真を多数撮影している存在です。 ★≪イリュミナシオン≫は、ランボーの詩によるもの (原語のフランス語で歌われる) 。 ブリテンは、この詩について visions of heaven (天国の光景) と語っており、詩が含有する世界を見事な書法で華麗に音化しています。 ハーディングが器楽から引き出す音色がとにかく極彩色で高精度。 素晴らしい出来栄えです。 ≪セレナーデ≫ではホルンのクリストファー・パークスのソロが光ります。 クリストファー・パークスは1981年ドンカスター (イギリス) 生まれ。 はじめにコルネットを習ったあと、7歳でアルトホルン (イギリスではテナーホルン) をはじめ、15歳でフレンチホルンに転向。 ロンドン・フィルのホルン奏者を務めたのち、2007年にロイヤル・フィルの首席奏者に就任。 2010年からはスウェーデン放送交響楽団で首席奏者を務めています。 ≪ノクターン≫は8曲からなり、それぞれの詩は英国を代表する詩人 (あるいは作家) のものが採用されています。 詩の素晴らしさもですが、各曲で、ファゴットやハープ、ホルン、ティンパニ、コールアングレ、フルートやクラリネットのオブリガート楽器が活躍するのもまた聴きどころの作品。 ここではスウェーデン放送響のメンバーたちによる素晴らしいアンサンブルをお楽しみいただけます。 1975年生まれのハーディングが、ここにきてさらに充実していることを感じさせると同時に、作品についての明確なヴィジョンを持っていることが、音からも実によく伝わってくる、秀逸な演奏です。 収録情報 曲目・内容 ブリテン (1913-1976) : ・≪イリュミナシオン≫ op.18 (高声と弦楽オーケストラのための、1939年/アルテュール・ランボー詩) [1.ファンファーレ (Fanfare), 2.都会 (Villes), 3a.フレーズ (Phrase), 3b.アンティーク (Antique), 4.王族 (Royaute), 5.海の景色 (Marine), 6.間奏曲 (Interlude), 7.ビーング・ビューティアス (Being Beauteous), 8.パラード (Parade), 9.たびだち (Depart) ] ・≪セレナード≫ op.31 (ホルン、テノールと弦のための、1943年) [1.プロローグ (器楽), 2.パストラル (チャールズ・コットン), 3.ノクターン (アルフレード・ロード・テニソン), 4.エレジー (ウィリアム・ブレイク), 5.挽歌 (Dirge) (作詞者不明、15世紀), 6.聖歌 (Hymn) (ベン・ジョンソン), 7.ソネット (ジョン・キーツ), 8.エピローグ (器楽) ] ・≪ノクターン≫ op.60 (テノール、6つのオブリガート楽器と弦楽のための、1958年) [1.詩人の唇の上で私は眠っていた (詩:パーシー・ビッシュ・シェリー), 2.深い海の雷鳴の下 (詩:アルフレッド・テニスン), 3.木の葉の衣をまとって (詩:サミュエル・テイラー・コールリッジ), 4.真夜中の鐘が鳴る (詩:トーマス・ミドルトン), 5.しかしその夜、私はベッドに横たわって (詩:ウィリアム・ワーズワース), 6.彼女は眠る、穏やか最後の息で (詩:ウィルフレード・オーウェン), 7.夏の風よりやさしいものがあるだろうか? (詩:ジョン・キーツ), 8.目をつぶっているときが、いちばんよく見える (詩:ウィリアム・シェイクスピア) ] アーティスト(演奏・出演) アンドルー・ステイプルズ (テノール) クリストファー・パークス (ホルン) スウェーデン放送交響楽団 ダニエル・ハーディング (指揮) レコーディング 録音:2018年3月、2019年5月/ベルワルト・ホール (ストックホルム) ブリテン:イリュミナシヨン、セレナーデ、ノクターン 3,322 円
|
日本独自企画!! 完全限定プレスの初LP化! 鈴木雅明自選! バッハ・コレギウム・ジャパンの偉業、J.S.バッハの教会カンタータから究極の15曲をセレクト。 東洋化成プレス180g重量盤7枚組! ★バッハ・コレギウム・ジャパンの大偉業、J.S.バッハの教会カンタータ全曲録音。 1995年に録音を開始し、2013年、17年の歳月かけて完結した日本の団体としては初の全集。 まさに世界に誇る業績でBCJの名を世界に知らしめた名録音です。 ★今回鈴木雅明氏自らセレクトした究極の15曲が日本独自企画として7枚組LPの完全限定盤で登場!BISレーベルからのライセンスで東洋化成プレスの180g重量盤です。 ★解説には『鈴木雅明氏が語る15曲の魅力』として2024年1月にインタビューした新規原稿 (作品のセレクトの理由、各作品の魅力など) を10000字で掲載。 また各曲の解説、制作ノート、歌詞対訳、アーティスト・プロフィールも掲載した充実の内容です! ※日本独自企画で今後輸入盤でのリリース予定はありません。 この機会をお見逃しなく! 収録情報 曲目・内容 J.S.バッハ:鈴木雅明自選教会カンタータ選集 【第8・20・39・42・51・72・75・78・94・102・106・125・140・161・177番】 [LP1] A面:第8番《愛する御神よ、いつ我は死なん》BWV8 第8番《愛する御神よ、いつ我は死なん》BWV8より [合唱] :「愛する御神よ、いつ我は死なん?」 (第2稿) 野々下由香里 (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、ゲルト・テュルク (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2002年9月6〜10日/神戸松蔭女子学院大学チャペル B面:第20番《おお、永遠、汝、雷の言葉よ》BWV20 野々下由香里 (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、ヤン・コボウ (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2002年4月19〜23日/神戸松蔭女子学院大学チャペル [LP2] A面:第39番《割いて与えよ、飢えた者に汝がパンを》BWV39 野々下由香里 (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2009年2月21〜25日/神戸松蔭女子学院大学チャペル B面:第42番《その同じ安息日の夕方》BWV42 野々下由香里 (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、ジェイムズ・ギルクリスト (テノール) 、ドミニク・ヴェルナー (バス) 録音:2006年2月23〜27日/神戸松蔭女子学院大学チャペル [LP3] A面:第51番《すべての国よ、神を誉め讃えよ》BWV51 キャロリン・サンプソン (ソプラノ) 録音:2005年9月18〜21日/神戸松蔭女子学院大学チャペル A面:第72番《すべてはただ神の御心に依って》BWV72 レイチェル・ニコルズ (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、ゲルト・テュルク (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2008年2月6〜10日/神戸松蔭女子学院大学チャペル B面:第75番《貧しい者たちは食べて》BWV75 鈴木美登里 (ソプラノ) 、米良美一 (カウンターテナー) 、ゲルト・テュルク (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:1998年5月/神戸松蔭女子学院大学チャペル [LP4] A面:第78番《イエスよ、あなたはわが魂を》BWV78 野々下由香里 (ソプラノ) 、ダニエル・テイラー (カウンターテナー) 、櫻田亮 (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2003年2月14〜17日/神戸松蔭女子学院大学チャペル B面:第94番《私はこの世に何を求めよう》BWV94 野々下由香里 (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、ヤン・コボウ (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2002年4月19〜23日/神戸松蔭女子学院大学チャペル [LP5] A面:第102番《主よ、あなたの目は信仰を顧み給う!》BWV102 第102番《主よ、あなたの目は信仰を顧み給う!》BWV102よりアリア (テノール) :恐れおののけ [オブリガート:トラヴェルソ版] ハナ・ブラシコヴァ (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、ゲルト・テュルク (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2009年9月30日〜10月2日、4日/神戸松蔭女子学院大学チャペル B面:第106番《神の時は最上の時》BWV106 柳沢亜紀 (ソプラノ) 、米良美一 (カウンターテナー) 、ゲルト・テュルク (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:1995年11月8〜10日/神戸松蔭女子学院大学チャペル [LP6] A面:第125番《平安と喜びをもって、私は逝こう》BWV125 野々下由香里 (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、アンドレアス・ヴェラー (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2005年2月19〜22日/神戸松蔭女子学院大学チャペル B面:第140番《目覚めよと、我らに呼ばわる声》BWV140 ハナ・ブラシコヴァ (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、ゲルト・テュルク (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2011年9月20〜23日/神戸松蔭女子学院大学チャペル [LP7] A面:第161番《来たれ、汝甘き死の時よ》BWV161 鈴木美登里 (ソプラノ) 、米良美一 (カウンターテナー) 、櫻田亮 (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:1997年2、6、7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル B面:第177番《我はあなたに叫び求めん、主イエス・キリストよ》BWV177 ハナ・ブラシコヴァ (ソプラノ) 、ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 、ゲルト・テュルク (テノール) 、ペーター・コーイ (バス) 録音:2012年2月5〜8日/神戸松蔭女子学院大学チャペル アーティスト(演奏・出演) バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明 (指揮) J.S.バッハ:鈴木雅明自選教会カンタータ選集 44,000 円
