＜p＞元陸軍参謀が最後に企てた“作戦”とは？＜/p＞ ＜p＞1961年（昭和36年）4月4日、元陸軍参謀にして参議院議員の辻政信は、羽田空港から東南アジア視察のため単身、飛び立った。
実はその出発直前、数々の「異変」が確認されていた。
たとえば、辻の次男・毅氏はこう証言する。
＜/p＞ ＜p＞〈父はタラップに4回出てきたんです、機内に入ってから。
あり得ないことです……〉＜/p＞ ＜p＞その後の足取りは杳として知れず、8年後に「死亡宣告」が出された。
＜br /＞ 伝説の作戦参謀は、いったい何をしようとしていたのかーー。
＜/p＞ ＜p＞その生涯は、まさに波瀾に満ちている。
＜/p＞ ＜p＞苦学の末、士官学校を首席で卒業、陸大で恩賜の軍刀を下賜された。
＜br /＞ 初陣の第1次上海事変での武勇が報じられ、一躍、時の人となるが、＜br /＞ 作戦を主導したノモンハン事件で多数の犠牲者を出し大損害を蒙る。
＜br /＞ 太平洋戦争緒戦マレー作戦で名を上げ「作戦の神様」と称されるが、＜br /＞ シンガポール攻略後の華僑虐殺問題やフィリピン戦線での捕虜殺害、＜br /＞ ガダルカナル島奪還作戦の失敗などにより、その勇名は地に墜ちる。
＜br /＞ タイ・バンコクで玉音放送を聞いた後、潜行生活に入ることを決意、＜br /＞ ラオス、ベトナムを経由して中国に渡り、極秘裏に日本へ帰国する。
＜br /＞ 戦犯指定解除後、『潜行三千里』など手記が次々とベストセラーに。
＜br /＞ 勢いに乗って衆院選でトップ当選、さらに参院選で全国3位となるも＜br /＞ その任期中に、内戦下の東南アジアへと向かい、消息を絶ったーー。
＜/p＞ ＜p＞辻政信の主な評伝が刊行されたのは1980年代までだった。
以来、30年以上の月日が流れている。
本書は、戦前・戦中のみならず、戦後の潜伏生活や政治家としての言動、そして失踪に至るまでの経緯や死生観を丹念に検証し、数々の新証言・新事実をもとに辻政信の実像に迫っていく。
＜/p＞ ＜p＞謎の失踪から60年ーー。
毀誉褒貶の激しい作戦参謀の“正体”が明かされる。
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＜p＞胸アツ法廷エンタメ、心燃やす堂々の完結編。
＜/p＞ ＜p＞　老弁護士トムにかつて煮え湯を飲まされたあの殺人鬼が脱獄し、最凶の殺し屋とともに血みどろの復讐劇の幕を開けた。
相棒リック、検察官パウエル、黒人弁護士ボーら親友でもある教え子たち、さらに大切な息子夫婦と可愛い孫…殺人鬼はトムにとって最も大切なものを狙い、末期癌に冒された彼を容赦なく追い詰めていく。
死の淵に立つトムは果たして愛する者たちを守れるのか。
＜br /＞ 　正義とは、友情とは、家族とは…。
激しく心を揺さぶりながらも、読む者の心を熱く燃やし続けるシリーズ最高傑作。
大好評胸アツ法廷エンタメ四部作、堂々の完結編！＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞瞠目の伏線回収。
極上のサスペンス。
＜/p＞ ＜p＞《一読して、「これは最先端の物語だ」と感じさせる。
それが本作の、そしてまたハーラン・コーベン作品の素晴らしい強みだ》＜br /＞ 《あらゆる問題が更新され続けるこの世界（中略）。
そうした世界に注がれるハーラン・コーベンの眼差しは、ひとことで言うなら、限りなく「公正（フェア）」だ。
あらゆる価値観が錯綜する現代において、最も挑戦的な態度の一つといっていい。
》（作家・冲方丁氏の解説より）＜br /＞ 薬物に溺れ失踪した娘を探す父。
次々と標的を襲う殺し屋と同行する女。
姿を消した資産家の息子を探す私立探偵。
娘に薬物を与えた男。
バラバラなピースがつながったとき、驚くべき忌まわしい事実が姿を現す。
＜br /＞ フェアな目線と巧みな構成に唸り、怒濤の伏線回収に目を瞠る。
そして衝撃過ぎる結末。
米国屈指のヒットメーカーが放つ、極上のドメスティック・サスペンス。
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＜p＞ホテルの忘れもの係の少年が伝説の謎を解く。
＜/p＞ ＜p＞　夏はにぎわう観光地、しかし、冬になると濃い霧に包まれ不思議なことが起こる海辺の町イアリー。
魔物がすむという伝説のあるイアリーの海は通称「魔海」とも呼ばれている。
＜br /＞ 　ある冬の日、この町の老舗「魔海ホテル」で忘れもの係をしている少年ハービーのもとへ、自分自身が「忘れもの」だと訴える少女バイオレットが助けを求めて転がりこんでくる。
両親に会いたいという切実な願いと、おそろしい魔物マラマンダーの卵伝説が絡まりあい、物語は加速する。
＜/p＞ ＜p＞　気が弱いけれど正直者のハービーと、おてんばで賢いバイオレット。
＜br /＞ 絶妙コンビが町の伝説にまつわる謎と、自分たちの出生の秘密を解いていく冒険ファンタジー「イアリーの魔物」シリーズの第1巻。
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＜p＞和田竜氏絶賛、驚異の新人デビュー作。
＜/p＞ ＜p＞　将軍家の駕籠担ぎ・御駕籠之者組に席を置く明楽久兵衛は、剣の腕は一級品。
だが、深川の唄い手・愛乃の大首絵を蒐集し、江戸の下水を隅まで熟知する「へんぶつ」ぶりを発揮して、周囲からは「大供」呼ばわりされて侮られていた。
＜br /＞ 　そんなある日、愛乃の急死を知ったことから、物語は動き出す。
気づけば、郡上一揆の箱訴を巡り、幕閣、果ては暗愚と呼ばれる九代将軍・家重まで巻き込んだ巨大な渦の中に、久兵衛は巻き込まれていた。
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＜p＞スウェーデン売上1位の傑作犯罪サスペンス。
＜/p＞ ＜p＞15歳の少女3人の連続失踪事件を追うベリエル。
目撃の通報を受けて急行するも、3度とも現場はもぬけの殻で、彼は苛立ちを募らせていた。
事を荒立てたくない上司の警告をよそに、殺人事件だと確信し捜査に執念を見せるベリエルはやがて、それぞれの現場写真に映る不審な女に目をつける。
緊迫の攻防、息を呑む逆転劇、衝撃の真相……。
ここまで目を見張る取り調べシーンがかつてあっただろうか。
ページをめくる手が止まらない、スウェーデンNo.1ベストセラーの傑作犯罪サスペンス！（2020年7月発行作品）＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞働く女子に元気チャージ！前向きお仕事小説。
＜/p＞ ＜p＞　時崎七菜(31歳)はテレビドラマ制作会社のアシスタントプロデューサー（AP）。
尊敬するプロデューサー（P）の上司・頼子をお手本に、連続TVドラマ『半熟たまご』の現場で日々格闘中。
クセの強い面々との仕事には、毎日トラブルが頻発状態。
元来マジメで不器用な七菜は、つまずきながら、もがきながら、美味しいロケ飯を心の支えに一つ一つ乗り越えていく。
そんなある日、先輩の頼子からPを引き継ぐことに。
次々と襲いかかるピンチ。
そして、ついには前代未聞の大ピンチに！果たして、七菜はどうする？＜br /＞ 　働き方改革、パワハラ、モラハラ・・・・・・イマドキのお仕事問題をはらみつつもハートフル。
＜br /＞ 　働く女子の背中を包み込み、、優しく押す、前向きお仕事小説です。
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＜p＞母と娘の新しい物語。