|
現代アメリカ音楽とユダヤ音楽を融合させた 激動の時代を生き抜いた作曲家 サミュエル・アドラーの作曲史を感じさせるアルバム ★サミュエル・アドラーは、1928年ドイツのユダヤ系音楽家の両親のもとに生まれました。 1939年アメリカに亡命し、コープランド、ヒンデミット、ランドール・トンプソンらに作曲を学び、これまでに400にものぼる作品を発表、60年以上ジュリアード、イーストマン音楽院をはじめ世界中の大学で教鞭をとり、ユダヤ音楽の普及に尽力し、現代のアメリカを代表する作曲家として活躍してきました。 ★このアルバムには、長年書き続けてきた宗教作品・讃美歌が収録されており、彼の作曲の歴史が詰め込まれています。 アドラーは、10歳のときナチス・ドイツから逃れてきました。 1938年11月9日の夜、ユダヤ人に対する暴力が勃発。 2日間で250を超えるシナゴークが焼かれ、ユダヤ人が経営する商店は破壊されました。 店の窓ガラスが砕け散って通りに散乱した様子からこの日の夜のことは「水晶の夜」と呼ばれています。 その悲惨な夜に、アドラー一家の命を救ったのは偶然崩れ落ちてきたパイプオルガン。 そのおかげで追っ手から逃げることができ、一家は最終列車でドイツを脱出することができたといいます。 そうした劇的経験の中から生まれた数々の宗教的作品は、多くの人々の心に届くものとなっています。 ★特にアルバムのタイトルともなっているアカペラ合唱と2つのヴァイオリンのための作品「To Speak to Our Time」は、アドラーを象徴する楽曲と言ってもよいでしょう。 ドレスデン室内合唱団が「水晶の夜」の80周年追悼コンサートのために委嘱した作品で、2018年11月10日にハンス=クリストフ・ラーデマン指揮で初演されました。 収録情報 曲目・内容 サミュエル・アドラー(1928-): 合唱作品集 1. 讃美歌 ジョシュア・カナガ(テノール)、シャロン・ファイファー(オルガン) 2.さあ、喜びましょう 3. 愛した者はわがもの 4. 合唱三部作 I:どうしてわたしをお見捨てになったのですか? クララ・ゲルデス(オルガン) 5. 合唱三部作 II:聖書の祈りが私の祈りになる 6. 合唱三部作 III:主への新しい歌を歌おう クララ・ゲルデス(オルガン) 7. 詩篇 23篇 シャロン・ファイファー(オルガン) 8. To Speak to Our Time:前奏曲 I ルシア・リン(ヴァイオリンI)、ジュリアン・リー(ヴァイオリンII) 9. To Speak to Our Time:さすらいの合唱 ディアナ・シャノン(ソプラノ) 10. To Speak to Our Time:間奏曲 I ルシア・リン(ヴァイオリンI)、ジュリアン・リー(ヴァイオリンII) 11. To Speak to Our Time:詩篇 121 12. To Speak to Our Time:間奏曲 II ルシア・リン(ヴァイオリンI)、ジュリアン・リー(ヴァイオリンII) 13. To Speak to Our Time:詩篇 111 14. To Speak to Our Time:間奏曲 III ルシア・リン(ヴァイオリンI)、ジュリアン・リー(ヴァイオリンII) 15. 現代に語り継ぐ:賛歌 10 ルシア・リン(ヴァイオリンI)、ジュリアン・リー(ヴァイオリンII) 16. なんと甘美な響きよ シャロン・ファイファー(オルガン) アーティスト(演奏・出演) リチャード・K.パグスレー (指揮) グローリエ・デイ・カントレス レコーディング 録音:2021年9、10、11月 マサチューセッツ州オーリンズ、主イエス・キリストの変容教会 サミュエル・アドラー:合唱作品集〜現代に語り継ぐために 2,904 円
|
フランス古楽界注目の若手ラファエル・ピション すべての芸術家を魅了するライン川を描く ★いま最もフランス古楽界で注目されている1984年生まれのラファエル・ピション。 これまでにハルモニアムンディから「バッハ:レオポルト候のための葬送音楽」 (HMC.902211) や「ラモー:カストールとポリュックス」 (KKC.5492) など、既成概念を覆すようなアプローチの録音を発表し現代古楽界に衝撃を与えています。 ★このアルバムは彼が率いるアンサンブル・ピグマリオンと、メゾソプラノのベルナルダ・フィンク、そしてハープのエマニュエル・セイソンをメインに迎え、ライン川に魅了された作曲家シューベルト、シューマン、ブラームス、ワーグナーらの女声合唱を中心としたプログラムを収録しています。 ★スイス、ドイツ、フランス、オランダにまたがって流れるライン川は、美しい少女に魅せられた水夫を誘惑し、船を遭難させるという「伝説」や神話が残され、数々の歴史の舞台となり、ヒューゴ、ネルバル、ハイネ、アインヒェンドルフ、ターナーなど多くの作家、画家、芸術家を魅了し続けています。 ワーグナーの「ラインの黄金」では、ラインの川底に隠された黄金を守る 3人の水の乙女たちが登場します。 ピションとピグマリオンはその「乙女」とともに川の流れをたどろうというプログラミングで、それぞれの曲をいくつかのカテゴリーに分け父なるラインの秘密に迫っています。 珍しい女声合唱曲の数々をカウンター・テナーとしても活躍するピションならではの解釈で聴かせてくれます。 収録情報 曲目・内容 ラインの娘〜シューベルト、シューマン、ブラームス、ワーグナー モルペウスの娘 ワーグナー:ライン川の河底に (女声合唱、ハープ、4つのホルン、2本のコントラバス) シューマン:子守歌 Op.78-4 (女声四重唱とハープ) * ブラームス:私は角笛を苦しみの谷で鳴らす Op.41-1 (4つのホルン) 人魚 シューマン:ロマンス第1集 Op.69-5「海の女神」 シューベルト:詩篇23番「主はわが飼い主」D.706 (女声とハープ) シューマン:ロマンス第2集 Op.91-6「海の中で」 セレナーデ ワーグナー:ジークフリート〜ジークフリートの鐘 (ホルン・ソロ) ブラームス:女声合唱のための13のカノン Op.113-5「かたい決意」 シューベルト:セレナーデ D.920 (メゾソプラノ、女声合唱) 嘆きの女たち シューベルト:私は涙に濡れて D.131b (単純な3声のカノン) シューマン:ロマンス第1集 Op.69-6「礼拝堂」 シューベルト:挽歌 D.836 (女声合唱、2つのホルン、ピアノ / ハープ) ワーグナー:神々の黄昏〜葬送行進曲 (4つのホルン / ジェームズ ウィルコックス編) もの憂い恋のうらみ ハインリヒ・イザーク (c1450-1517) :インスブルックよさらば * ブラームス:女声合唱のための13のカノン Op.113-2「愛の神は私に過酷な姿であらわれる」 ブラームス:女声合唱のための13のカノン Op.113-13「もの憂い恋のうらみ」 ラインの娘 ワーグナー:神々の黄昏〜ラインの娘 (女声合唱、2つのホルン、ハープ) * ブラームス:2つのホルンとハープを伴う女声合唱のための4つの歌 ハープは鳴り響く / シェークスピアの歌「死と来たれ」/ 庭師 / フィンガルの歌 * ヴィンセント・マナック編曲 アーティスト(演奏・出演) アンサンブル・ピグマリオン ラファエル・ピション (指揮) ベルナルダ・フィンク (メゾソプラノ) エマニュエル・セイソン (ハープ) アネケ・スコット (ホルン) ヨゼフ・ワルター (ホルン) オリヴィエ・ピコン (ホルン) クリス・ラーキン (ホルン) レコーディング 録音:2015年7月パリ、サン=テスプリ寺院 ラインの娘?シューベルト、シューマン、ブラームス、ワーグナー 3,322 円
|
超豪華演奏陣による夢のシューマン歌曲全集シリーズ開始! ★ドイツの由緒あるレーベル、Profilならではの魅力的で貴重なアルバム。 シューマンの歌曲すべてを超豪華な歌手陣で集めました。 エルナ・ベルガーやユリア・ヴァラディ、フィッシャー=ディースカウからクリストフ・プレガルディエン、ディアナ・ダムラウといずれも主役級がとびきりの名匠で名匠で名歌を聴かせてくれます。 ★いずれも現在入手困難な音源ながら、お買い得価格でご提供。 歌曲作曲家としてのシューマン、ドイツ語の美しさを存分に堪能できます。 収録情報 曲目・内容 [Disc1] 1. リーダークライスOp.24(全9曲) 2. ユリウス・ケルナーの12の詩Op.35 アンドレアス・シュミット(バリトン)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)/1997年9月ベルリン [track-1] ウルフ・ベストライン(バリトン)、シュテファン・ラウクス(ピアノ)/2003年7月カールスルーエ [track-2] [Disc2] 1. リーダークライスOp.39(全12曲) 2. 詩人の恋Op.48(全16曲) 3. 恋の曙Op.37〜春の祭りの美しさ/太陽の輝くように 4. 私が鳥になれたらOp.43の1 5. 哀れなペーターはOp.53の3 クリストフ・プレガルディエン(テノール)、ミヒャエル・ゲース(ピアノ)/2005年4月ケルン [track-1] ベンヤミン・ブルンス(テノール)、カローラ・タイル(ピアノ)/2015年10月 [track-2,5] ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ハルトムート・ヘル(ピアノ)/1989年11月デュッセルドルフ [track-3,4] [Disc3] 1. 女の愛と生涯Op.42(全8曲) 2. 4つの二重唱曲Op.78 3. 5月の歌Op.79の9 4. 恋のたわむれOp.101〜私はあなたの木/千回の挨拶 5. ベルシャザルOp.57 6. あなたの顔はOp.127の2 7. 私の馬車はゆっくりとOp.142の4 8. 4つの二重唱曲Op.34 9. 夜にOp.74の4 エルナ・ベルガー(ソプラノ)、エルンスト=ギュンター・シェルツァー(ピアノ)/1956年ベルリン [track-1] ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ハルトムート・ヘル(ピアノ)/1989年11月 [track-2,3,4,8,9] アンドレアス・シュミット(バリトン)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)/1997年9月ベルリン [track-5,7] ウルフ・ベストライン(バリトン)、シュテファン・ラウクス(ピアノ)/2003年7月カールスルーエ [track-6] [Disc4] ミルテの花Op.25(シューマン夫妻の手紙朗読入り) ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、イヴァーン・パレイ(バリトン)、シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ(朗読)/2006年2月フロイスドルフ シューマン:歌曲全集Vol.1 5,115 円
|
ラトル&LSO最新盤ベルリオーズ没後150年記念イヤーに送るファウストの劫罰 ★ラトル&LSOによる大編成声楽作品、「ファウストの劫罰」の登場。 ラトル&LSOの声楽作品といえば、ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」が2018年度レコード・アカデミー賞銅賞受賞、その完成度の高い演奏が高く評価されました。 今回ラトルが世に放つのは、ベルリオーズ没後150年イヤーに向けて2017年に演奏された「ファウストの劫罰」。 魂を悪魔に売り、最後に救いを見つけるまで・・・ゲーテが遺した大作「ファウスト」にほれ込んだベルリオーズが書きあげた劇的な作品です。 ★ベルリオーズの「ファウストの劫罰」は、ゲーテの「ファウスト」へのベルリオーズの執着から生まれました。 かつて正義の学者であったファウストは、悪魔に魂を売り、自分の周りの罪なき者までをも巻き込み彼らを絶望と死へと引きずり込んでいきます。 この物語は悲劇でもありながら暗いコメディでもあり、賢さと卑劣さをあわせもった人物が中心となった、劇作品かつ叙事詩でもあります。 ★ラトルは次のように述べています:「これはオーケストラへの、そしてコリン・デイヴィスへのオマージュです。 私の世代は皆コリン・デイヴィスとLSOの演奏でベルリオーズを学びました。 そして私の姉が働いていた音楽図書館に入りびたっていた風変りな子供であった私にとって、ベルリオーズの論文はバイブルでした。 私達はどのようにしてファウストが早くから始まったかを忘れがちですが、ベートーヴェンは最初のスケッチを書いてすぐに亡くなっています。 そのスケッチの独創性は今日なお非常に魅力的です。 メフィストフェレスが歌う楽章では弦楽器が巨大なギターのように鳴りますが、誰もがその瞬間にまさにこの音を聴きたいと思うように音符が書かれており、他のページもすべてその調子で書かれています!これはどこからくるのでしょうか。 どうして彼はオーケストラがこのようなことができるとわかっていたのでしょうか。 これはもう映画を先取りしているとしか思えません。 」 収録情報 曲目・内容 ベルリオーズ(1803-1869):ファウストの劫罰(全曲)(1845-46) アーティスト(演奏・出演) サー・サイモン・ラトル(指揮)ロンドン交響楽団ロンドン交響楽団合唱団(サイモン・ホールジー:合唱指揮)ティッフィン少年合唱団ティッフィン少女合唱団ディッフィン児童合唱団カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ/マルグリート)ブライアン・ハイメル(テノール/ファウスト)クリストファー・パーブス(バス=バリトン/メフィストフェレス)ガボール・ブレッツ(バス/ブランデル) レコーディング 録音:2017年9月/バービカン・センター(ロンドン)ライヴ ベルリオーズ(1803-1869):ファウストの劫罰(全曲)(1845-46) 4,367 円
|
マーラー、ブラームス、マルタン 「死」への悲しみや苦しみを表現した3人の作曲家による 歌曲をハンノ・ミュラー=ブラッハマンが歌う ★マティアス・クラウディウスの詩によるシューベルトの「死と乙女」、そしてシューマンの連作歌曲「女の愛と生涯」の“今、あなたは初めてわたしを悲しませる”など、ドイツ・リート作品には「死」を扱ったテーマの作品が多く存在します。 このアルバムでも、「死」への悲しみや苦しみを表現した3人の作曲家による作品を収録しています。 子供の死に直面した父親の心理を見事に描いたマーラーの「亡き子をしのぶ歌」。 戦争を繰り返す人間を揶揄したホーフマンスタールの戯曲(1912)に音楽を付けたフランク・マルタンの『イェーダーマン』より6つのモノローグ。 そしてブラームス最後の歌曲集「4つの厳粛な歌」。 ★ハンノ・ミュラー=ブラッハマンは、バレンボイム指揮下、13年間ベルリン国立歌劇場のアンサンブルの一員として活躍。 その後もハンブルク国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、サンフランシスコ・オペラなど世界のオペラハウスの舞台に立つ。 またドイツ各地でリート・リサイタルも行い高い評価を得ています。 現在は、カールスルーエ音楽大学で教鞭をとっています。 収録情報 曲目・内容 マーラー、ブラームス、マルタン:歌曲集〜あの丘の上で マーラー:亡き子をしのぶ歌 1. 第1曲「いま太陽が明るく昇ろうとしている」 2. 第2曲「いま私はわかった。 なぜそんな暗い炎を」 3. 第3曲「おまえたちのおかあさんが戸口から歩み入るとき」 4. 第4曲「よく私は子供らはただ散歩に出かけただけだと考える」 5. 第5曲「こんな嵐のような天候の中で」 マルタン:『イェーダーマン』より6つのモノローグ 6. 第1曲「楽しき宴は終わりを迎え」 7. 第2曲「ああ、神よ、死とはなんと恐ろしいのでしょうか」 8. 第3曲「誰かが呼んでいるようだ」 9. 第4曲「わたしはすっかり滅ぼされてしまいたかった」 10. 第5曲「そう!私は信じます:主の成し遂げられたことを」 11. 第6曲「おお、永遠の神よ!神々しいお顔よ!」 ブラームス:4つの厳粛な歌 Op. 121 12. 第1曲「人の子らの運命と動物の運命は同じであり」 13. 第2曲「私は再び太陽の下で行われるあらゆる虐げを見た」 14. 第3曲「ああ死よ、お前を思い出すのはなんとつらいことか」 15. 第4曲「たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも」 アーティスト(演奏・出演) ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス=バリトン) ヘンドリク・ハイルマン(ピアノ) レコーディング 録音:2021年3月22-25日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス プロデクション:ヴェルナー・ダブリングハウス プロデューサー:ホルガー・シュレーゲル マーラー、ブラームス、マルタン:歌曲集〜あの丘の上で 2,640 円
|
全て世界初録音! チューリッヒ・ジング・アカデミーがスイスの無伴奏合唱曲に挑む! ★フライブルク・バロック・オーケストラとの「第九」 (パブロ・エラス=カサド指揮) (KKC-6234/HMM-902431) 、「魔弾の射手」 (ルネ・ヤーコプス指揮) (KKC-6532/HMM-902700) 、「フィデリオ」 (ルネ・ヤーコプス指揮) (KKC-6133/HMM-932414) など、数多くの録音でも知られるチューリヒ・ジング・アカデミーが、世界初録音の無伴奏合唱曲のCD「心血」をリリース。 ★同団は2011年創設。 スイスを中心に活動しながらドイツ、イタリア、イスラエル、オランダ、レバノン、台湾、中国など各国でも演奏。 多くの音楽祭にも出演し、BBCプロムス出演で世界的に知られる合唱団となりました。 ★当アルバムには同団委嘱の2作含む世界初録音の作品を収録。 ロマン派から現代までスイス人作曲家の多様な合唱曲を聴くことができます。 最後に収録したブルクハルト・キンツラー作曲の「Herbstsynkopen」はブラームスの5つの歌Op.104 (第1曲「夜警1」、第2曲「夜警2」、第3曲「最後の幸福」、第4曲「失われた青春」、第5曲「秋に」) とキンツラーが「秋に」から着想を得て、シンコペーションの形で作曲した6つの「Herbstsynkope 0〜V」を交互に組み合わせた11曲からなる作品。 同団32人のメンバーが透明で温かみのある歌声で見事に歌いこなしています。 指揮のフローリアン・ヘルガートは合唱のエキスパート。 コールヴェルク・ルール、コンチェルト・ケルンとの「モーツァルト : レクイエム K.626 (ミヒャエル・オストシガ補筆完成版) 」 (KKC-6274/COV-92009) 、「シュトックハウゼン&カーゲル : 合唱曲集」 (COV-92113) など、意欲的な録音でも知られます。 収録情報 曲目・内容 「心血」〜スイスの無伴奏合唱曲 1. クルト・ウィドルスキ (1978-) : 「Es flieht der Sunneschtrau」【チューリヒ・ジング・アカデミー委嘱作品】 2. ハンス・フーバー (1852-1921) : 民謡のスタイルによる6つの歌 Op.29〜男声合唱のための 3. リヒャルト・フルーリー (1896-1967) : 「降臨」「湖の夕べ」「アヴェ・マリア」〜女声合唱のための 4. ヘレナ・ヴィンケルマン (1974-) : 「ラ・セラ・ダ・ビアラウラ」〜コルネット、ヴァイオリン、ダルシマーと合唱のための 5. シリル・シューリヒ (1974-) : 「連帯」「理解」 6. ヨハネス・ブラームス (1833-1897) ブルクハルト・キンツラー (1963-) : 「Herbstsynkopen」【チューリヒ・ジング・アカデミー委嘱作品】 ※すべて世界初録音 アーティスト(演奏・出演) チューリッヒ・ジング・アカデミー フローリアン・ヘルガート (指揮) レコーディング セッション録音 : (3,5,6) 2020年9月/マルクトベルドルフ (ドイツ) 、(1,2,4) 2018年6月&2020年9月/チューリヒ (スイス) サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング : カルステン・ツィンマーマン エグゼクティヴ・プロデューサー : パトリック・ペイケルト (Claves) 「心血」?スイスの無伴奏合唱曲 3,322 円