＜/p＞ ＜p＞小学館児童出版文化賞受賞作家による、受賞後第1作目。
＜br /＞ 『ある晴れた夏の朝』で内外から注目された小手鞠さんの書き下ろし新作。
＜/p＞ ＜p＞ある日、幼いころに両親が離婚し離れて暮らしていた母のノートが窓香の元に届く。
ノートには、母がどのように生きていたのかがつづられていた。
そして、世界の窓がひらかれている。
一人の女性である母の生き方を知ることで、大きく成長する少女を描く。
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＜p＞「別れられない奇妙なカップル」を描いた第79回直木賞受賞作『離婚』と続編『恐婚』。
短編集『花のさかりは地下道で』を収録。
＜/p＞ ＜p＞1978年上半期の第79回直木賞を受賞した「離婚」と連作「四人」「妻の嫁入り」「少女たち」を単行本化した『離婚』。
その続編ともいえる連作集『恐婚』（「虚婚」「雑婚」「連婚」「風婚」「恐婚」を収録）と、両作品集のはざまに発売された12編の短編集『花のさかりは地下道で』を中心に、ほか単行本未収録短編7編からなる1巻。
＜br /＞ 『離婚』『恐婚』は、週刊誌ライター羽鳥誠一と元妻・会津すみ子の「別れる決意をしたのに、どういうわけだか別れられない奇妙なカップル」を中心に、彼らを取り巻く人々との愛憎劇を描いた作品集。
誠一＆すみ子カップルの右往左往ぶりにクスクス笑いを誘われるものの、その根底に行き場のなくなった人間の哀しさが秘められており、軽妙ながらも＜br /＞ 色川文学の本質が一本通った連作である。
＜br /＞ 『花のさかりは地下道で』は、直木賞受賞直後の脂が乗り切っていた時期の短編集で、上野の地下道で出会った娼婦との淡い友情を描いた表題作を含め、雑踏を歩くような楽しさに満ちながらも、不思議な静謐さが漂っている。
　＜/p＞ ＜p＞解説は、作家の佐伯一麦氏が寄稿。
付録として、当巻収録作品「四人」「妻の嫁入り」「虚婚」「星の流れに」「友よ」の生原稿などを収録する。
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＜p＞渡辺和子の父はなぜ二・二六で殺されたのか。
＜/p＞ ＜p＞昭和11年2月26日未明ーー。
＜br /＞ 雪に覆われた東京・荻窪の渡辺邸で何があったのか？＜br /＞ 「非戦平和」を訴え続けた「良識派」軍人の思想と生涯が、初めて明かされる。
＜/p＞ ＜p＞ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』などの著作で知られるシスター渡辺和子の父・錠太郎は、日本が戦争へと突き進む中で起きた史上最大のクーデター未遂事件「二・二六事件」で、陸軍軍人としてただ一人“襲撃目標”にされた人物だった。
＜/p＞ ＜p＞戦争だけはしてはいけないーー。
第一次大戦後のドイツなどを視察し、戦争の実相を知悉していた錠太郎は帰国後、戦争を避けることがいかに重要かを説いて回った。
＜/p＞ ＜p＞「私は戦い破れたドイツ、オーストリーばかりでなく、勝った国のイギリス、フランス、ベルギー、オランダなどもつぶさに見て来たが、どこもかしこもみじめな有様であった。
日本も世界の列強にならねばならぬが、しかし、どうでも戦争だけはしない覚悟が必要である。
」（評伝『郷土の偉人　渡邉錠太郎』より）＜/p＞ ＜p＞無類の読書家でもあった錠太郎は、俸給の多くを「丸善」での軍事書などの支払いにあてていたという。
＜/p＞ ＜p＞「非戦平和」を唱え続け、志半ばで凶弾に斃れた悲劇の軍事エリートは、なぜ同じ陸軍の兵士たちの手で殺されなくてはならなかったのか。
残された娘は、父の死に何を学び、どう行動したのかーー。
＜/p＞ ＜p＞第26回山本七平賞奨励賞を受賞した気鋭の歴史研究者による傑作評伝。
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＜p＞歴史小説の新鋭による驚くべき書き下ろし！＜/p＞ ＜p＞単行本発売時、各紙誌が大絶賛した傑作歴史長編！＜/p＞ ＜p＞寛政十年（1798）十月、長崎湾の沖合で巨大オランダ船が座礁した。
＜br /＞ 船は底部を大きく 損壊して浸水。
＜br /＞ 浜近くへ曳航したが再び座礁、沈船となった。
＜br /＞ オランダ商館は長崎奉行所に積み荷の陸揚げを要請。
＜br /＞ 奉行所は町方村方にまで浮かし方の工夫を募った。
＜br /＞ そこへ名乗りを上げたのは、周防の小村で生まれ、友とともに「自由」を追い求めたかつての少年の一人だった。
＜/p＞ ＜p＞「浜でのささやかな幸せなど、浦から離れられん跡取りたちに呉れてやれ。
俺たちげな食み出し者は、この浦でろくな生き方ができんぞ。
もっと欲張れ！　和主を誘うたのは、跡取りでなかったからじゃ。
浦のくびきから自由じゃけ誘うた。
いずれ、漁場を得る。
櫛ヶ浜よりもっと大きな漁場じゃ。
もっともっと稼げる浦の網元になれ」＜/p＞ ＜p＞歴史作家・飯嶋和一氏は、本書に特別に寄せた推薦文でこう語った。
＜/p＞ ＜p＞「中心人物はいずれも海村の次三男である。
家を継ぐ長男以外は『余計者』であり、穀潰しでしかない。
‥‥既存の頑迷な社会システムに屈従して生きるのか。
あるいはそれをくつがえすのか。
‥‥くつがえそうとすれば、かなりの圧力が社会から加えられることになる。
が、必要なのは勇気と知力だとこの小説家は語る。
はかなく脆い夢や希望ではない、と」＜br /＞ そしてまた、＜br /＞ 「この小説家は初めて過去の歴史的な素材を描くに当たって、あえて無名の、しかも地方の庶民を選択した。
‥‥むろん負荷も、また力負けする危険も高い」＜/p＞ ＜p＞日本初、巨大沈船引き揚げに成功した男の生涯！＜br /＞ 歴史小説の新鋭による驚くべき書き下ろし！＜/p＞ ＜p＞※この作品は単行本版として配信されていた『ちえもん』の文庫本版です。
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＜p＞「日韓衝突」の原点はここにあった！＜/p＞ ＜p＞日本人ビジネスマンの高沢は商売上のトラブルに巻き込まれ、顧客の一人であった韓国人・林に、クルマでソウルの高速道路を走行中に狙撃されてしまう。
＜br /＞ 次に高沢が目を覚ますと、そこは古代中国の神「天帝」が裁判長として裁きを下す「死後の法廷」だった。
立会人として、聖徳太子と韓国の神話上の人物「檀君」も同席している。
自分を死に追いやった林の罪をこの法廷で告発しようとする高沢に対し、林は「我が民族を三十六年間支配し圧政の限りを尽くしたお前ら日本人にすべての責任がある」と逆ギレするばかり。
さらに韓国人詩人や日本人小説家も加わり、議論はヒートアップしていく。
＜br /＞ 「日韓に横たわる諸問題は、すべて日帝三十六年（大日本帝国による植民地支配）が原因であり、日本の文化も政治も全部韓国が教えてやったもので日本には文化など無いのだ！」そう非難する韓国側に対し、日本側は親鸞や道元、上杉鷹山などの証人を「参考人」として招致し、その主張をひとつづつ論破していくが……。
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＜p＞潜入任務。
王族を狙う刺客たちの影。
＜/p＞ ＜p＞エレナの裏切りの真相を知るためにハルジオン王国でのスパイ任務を開始したエリックたち一行。
捜査を進めていくなかで、闇での奴隷取引など王国の闇が見え隠れする。