|
旧約聖書の5つのテキストに基づく 米作曲家ラングの魅惑的な作品「the writings」を ロイス率いるカペラ・アムステルダムが 純度の高い歌声で世界初録音! ★ダニエル・ロイス率いるカペラ・アムステルダムのPENTATONEレーベル第2弾はデイヴィッド・ラング(1957-)の「the writings」です。 ★ラングはニューヨーク在住のアメリカ人作曲家。 現代音楽の名人集団「バン・オン・ア・キャン(Bang On A Can)」をジュリア・ウルフ、マイケル・ゴードンとともに創設し、現在アメリカを代表する作曲家の一人として活躍しております。 ★ラングは映画音楽にも力を入れており『マッチ売りの少女の受難曲(The Little Match Girl Passion)』で2008年ピューリッツァー賞音楽部門を受賞。 このほか多くのオーケストラ、演奏家からの委嘱作でも知られます。 ★「the writings」はユダヤ教の祝日にまつわる旧約聖書の5つのテキストに基づく作品。 ラングの厳かな旋律はそれぞれの詩と完全にマッチしており深い感動を与えてくれます。 オリジナルのブックレット(英語)にはラングによるプログラムノートに加え、ラングを尊敬してやまない現代作曲家ニコ・マーリー(1981-)による楽曲解説が添えられています。 ★カペラ・アムステルダムは1970年創立の名門。 1990年より音楽監督を務める声楽アンサンブルの最高峰の指揮者ダニエル・ロイスとともに幅広いレパートリーを真摯に歌い上げてきました。 「リーム:『7つの受難』&デ・ヴェルト:モテット集」(PTC-5186948)、「ラッスス:インフェルノ〜6声と8声のためのモテット集」(HMM-902650)、「ヤナーチェク:モラヴィア合唱曲」(HMM-932097)、「ジョスカン・デ・プレ:葬送モテット&挽歌集」(HMM-902620)など積極的なリリースが続いております。 収録情報 曲目・内容 デイヴィッド・ラング (1957-) :「the writings」〜ユダヤ教の祝日にまつわる旧約聖書の5つのテキストに基づく 1. again (伝道の書) 2. if I am silent (エステル記) 3. for love is strong (雅歌) 4. where you go (ルツ記) 5. solitary (哀歌) 6. again (伝道の書) アーティスト(演奏・出演) ダニエル・ロイス(指揮) カペラ・アムステルダム レコーディング セッション録音:2020年11月30日-12月2日/聖ピーテルス教会(ユトレヒト) デイヴィッド・ラング:「the writings」 2,860 円
|
バッハの元で修行した フリードリヒ・クリスティアン・モールハイムの グダンスク時代の作品 ★独MDGレーベルによるバルト海沿岸諸国の音楽シリーズ第10弾。 今回取り上げる作曲家は、フリードリヒ・クリスティアン・モールハイム。 1719年4月26日にノイマルクの教師兼カントールの息子として生まれ、父より音楽を学ぶ。 1733年わずか14歳でライプツィヒのJ.S.バッハの元を訪ね、聖トーマス音楽院で3年間学ぶ。 モールハイムは、楽譜の複写作業を手伝って、バッハ家での下宿代を補填していました。 クリスマス・オラトリオBWV248の一部やカンタータ第82番 「われ 足れり」 BWV 82、カンタータ 第97番「わがすべての行いに」 BWV 97、カンタータ第21番「われは憂いに沈みぬ」BWV 21、カンタータ第213番「岐路のヘラクレスわれらにまかせて見張りをさせよ」BWV213などに彼の筆跡が残されています。 最も重要な仕事としては、1736年にライプツィヒで初演されたマタイ受難曲の完璧な複写です。 バッハの元での勉強を終えた後1738年イェーナの大学で法学を学び、その後ハレ大学で1年半ほど学ぶ。 この時期に14曲のオルガン作品を残しています。 ギャラント様式で書かれ、均整の取れた才気あふれる作品です。 モールハイムは1747年頃からグダンスクで演奏活動を行っています。 チェンバロのリサイタルであったり、ソプラノ歌手であった妻の伴奏を行うなど夫婦で活躍していた。 またモールハイムは聖マリア大聖堂での大きな行事のための作品を多く作曲し、グダンスクの市民にも大いに受け入れられました。 モールハイムの作品は小編成のアンサンブルでも繊細で魅力的な響きを作り出し、ここに収録されている作品も、4人のソリストたちによる絶妙なアンサンブルで聴かせます。 収録情報 曲目・内容 バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ 10 フリードリヒ・クリスティアン・モールハイム (1719-1780) :カンタータとアリア 1-6. 主は我と共にありせば (Festo Annunciationis Mariae) (1765) PL-GD Ms. Joh. 63 7-12. 私たちには子供が生まれる (クリスマス用カンタータ/キリストの降誕) PL-GD Ms. Joh. 61 13-16. いと高き所には神に栄光あれ (キリストの降誕をたたえるカンタータ) (1749) PL-GD Ms. Joh. 65 17. 天上の娘 (教会アリア) PL-GD Ms. Joh. 66 18-19. 選ばれた群れは (Festo Michaelis) PL-GD Ms. Joh. 173b 20-28. 主なる神は、啓示を与え (聖霊降臨) PL-GD Ms. Joh. 173a アーティスト(演奏・出演) ゴルトベルク・バロック・アンサンブル ゴルトベルク・ヴォーカル・アンサンブル アンドレイ・シャデイコ (指揮) シーリ・カロリーン・ソーンヒル (ソプラノ) フランツィスカ・ゴットヴァルト (アルト) ヴァージル・ハルティンガー (テノール) ステファン・マクラウド (バス) レコーディング 録音:2021年10月6-8日、トリニティ教会、グダニスク バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ 10 2,640 円
|
カール・リヒター歿後40周年に衝撃の初出ライヴ音源!!ディスコグラフィにないハイドンの「天地創造」をリリース!1972年5月8日、ミュンヘンにおけるライヴがついに日の目を見る!!! ★これは衝撃のリリース!2021年に歿後40周年を迎えたカール・リヒターが振ったハイドンの「天地創造」がリリースされます!1981年2月15日に急逝したリヒター。 そのため彼のレパートリーの中でも重要であった「天地創造」のスタジオ録音は実現することができませんでした。 ★当録音は1972年5月、ミュンヘン国立歌劇場におけるライヴを収録したもので、バイエルン国立歌劇場のアーカイヴに奇跡的に保管されていました。 ヘンスラー・レーベルはこの音源をCD化するために何度も交渉を重ね、ついに日の目を見ることとなりました。 ★記録音源のため音質は最良とは言えないものの、ステレオで収録されていたことにより“リヒター・サウンド”を充分に堪能できる貴重な音源であることは言うまでもありません。 この音源をヘンスラー・レーベルが非常に丁寧なリマスタリングを施したことにより、カール・リヒターの豊かな感性に富んだ「天地創造」をご堪能いただけます。 これは、資料的価値という観点だけでなく、リヒターの新音源を今聴くことができるのは至福の喜びと言えましょう。 「天地創造」ハイドンがイギリス訪問に「メサイア」をはじめとするヘンデルの大作におおいに触発され着想したハイドンの最高傑作といわれるオラトリオ。 旧約聖書の「創世記」と「詩篇」、ミルトンの「失楽園」をテキストの題材として、神による創造の第1日から第4日まで、生き物が出現する第5日と第6日、そしてアダムとイヴの登場と、創世の七日間を時系列に沿って部構成で描いている。 収録情報 曲目・内容 ハイドン:天地創造(全3部33曲) アーティスト(演奏・出演) エリーザベト・シュパイザー(ソプラノ/天使ガブリエルとイヴ)ヴェルナー・ホルヴェーク(テノール/天使ウリエル)カール・クリスティアン・コーン(バリトン/天使ラファエルとアダム)バイエルン国立歌劇場合唱団バイエルン国立管弦楽団カール・リヒター(指揮) レコーディング ライヴ録音:1972年5月8日/ミュンヘン国立歌劇場(ミュンヘン) ハイドン:天地創造(全3部33曲) 2,981 円
|