＜br /＞ 一方、ベゴニア王国からは先のリンドウ帝国の襲撃を知らせてくれたハルジオン王国への礼を伝えるべく、レオナルド国王、クリストファー王子直々の訪問が執り行われていた。
＜br /＞ すでにその情報は知れわたり、両者の暗殺命令が王国を駆け巡る。
＜br /＞ エリックたち一行は、国王、王子の命を守りつつ、エレナに再び会うために、死力を尽くすのだった。
＜/p＞ ＜p＞※「ガ報」付き！＜/p＞ ＜p＞※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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＜p＞幼馴染だったはずの千手と響。
だが、響は千手を裏切った。
やがて成長した二人は、刑事と窃盗団の総帥の息子として対峙するーー＜/p＞ ＜p＞宗教絡みの犯罪の増加に伴い、警視総監の一存で設置された特命課・盗品特別管理課は、警視庁の誰もが認める閑職の部署。
配属されたのは、寺の息子の千手のほか、神社の息子、新興宗教の教祖の息子の三人の刑事。
発足以来仕事といえる仕事もなく、日々『お茶会』をしながらヒマをつぶしている。
そんなある日、千手は幼馴染でもあり一課の刑事でもある健介に声をかけられた。
病弱だった千手と、ガキ大将タイプだった健介。
見た目も性格も正反対の二人だが、千手が唯一気軽に話せる相手でもあった。
軽口をたたき合ううち、健介が一枚の仏像の写真を取りだした。
一目でそれを騨拝奥元郷寺の虚空菩薩像と見抜いた千手は、健介から殺された六本木の貿易商のコレクションルームにあったものだと教えられる。
なぜそんなところに虚空菩薩像が……?　健介からの情報に違和感を覚えた千手は、さっそく騨拝奥元郷寺に向かった。
だが、途中で不良グループに襲われてしまう。
失いかけた意識の中で千手は、かつて千手の初めての友達だった響が自分を裏切り、寺の千手観音像をすり替えたことを思い出していた……＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞第2回「日本おいしい小説大賞」受賞作！＜/p＞ ＜p＞「お前の売りは何だ？」「私にはカレーしかありません！」ーーーー。
＜/p＞ ＜p＞　古びた喫茶店の装いながら、本格的なスパイスカレーを出す「麝香猫」。
そこで働く山崎成美は調理師学校に通う19歳。
成美は幼い頃に両親が離婚、育ててくれた祖母も失踪してしまい、天涯孤独の身であった。
＜/p＞ ＜p＞　そんな彼女の運命を変えたのは、小学校の先生が作ってくれた一杯のカレーライス。
成美はその味を自分でも作りたい一心で調理を始め、カレーの奥深さに戸惑いながらも、ようやくきっかけを掴みはじめていた。
しかし突然、ある事情から「麝香猫」が店を閉めることになってしまい……。
＜/p＞ ＜p＞　理想のカレーを追い求める少女と人々の人情が織りなす、おいしい×青春×お仕事小説！＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞台湾の新世代作家、堂々のデビュー！＜/p＞ ＜p＞この小説はプロレスについて書いている。
＜br /＞ それはつまり、人生について書いているということだーー西加奈子（作家）＜/p＞ ＜p＞知りたかった事が書いてあった。
みんなの生活の中でのプロレスの存在意義。
そうか。
プロレスラーは記憶の中で、画面の中で生き続けるんだなぁーー棚橋弘至（プロレスラー）＜/p＞ ＜p＞【作品紹介】＜br /＞ 「ばあちゃんのエメラルド」＜br /＞ あの頃、親父は漁船に乗っていつも家を空けてるし、お袋も出て行って、家にいるのはばあちゃんと 俺、それに黒犬の来福の3人だけだった。