ゾフィー・カルトホイザーによるヴォルフの歌曲集 ★ベルギー出身注目のソプラノ歌手ゾフィー・カルトホイザーによるヴォルフの歌曲集。 モネ劇場でヤーコプス指揮のもとパミーナを歌い「生まれながらのモーツァルト歌手」と喝采を浴び一躍注目を集めました。 その後も、劇場での実績を着実に積み、録音ではモーツァルトの『偽の女庭師』やペルゴレージのオラトリオ『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』 (HMC-902155) でもヤーコプスの指揮のもと高評価を得ています。 ★本作はゲーテ、メーリケ、アイヒェンドルフの詩に基づくヴォルフの歌曲集。 ヴォルフは一人の詩人に集中して歌曲を作曲することを好んでいました。 ヴォルフ独特の諧謔的でユーモラスな曲から優しく甘い恋の歌まで様々な表情をもった作品が選曲されています。 カルトホイザーのムラのないなめらかで、絶妙にコントロールされた歌声でじっくりとヴォルフの歌の世界を味わうことができます。 収録情報 曲目・内容 ヴォルフ: 歌曲集 ・4つのミニヨンの歌 (ゲーテ) ・ねずみとりのおまじない (メーリケ) ・捨てられた女中さん (メーリケ) ・ニクセのビンゼフース (メーリケ) ・花の挨拶 (ゲーテ) ・四季すべて春 ・アナクレオンの墓 (ゲーテ) ・春に (メーリケ) ・ある結婚式で (メーリケ) ・アグネス (メーリケ) ・妖精の歌 (メーリケ) ・お澄まし娘 (ゲーテ) ・心がわりした娘 (ゲーテ) ・秘めた愛 (アイヒェンドルフ) ・少年と蜂蜜 (メーリケ) ・ほとんど夜明け前のひと時に (メーリケ) ・彼は来た (メーリケ) ・エオリアンハープに寄す ・少女の初恋の歌 (メーリケ) ・夏の子守歌 (ライニク) アーティスト(演奏・出演) ゾフィー・カルトホイザー (ソプラノ) ユージン・アスティ (ピアノ) レコーディング 録音 :2015年10月、テルデックス・スタジオ・ベルリン ヴォルフ: 歌曲集 3,322 円
|
アルヴェーン生誕150年記念 “アルヴェーンゴーデン”で収録した歌曲とピアノの小品! ★SACDハイブリッド盤。 ヒューゴ・アルヴェーンは、1945年から亡くなる年まで、「アルヴェーンゴーデン Alf-vengarden」と名づけたレークサンドの家に住んだ。 ここを訪れる者は、足を踏みいれるなり、作曲家アルヴェーンがそこにいることを感じる。 書斎とサロン、イタリア風の廊下……。 アルヴェーンの生誕150年記念の年にリリースされるペーテル・フリース・ユーハンソンの『ヒューゴ・アルヴェーンの家で』は、彼のそうした体験から生まれたアルバムです。 プログラムは、《夏至祭の夜明かし》をはじめとする3つの「スウェーデン・ラプソディ」や〈羊飼いの娘の踊り〉〈エレジー〉といった管弦楽曲や《海辺の夜明け》《ふたりだけの牧場で》などの合唱曲で世界的に親しまれているアルヴェーンの作品から、初期の作品を中心にした歌曲とピアノ曲。 彼の数少ないピアノのソロ曲でもっとも知られる《岩礁の描画》。 ヘルマン・セーテルベリの詩に作曲した合唱曲をアルヴェーン自身が編曲した《夕べ》。 第6曲〈森は眠る〉がアルヴェーンの「名刺代わり」の《エルンスト・ティールの7つの詩》。 ユッシ・ビョルリングの愛好曲のひとつ《わが心を汝(な)が御手に》。 歌曲のパートナーには、『レウヴスタ・ブリュークの音楽秘宝第3集』(BIS SA-2354)のスウェーデン王国宮廷歌手、イーリン・ロムブが選ばれました。 ユーハンソンは、ストックホルム王立音楽大学のアンデシュ・シールストレムとマッツ・ヴィードルンド、イタリアのコンスタンティン・ボギーノに学び、ウィグモア・ホールやアムステルダム・コンセルトヘボウなどの演奏歴をもっています。 イェーナ・フェスティヴァル・アカデミーを創設、芸術監督を務めています。 アルヴェーンゴーデンの書斎にあるスタインウェイ・ピアノは、1908年ごろハンブルクで作られ、黒檀加工をしてスウェーデンに送られたという楽器です。 収録情報 曲目・内容 『ヒューゴ・アルヴェーンの家で − 歌曲とピアノの小品』 ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960): 1. 夕べ(Aftonen) R.187(1942)(声とピアノのための) 2. エルンスト・ティールの7つの詩(Sju dikter av Ernst Thiel) Op.28(1908) 自由の身に生まれた者の胸深く(Djupt hos friborna manniskor) わが心は、ただひとりの人に(Ett enda vart mitt hjarta givet) 青白き御手にくちづけを(Jag kysser din vita hand) 君は静けき憩い(Du ar stilla ro) 君に想いこがれて(Jag langter dig) 森は眠る(Skogen sover) ほら、楽しい君は大声で歌いながら(Se, du kom mid jubel och sang i hagen) 3. レークサンドの4つの歌(Fyra latar fran Leksand)(1914)(ピアノのための) 山歩き歌(Ganglat) ダンス(Dans) 酒宴歌(Skanklat) 踊りのゲーム(Danslek) 4. 3つのオステルリングの歌(Tre Osterlingsanger) Op.22(1905) 祈り(Bon) ぼたんの花(Pioner) 追憶のために(Minnesskrift) 5. 岩礁の描画(Skargardsbilder) Op.17(1901?02)(ピアノのための) 太陽のきらめき(Solglitter) 夜(Natt) 波の歌(Boljesang) 6. 2つの抒情的な気分(Tvenne lyriska stamningar) Op.8(1899) 黒いばら(Svarta rosor) 夏の香り(Sommardofter) 7. わが心を汝(な)が御手に(Saa tag mit Hjerte) Op.54 R.203(1946) アーティスト(演奏・出演) イーリン・ロムブ(ソプラノ) ペーテル・フリース・ユーハンソン(ピアノ) レコーディング 録音:2021年6月15-18日/アルヴェーンゴーデン(ティブレ、スウェーデン) プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production) [楽器:Piano: Steinway Hamburg grand model A-188, c.1908, ebonized, originally shipped to Stockholm on 6th August 1910] ヒューゴ・アルヴェーンの家で - 歌曲とピアノの小品 3,289 円
|
ソプラノ歌手ルビー・ヒューズが送る 17世紀から現代の作曲家たちの作品によるプログラム ★SACDハイブリッド盤。 イギリスのソプラノ歌手、2011年から2013年のBBC New Generation Artists に選ばれたひとり、ルビー・ヒューズ Ruby Hughesは、2014年の『ヴェネツィアのクリスマス』 (BIS SA-2089) 、ヴァンスカとミネソタ交響楽団のマーラーの《復活》 (BIS SA-2296) 、ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパの『リニューアル』 (BIS SA-2549) の録音に参加、『愛と喪失のヒロインたち』 (BIS SA-2248) に始まる3枚のリサイタル・アルバムをリリースしてきました。 ★作曲家でピアニストのヒュー・ワトキンズ Huw Watlkins (1976-) と共演した新作の『エコー (Echo) 』は、「時代を越える歌 (songs across the ages) 」の副題をもち、それぞれの音楽で語り、たがいに愛情をこめて「響きあう」17世紀から現代の作曲家たちの作品によるプログラムのアルバムです。 「時を越える感情の結びつきを示唆する」バッハのソロ・キーボードのための《サラバンド》と《コレンテ》、ベンジャミン・ブリテンがバッハの曲を「現代の音楽」に作った《5つの宗教的歌曲》と、イギリスの民謡の編曲。 《8つの民謡の編曲》の〈ホワイト・ロックのデイヴィッド〉は、ウェールズ生まれのヒューズとワトキンズに敬意を払って選ばれ、コリン・マシューズが作ったピアノ共演版で演奏されます。 パーセルの《美しい柔和さが》と《しばし楽の音に》は、トーマス・アデス、マイケル・ティペットとウィルター・バーグマンによる版による演奏です。 ★ヒュー・ワトキンズの歌曲集《エコー》は、クリスティーナ・ロセッティ、エミリ・ディキンソン、フィリップ・ラーキン、W・B・イェイツ、デイヴィッド・ハーセントの詩がテクストに使われています。 メイン・プログラムにふさわしい、詩情と内省の音楽です。 カーネギーホールとウェールズのプレスティン音楽祭からルビー・ヒューズのために委嘱され、2017年10月にニューヨークで初演されました。 ★プログラム最後の3つの歌は、イギリスの作曲家による作品です。 デボラ・プリチャード Deborah Pritchard (1977-) が、ヘンリー・ヴォーン Henry Vaughan (1621-95) の詩に作曲した、ルビー・ヒューズのための《The World (世界) 》。 シェリル・フランシス=ホード Cheeryl Frances-Hoad (1980-) のアンドルー・モーション Andrew Motion (1952-) の詩による《Lament (嘆き) 》。 エロリン・ウォレン Errollyn Wallen (1958-) が自身で詩を書いた「クリスマスキャロル」の《Peace on Earth (地に平和を) 》。 ★前作の『新しい命と愛の歌 (Songs for New Life and Love) 』 (BIS SA-2468) に「ガーディアン」紙が呈した「美しい演奏による、想像力あふれるリサイタル」の賛辞が「こだま」するアルバムです。 収録情報 曲目・内容 『エコー (Echo) - 時代を越える歌』 ●ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) :サラバンド (Sarabande) (《パルティータ第4番 ニ長調 BWV 828》から) ●思え、わが心よ (Gedenke doch, mein Geist, zurucke) (ベンジャミン・ブリテンによる編曲《5つの宗教的歌曲》第1曲) ● J.S. バッハ:サラバンド (Sarabande) (《フランス組曲第3番 ロ短調 BWV 814》から) ●甘き死よ来たれ (Komm, susser Tod) (ベンジャミン・ブリテンによる編曲《5つの宗教的歌曲》第4曲) ● J.S. バッハ:コレンテ (Corrente) (《パルティータ第6番 ホ短調 BWV 830》から) ●いと尊きイエスよ (Liebster Herr Jesu) (ベンジャミン・ブリテンによる編曲《5つの宗教的歌曲》第3曲) ●ヒュー・ワトキンズ (1976-) :エコー (Echo) (2017) (ソプラノとピアノのための) I. エコー (Echo) II. 恍惚の一瞬には (For each ecstatic instant) III. 悲しみが燃え尽きるものなら (If grief could burn out) IV. あなたが年老いたとき (When you are old) V. 青ざめた赤子 (Baby blue) ●ヘンリー・パーセル (c.1659-1695) : 美しい柔和さが (By beauteous softness) (トーマス・アデスによる編曲 (2017) ) しばし楽の音に (Music for a while) (マイケル・ティペットとウィルター・バーグマンによる編曲 (1949) ) ●伝承曲 (ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) 編曲) ●彷徨いながら不思議に思う (I wodner as I wander) (c.1941) ●ホワイト・ロックのデイヴィッド (Dafydd y Garreng Wen) (《8つの民謡の編曲》 (1976) から コリン・マシューズによるピアノ版) ●なんと優しいエコーの答え (How sweet the answer) (《民謡の編曲 第4巻》 (1957) から) ●デボラ・プリチャード (1977-) :世界 (The World) (2021) ●シェリル・フランシス=ホード (1980-) :嘆き (Lament) (2012) ●エロリン・ウォレン (1958-) :地に平和を (Peace on Earth) (2006) アーティスト(演奏・出演) ルビー・ヒューズ (ソプラノ) ヒュー・ワトキンズ (ピアノ) レコーディング 録音:2021年4月28日-5月1日/ポットンホール (ウェスルトン、サフォーク、イングランド) 『エコー− 時代を越える歌』 3,289 円
|
故郷ヴァレー州への愛に満ちたアルバム ★スイスのソプラノ歌手フランツィスカ・ハインツェンが歌う、故郷ヴァレー州とスイスの歌の芸術への愛に満ちたアルバム。 ヴァレー語の詩によるオイゲン・マイアーの作品を中心に、過去2世紀のスイスの作曲家による歌曲を収録しています。 収録情報 曲目・内容 ヴァレー地方からの歌 スイスの作曲家による歌曲集 オイゲン・マイアー (1934-) : Chiajeri (Taugwalder) エミル・フレイ (1889-1946) : Junges Madchen in den Bergen (Morgenstern) op.49/1 オイゲン・マイアー : Wela Wag (Taugwalder) ヴェルナー・ベルッチ (1950-) : Die Felswand (Meyer) Wege III オイゲン・マイアー : Ds Hittuliechtje (Taugwalder) ヨゼフ・ラウバー (1864-1952) : Fruhlingsnacht (Hesse) op.37/2 オイゲン・マイアー : Dr Schuelschatz (Taugwalder) ハンス・フーバー (1852-1921) : Mir traumte von einem Myrtenbaum (Heyse) op.61/3 2.47 オイゲン・マイアー : Dr Bluusuchnopf (Taugwalder) ワルター・クルヴォワジエ (1875-1931) : Morgens (Storm) op.2/7 オイゲン・マイアー : Herbschtwind (Taugwalder) ハインツ・ホリガー (1939-) : Herbst (Morgenstern) Sechs Lieder VI アーティスト(演奏・出演) フランツィスカ・ハインツェン (ソプラノ) ベンジャミン・ミード (ピアノ) レコーディング 録音 : 2022年5月 ヴァレー地方からの歌 〜スイスの作曲家による歌曲集 3,245 円
|
男女の愛や恋の感情を表した ヴォルフの最高傑作「イタリア歌曲集」を 名歌手サンプソンとクレイトンが熱唱!! ★SACDハイブリッド盤。 ヴォルフの「イタリア歌曲集」を名歌手キャロリン・サンプソンとアラン・クレイトンが録音しました! ★パウル・ハイゼのドイツ語訳詩にイタリア民謡になぞらえて編曲した全2巻46曲からなる「イタリア歌曲集」。 この曲集はトスカーナの風景を背景に恋する男女の嫉妬、浮気、喜び、絶望などを描いた短編の愛の詩で構成されています。 ハイゼの翻訳はしばしば原詩のシンプルなイタリア語を強調しており、ヴォルフは詩のもつ力と感情をさらに高めるように魅力的な旋律にのせました。 ★幅広いレパートリーを誇りBCJの客演でもおなじみのキャロリン・サンプソンとアラン・クレイトンが男女の愛や恋の起伏に富んだ感情を生々しく表現しております。 圧倒的な歌唱力と表現力を持ち合わせた二人による新録音。 ご期待ください! 収録情報 曲目・内容 フーゴ・ヴォルフ (1860-1903) :『イタリア歌曲集』 IHW 15 第1巻 1. 第1曲「小さいものでも」 2. 第2曲「遠いところに旅立つそうね」 3. 第3曲「あなたは世界で一番美しい」 4. 第4曲「この世界の生みの親に祝福あれ」 5. 第5曲「だれがあなたを呼んだの」 6. 第6曲「いい気なもんだ、お嬢さん」 7. 第7曲「何をそんなに怒っているの」 8. 第8曲「さあ、仲直りをしよう」 9. 第9曲「君の魅力がすべて描かれて」 10. 第10曲「あなたは細い糸たった一本で私を捕まえて」 11. 第11曲「もうどれだけ待ち焦がれていたか」 12. 第12曲「さあ、仲直りしよう」 13. 第13曲「愛しい人、あなたが天国に」 14. 第14曲「友よ、私たちは修道服でもまとって」 15. 第15曲「私の恋人はこんなに小さくて」 16. 第16曲「戦場に向かわれる若い方々」 17. 第17曲「君の彼氏が死ぬところを見たいのなら」 18. 第18曲「ご身分はよくわかっています」 19. 第19曲「私たちは二人とも長いこと押し黙って」 20. 第20曲「私の恋人が月明かりの注ぐ家の前で歌っているわ」 21. 第21曲「あなたのお母様がお望みでないらしいわね」 22. 第22曲「セレナーデを奏でるために」 第2巻 23. 第23曲「君にはどんな歌を歌ってあげたらいいのか」 24. 第24曲「私はもう濡れていないパンを食べることはありません」 25. 第25曲「恋人が私を食事に招いてくれた」 26. 第26曲「私がよく聞かされた噂話によると」 27. 第27曲「やっとのことで疲れた体をベッドに横たえたと思ったら」 28. 第28曲「わたしが侯爵夫人じゃないんだからってなんて言うのね」 29. 第29曲「やんごとないあなたの御身分のことは重々承知しているわ」 30. 第30曲「あんな傲慢な女は、好きなようにさせておくさ」 31. 第31曲「どうして陽気に笑ったりしていられようか」 32. 第32曲「なにを怒っているの、大事なお方、そんなに熱くなって」 33. 第33曲「ぼくが死んだら、体を花いっぱい包み込んでくれ」 34. 第34曲「それから、あなたが朝早く寝床から起きだすと」 35. 第35曲「今は亡きあなたのお母様に祝福あれ」 36. 第36曲「あなたが愛するお方がもし天国に召されるようなことがあれば」 37. 第37曲「きみを愛するあまり、どれほどの時間を無駄にしてきたことか」 38. 第38曲「きみがぼくをちらりと見て笑い出し」 39. 第39曲「緑色と、緑の服を着ている人に幸ありますように」 40. 第40曲「いとしい人、わたしがあなたの家のまえを通るとき」 41. 第41曲「昨夜、真夜中に私が目を覚ましたとき」 42. 第42曲「これ以上ぼくは歌いつづけられない、だって風が」 43. 第43曲「ちょっと黙ってよ、そこのしつこいおしゃべり屋な男」 44. 第44曲「ああ、おまえは知っているか、どれほどぼくはおまえのために」 45. 第45曲「深淵が恋人の小屋を飲み込んでしまえ」 46. 第46曲「あたし、ペンナに住んでる恋人がいるの」 アーティスト(演奏・出演) キャロリン・サンプソン (ソプラノ) (Track 1,2,6,10,11,12,15,16,20,21,24,25,26,28,29,31,32,36,39,40,43,45,46) アラン・クレイトン (テノール) (Track 3,4,5,7,8,9,13,14,17,18,19,22,23,27,30,33,34,35,38,41,42,44) ジョセフ・ミドルトン (ピアノ) レコーディング セッション録音:2020年9月21-23日 (ソプラノ) 、2021年7月6-8日 (テノール) /ポットン・ホール (サフォーク) ヴォルフ:『イタリア歌曲集』 3,289 円
|
美しい合唱で聴くスイスのクリスマス・アルバム ★1988年生まれで指揮とオルガン、経済学を学び、合唱指揮者として活躍しているスイスの指揮者マルコ・アマードと、彼が2018年に設立した合唱団「シュヴァイツァー・ヴォーカルコンソート」によるクリスマスアルバム。 収録情報 曲目・内容 DORMI BEL BAMBIN スイスのクリスマス アルベルト・ベッカー (1834-1899) :Joseph, lieber Joseph カール・リュッティ (1949-) :O nata lux de lumine ザムエル・シャイト: (1587-1654) :Puer natus in Bethlehem ギオン・アントニ・デルングス (1935-2012) :Tut ils fideivels ジュリア・シュヴァルツ (1963-) :Das Christkind im Wald ゴットフリート・ヴォルタース (1910-1989) :Maria durch ein Dornwald ging ピーター・アッペンツェラー (1955-) :Maria va tras un god spinus ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク (1843-1900) :Meine Seele erhebt den Herrn アンドレ・サラ (1899-1968) :Que j’aime ce divin Enfant カルロ・ボラー (1896-1952) :Dormi bel bambin マスクス・フリッカー (1943-) :Advent フェリックス・メンデルスゾーン (1809-1847) :聖夜 Op.79-1 ピーター・アッペンツェラー:Neues Quempas-Lied I ピーター・アッペンツェラー:Neues Quempas-Lied II アンドレ・デュクレ (1945-) :La Marche des Rois ロバート・ルーカス・ピアサル (1795-1856) :In dulci jubilo マルクス・フリッカー (1943-) :Liislig fallt de Schnee ブルクハルト・キンツラー (1963-) :Still, still, still ツェザール・ブレスゲン (1913-1988) /マルクス・シュミードル (1971-) 編:O du stille Zeit アーティスト(演奏・出演) マルコ・アマード (指揮) シュヴァイツァー・ヴォーカルコンソート レコーディング 録音:2022年7月4-6日/チューリッヒ放送スタジオ DORMI BEL BAMBIN スイスのクリスマス 3,245 円
|
レザール・フロリサンが壮麗かつ極上の柔らかさで美しく歌い上げる! ヴィヴァルディの想像上の「ミサ」 ★ヴィヴァルディは司祭の資格を持ち、「赤毛の司祭」と呼ばれていますが、礼拝などを取り仕切ることはない在俗司祭でした。 ピエタ慈善院付属音楽院での教職、およびオペラ作曲家やヴァイオリンのヴィルトゥオーゾとしての活躍がその活動の大部分を占め、教会音楽のジャンルの作曲は比較的少なく、ミサ典礼文のすべてに付曲したいわゆる完成した「ミサ曲」も残されていません。 アグニュー率いるレザール・フロリサンは、現存する完成された宗教曲「グローリア」などとともに、ヴィヴァルディのほかの楽曲に、旋律を変えずにミサ通常文のテキストをあてはめ (コントラファクトゥム) たものを組み合わせて、ひとつの完成した「ミサ曲」を作り上げました。 素晴らしいソリスト、器楽陣によって、壮麗かつ極上の柔らかさと、音楽することの喜びと音楽への愛にあふれた演奏となっています。 収録情報 曲目・内容 ヴィヴァルディ:ヴェネツィアの「大ミサ曲」 ・キリエ (RV 587) ・グローリアへの導入:モテット「深紅色で描かれた女」 RV 642 (Introduzione al Gloria: Motet Ostro picta, armata spina RV 642) ・グローリア RV 589 ・クレド RV 591 ・サンクトゥス〜グローリア「主を怖れるものは幸いなり RV 597 第1曲、「主は言われた」 RV 807 第7曲のコントラファクトゥム (contrafactum of Beatus Vir RV 597/1 and Dixit Dominus RV 807/7) ・ベネディクトゥス〜「主は言われた」 RV 807 第8曲のコントラファクトゥム (contrafactum of Dixit Dominus RV 807/8) ・アニュス・デイ〜マニフィカト RV 610 第1,8曲およびキリエ RV 587のコントラファクトゥム (contrafactum of Magnificat RV 610/1 & 8 and Kyrie RV 587) アーティスト(演奏・出演) レザール・フロリサン (合唱、管弦楽) ゾフィー・カルトホイザー (ソプラノ) ルシール・リシャルドー (メゾ・ソプラノ) レナータ・ポクピク (メゾ・ソプラノ) レコーディング 録音:2020年3,10月、パリ ヴィヴァルディ:ヴェネツィアの大ミサ 3,322 円
|
レ・シエクルの手兵的合唱団アンサンブル・アデス、 凄すぎる声の力による「結婚」と「ボレロ」 ★ストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ「結婚」は合唱、4台のピアノと打楽器が織りなす強烈な音響で知られますが、その形態に落着くまで紆余曲折がありました。 まず1917年に管弦楽用に執りかかるものの中断、1919年には合唱とピアノラ (自動ピアノ) 、ハルモニウム、2台のツィンバロン、打楽器用に着手しますが、生演奏と機械 (ピアノラ) の共演やツィンバロンの名手を2人揃える非現実性に気づき前半で中止、最終的に現行版となりました。 ★2007年にオランダの作曲家テオ・フェルベイが1919年版を意図通りに完成させる許可をストラヴィンスキーの遺族から得て、全曲が日の目をみました。 ハルモニア・ムンディからルネ・ボスが2005年に完成させた版もリリースされていましたが、当アルバムはピリオド楽器のレ・シエクルのメンバーと、その手兵的合唱団アンサンブル・エデスの演奏であることが特別。 声楽も正式なロシアの方言指導を受け、農民調に歌っているのが注目です。 また、ピアノラ (自動ピアノ) は最新コンピューター制御を駆使。 プログラミングをさきの補筆完成したルネ・ボスが務めているのも、作品を熟知する点で重要です。 ★アンサンブル・エデスのノン・ヴォブラート唱法はリアルで終始ボルテージが高く、ツィンバロンの効果も抜群。 ロシアの民謡唱法も巧みに真似し、あたかも前衛演劇を見るような、3大バレエに劣らぬエネルギーの発散と衝撃に満ちています。 ★もうひとつ興味深いのは同じ編成に編曲されたラヴェルの「ボレロ」。 リズムは打楽器が担当し、ヴォカリーズによる各歌手とハルモニウムがメロディを受け継ぎますが、音楽自体は原曲に忠実。 こちらもノン・ヴォブラート歌唱が高貴さから最後の狂気じみた物凄い盛りあがりまで、声の力を堪能させてくれます。 ロト指揮の「ボレロ」はまだディスクがありませんが、レ・シエクルのメンバーのリズム感と引き締まった演奏から想像が広がります。 収録情報 曲目・内容 ストラヴィンスキー:結婚 (1919年オリジナル版) 1. ロシア民謡「つまらん連中」 2. ストラヴィンスキー:結婚 (1919年版) (テオ・フェルベイ完成版) 3. ラヴェル (ロビン・メルヒオール編) :ボレロ (合唱と小器楽アンサンブル版) アーティスト(演奏・出演) マチュー・ロマーノ (指揮) アンサンブル・エデス レ・シエクル アメリ・レゾン (ソプラノ) ポリーヌ・ルロワ (メゾソプラノ) マルシャル・ポリア (テノール) ルノー・ドレーグ (バス) レコーディング 録音:2022年1月23日パリ音楽院 (3) 、2月4-5日ブローニュ=ビヤンクール、RIFFXスタジオ (1,2) ストラヴィンスキー:結婚 (1919年オリジナル版) 3,300 円
|
独MDGレーベルによる バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ第7弾はメーダーのモテット集 ★SACDハイブリッド盤。 独MDGレーベルによるバルト海沿岸諸国の音楽シリーズ第7弾は、ヨハン・ヴァレンティン・メーダー (1649-1719) によるモテット集。 ★ポーランドの湾岸都市で古い歴史を誇る街グダンスクは、14世紀にバルト海周辺で隆盛を誇ったハンザ同盟に加盟し、交易の中心地として栄え、16世紀にはポーランド王国の直接の庇護を得て、黄金期を迎えます。 そのグダニスクの美しい教会聖母マリア教会では、当時頻繁にオルガン演奏が行われ、カペルマイスターはそのために作品を次々と生み出す必要がありました。 ★ヨハン・ヴァレンティン・メーダーは、ドイツの音楽一家に生まれ、ライプツィヒ、ブレーメン、ハンブルクで歌手として活動し、コペンハーゲンでブクスデフーデと出会い影響を受けます。 エストニアのタリンで音楽教師を務めた後、1687年から1698年まで聖母マリア教会のカペルマイスターを務めていました。 グダンスクを後にしたメーダーは、ラトヴィアのリガの大聖堂の音楽監督を1917年に亡くなるまで務めました。 ★音楽学者で指揮者でもあるアンドレイ・シャデイコは、この歴史あるグダンスクの音楽を研究し発掘しシリーズとして録音しています。 収録情報 曲目・内容 バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ 7 ヨハン・ヴァレンティン・メーダー (1649-1719) : モテット集 アーティスト(演奏・出演) ゴルトベルク・バロック・アンサンブル アンドレイ・シャデイコ (指揮) イングリダ・ガーポヴァー (ソプラノ) アンナ・ザヴィシャ (ソプラノ) ダヴィド・エーラー (アルト) ヤコプ・ピルグラム (テノール) クリスティアン・イムラー (バス) ほか バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ7 ヨハン・ヴァレンティン・メーダー:モテット集 3,245 円
|
時代を超える弾き語り ★「弾き語り」とは最も古い演奏形態の一つであり、古代神話のオルフェウスから中世のトルバドゥール、現代の多くのスターまで脈々と続いています。 古楽器の専門家であるニコラス・トリュステットが様々な時代の歌を弾き語りで披露、歌だけでなく語りも入った、不思議な感触のアルバム。 収録情報 曲目・内容 14の厳粛な歌 〜ガンバにのせて トビアス・ヒューム (1569-1645) :Humorous Pavin ギョーム・ド・マショー (1377没) :Douce dame アンドレーアス・グリューフィウス (1616-1664) :Mein sind die Jahre nicht フリードリヒ・ヴィルヘルム・マルプルク (1718-1795) :Lebe, liebe, trinke, larme コンスタンティン・クリスチャン・デデキント (1628-1715) :Wir sind ein Traum der Zeiten ヨハン・ジギスムント・ショルツ (1705-1750) :Alles eilt zum Untergange 伝ヨーゼフ・ハイドン:uberliefert Bonny Barbara Allan ヘンリー・パーセル (1659-1695) :Strike The Viol フランツ・シューベルト (1797-1828) :Der Tod und das Madchen ヨハネス・ブラームス (1833-1897) :Denn es gehet dem Menschen wie dem Vieh ヨハネス・ブラームス:O Tod, wie bitter bist du アダム・クリーガー (1725-1666) :Nun sich der Tag geendet hat ニコラス・トリュステット (1944-) :Ach ich 後奏曲 アーティスト(演奏・出演) ニコラス・トリュステット (ヴィオラ・ダ・ガンバ、歌) レコーディング 録音:2020年11月24-27日 14の厳粛な歌 〜ガンバにのせて/ニコラス・トリュステット 3,003 円
|
オペラのようなメロディーに満ちたモニューシコの宗教音楽 ★ショパンと並び称されるポーランド音楽の宝モニューシコ。 主にオペラで知られますが、教会オルガニストを長く務めていたこともあり宗教曲にも感動的なものが多数あります。 彼は1840年に現リトアニアのヴィリニュス (当時はポーランド) に定住して街の音楽文化発展に多大な寄与をしました。 街中心にあるオストラ・ブラマ (現アウシュロスの門) のカトリック教会のために4篇の連祷を作り、ロッシーニに激賞されました。 宗教曲ながらオペラで培ったメロディーと劇作法で聴き手の心をつかみます。 ★興味深いのは独唱とオルガン用に書かれたモテット2篇を、彼の愛弟子ノスコフスキ (シマノフスキやカルウォヴィチの恩師) がフルオーケストラ用に編曲したものも収録されていること。 オペラ・アリアにように魅力的です。 ★1974年生まれのアンジェイ・シャデイコは作曲家、オルガニストとしても活躍するモニューシコの権威。 彼が独自の研究の末、当アルバムを披露。 オペラ作曲家ならではの宗教音楽を満喫できます。 収録情報 曲目・内容 モニューシコ:宗教管弦楽曲集 1. オストラ・ブラマの連祷I 2. あなたの守護のもとに (ノスコフスキのオーケストレーション) 3. オストラ・ブラマの連祷II 4. 見よ、十字架を (ノスコフスキのオーケストレーション) 5. アントニ・オルウォフスキの葬送行進曲 6. 宗教カンタータ「永遠の安息」 7. オストラ・ブラマの連祷III アーティスト(演奏・出演) イングリーダ・ガーポヴァー (ソプラノ) マリオン・エックシテイン (アルト) セバスティアン・マッハ (テノール) マクシミリアン・アークマン (バス) アンジェイ・シャデイコ (指揮) ゴルトベルク・バロック・アンサンブル ゲラート・アンサンブル レコーディング 録音:2022年5月30日-6月1日/聖ヤン教会 (グダンスク) モニューシコ:宗教管弦楽曲集 3,245 円
|
収録情報 曲目・内容 ヘンデル : オラトリオ『メサイア』全曲 アーティスト(演奏・出演) 鈴木雅明 (指揮) バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木美登里 (ソプラノ) 米良美一 (カウンターテナー) ジョン・エルヴィス (テノール) デヴィッド・トーマス (バス) レコーディング 録音 : 1996/12/01 ヘンデル : 鈴木雅明とB.C.Jのメサイア 6,309 円
|
オランダの若き名バリトンがコジェナーを迎えて歌う シューマン夫妻の音楽的対話 ★ロベルト・シューマンとクララ・シューマンの、声楽曲による音楽的対話を描いたアルバム。 近年活躍の場を広げている注目株、1992年生まれのオランダのバリトン、ラウル・ステファニによる2枚目のアルバムです。 伴奏は歌曲を得意とするゲロルト・フーバー。 ステファニ自身も多く共演し、シューマン、グリーグ他を歌ったデビュー盤 (CC-72785) でも伴奏を務めたピアニストです。 また、マグダレーナ・コジェナーが参加しているのも見逃せません。 独唱と二重唱、男声と女声、それぞれの魅力がひきたつ内容です。 収録情報 曲目・内容 ロベルト&クララ・シューマン : 愛の春 ロベルト・シューマン : 『愛の春』より12の詩 (Ruckert) Op.37 (1841) [1] Der Himmel hat eine Trane geweint [2] Er ist gekommen* [3] O Ihr Herren* [4] Liebst du um Schonheit* [5] Ich hab' in mich gesogen [6] Liebste, was kann denn uns scheiden?** [7] Schon ist das Fest des Lenzes** [8] Flugel! Flugel! um zu fliegen [9] Rose, Meer und Sonne [10] O Sonn', o Meer, o Rose [11] Warum willst du andere fragen* [12] So wahr die Sonne scheinet** (2・4・11はクララ・シューマン作曲) 5つのリート Op.40 (1840) [13] Marzveilchen (Andersen) [14] Muttertraum (Andersen) [15] Der Soldat (Andersen) [16] Der Spielmann (Andersen) [17] Verratene Liebe (Chamisso) クララ・シューマン : 6つの歌曲 Op.13 (1844) [18] Ich stand in dunklen Traumen (Heine) [19] Sie liebten sich beide (Heine) [20] Die Liebe saB als Nachtigall (Geibel) [21] Der Mond kommt still gegangen (Geibel) [22] Ich hab' in deinem Auge (Ruckert) [23] Die stille Lotosblume (Geibel) ロベルト・シューマン : [24] 4つの二重唱曲 Op.78 (1849) 第1曲 Tanzlied (Ruckert) ** [25] 4つの二重唱曲 Op.78 (1849) 第2曲 Er und Sie (Kerner) ** [26] スペインの歌 Op.74 第4曲 (1849) 第4曲 In der Nacht (Geibel) ** [27] 4つの二重唱曲 Op.34 (1840) 第3曲 Unterm Fenster (Burns) ** アーティスト(演奏・出演) ラウル・ステファニ (バリトン) マグダレーナ・コジェナー (メゾソプラノ*) ゲロルト・フーバー (ピアノ) レコーディング 無印 : ステファニ * : コジェナー ** : デュエット 録音 : 2021年4月26-30日/ベルリン、アンドレアス教会 ロベルト&クララ・シューマン : 愛の春 2,860 円
|
オランダの若き名バリトンがコジェナーを迎えて歌う シューマン夫妻の音楽的対話 ★ロベルト・シューマンとクララ・シューマンの、声楽曲による音楽的対話を描いたアルバム。 近年活躍の場を広げている注目株、1992年生まれのオランダのバリトン、ラウル・ステファニによる2枚目のアルバムです。 伴奏は歌曲を得意とするゲロルト・フーバー。 ステファニ自身も多く共演し、シューマン、グリーグ他を歌ったデビュー盤 (CC-72785) でも伴奏を務めたピアニストです。 また、マグダレーナ・コジェナーが参加しているのも見逃せません。 独唱と二重唱、男声と女声、それぞれの魅力がひきたつ内容です。 収録情報 曲目・内容 ロベルト&クララ・シューマン : 愛の春 ロベルト・シューマン : 『愛の春』より12の詩 (Ruckert) Op.37 (1841) [1] Der Himmel hat eine Trane geweint [2] Er ist gekommen* [3] O Ihr Herren* [4] Liebst du um Schonheit* [5] Ich hab' in mich gesogen [6] Liebste, was kann denn uns scheiden?** [7] Schon ist das Fest des Lenzes** [8] Flugel! Flugel! um zu fliegen [9] Rose, Meer und Sonne [10] O Sonn', o Meer, o Rose [11] Warum willst du andere fragen* [12] So wahr die Sonne scheinet** (2・4・11はクララ・シューマン作曲) 5つのリート Op.40 (1840) [13] Marzveilchen (Andersen) [14] Muttertraum (Andersen) [15] Der Soldat (Andersen) [16] Der Spielmann (Andersen) [17] Verratene Liebe (Chamisso) クララ・シューマン : 6つの歌曲 Op.13 (1844) [18] Ich stand in dunklen Traumen (Heine) [19] Sie liebten sich beide (Heine) [20] Die Liebe saB als Nachtigall (Geibel) [21] Der Mond kommt still gegangen (Geibel) [22] Ich hab' in deinem Auge (Ruckert) [23] Die stille Lotosblume (Geibel) ロベルト・シューマン : [24] 4つの二重唱曲 Op.78 (1849) 第1曲 Tanzlied (Ruckert) ** [25] 4つの二重唱曲 Op.78 (1849) 第2曲 Er und Sie (Kerner) ** [26] スペインの歌 Op.74 第4曲 (1849) 第4曲 In der Nacht (Geibel) ** [27] 4つの二重唱曲 Op.34 (1840) 第3曲 Unterm Fenster (Burns) ** アーティスト(演奏・出演) ラウル・ステファニ (バリトン) マグダレーナ・コジェナー (メゾソプラノ*) ゲロルト・フーバー (ピアノ) レコーディング 無印 : ステファニ * : コジェナー ** : デュエット 録音 : 2021年4月26-30日/ベルリン、アンドレアス教会 ロベルト&クララ・シューマン : 愛の春 2,860 円
|
PCレイアウトで
SPレイアウトで
|