ばあちゃんと俺は毎晩、古い試合を何度も繰り返し放送する ケーブルテレビで三沢光晴を応援していた。
だけど、俺はある日、とんでもないことを知ってしまったんだーー。
＜/p＞ ＜p＞「タイガーマスク」＜br /＞ 安ホテルの受付バイトをする大学四年生（留年決定）の俺は、バイトの先輩からなぜかタイガーマスクのマスクをもらう。
ホテルに“ 配達” される女の子の一人が気になり、ある日、意を決して隣のホテルに彼女を呼んだ。
でも、俺にできたのはマスクをかぶったまま彼女としゃべり続けることだけだった。
＜/p＞ ＜p＞ーープロレスと出逢い、魅せられた人びとの人生ドラマ10話からなる連作短編集＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞最強にして最凶！　人類を導く侵略戦争開始。
＜/p＞ ＜p＞勇者と共に魔王を討伐した賢者ドワイト。
世界に平和をもたらしたはずの彼らは、次代の魔王になるつもりだという疑いをかけられ、死者の谷へと突き落とされて命を落とす。
＜/p＞ ＜p＞それから十年後。
＜/p＞ ＜p＞肉の身体を失ったドワイトはスケルトンとなり、谷底でひっそりと生き永らえていた。
深い後悔に苛まれる彼は、勇者の亡骸を抱いて自問自答する。
＜br /＞ そして、一つの結論に達した。
＜/p＞ ＜p＞「間違っているのは世界だ。
私が否定しなければ」＜/p＞ ＜p＞決心したドワイトは、死者の谷の瘴気を喰らい尽くした。
彼はかつての魔王を凌駕する存在となり、無数のアンデッドを率いて地上を目指す。
＜/p＞ ＜p＞すべては真の世界平和のため。
＜br /＞ ーー最強の力を得た不死の王は、人類を相手に戦争を始めるのであった。
＜/p＞ ＜p＞※「ガ報」付き！＜/p＞ ＜p＞※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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＜p＞ーーこの仇討ちは、伝説となる。
＜/p＞ ＜p＞聖塩に護られし地、レディア王国。
＜br /＞ だが悪臣キーラによって王は殺され、国家存亡の危機に立たされる。
＜/p＞ ＜p＞列国最強と謳われたレディア騎士団も、護国派と仇討ち派で分裂の危機ーー。
＜br /＞ 現代人の寺坂喜一がやってきたのは、そんなときだった。
＜/p＞ ＜p＞美少女団長クラノスの信頼を得て、仇討ち派の女騎士アンスヴェイを説得にかかる！＜/p＞ ＜p＞「黙れ乳騎士！」「何よ尻騎士！」＜br /＞ 「やめろ！　過度な個人攻撃は、俺の世界でも問題になってるぞ！」＜/p＞ ＜p＞……おのおの方、頼むから仲良くしよ？　＜/p＞ ＜p＞再現せよ忠臣蔵！　痛快“討ち入り”ファンタジー活劇、ここに開宴！！＜/p＞ ＜p＞※「ガ報」付き！＜br /＞ ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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＜p＞ラストまで明かされない驚愕の真実とは？＜/p＞ ＜p＞アマリは失踪した兄を捜すために超常現象局のキャンプに参加した。
そこで自分も魔術師だという驚愕の事実を知る。
＜br /＞ 超常現象局での兄の極秘任務はなんだったのか？　アマリの挑戦と冒険は、クライマックスを迎える。
＜/p＞ ＜p＞ラストまで、予想の付かない展開！＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞少しずつ見えなくなる恐怖と闘う勇気の物語。
＜/p＞ ＜p＞子どもはだれだって暗やみがこわい。
＜br /＞ でも、マファルダがこわいのは、目のなかにある暗やみだ。
＜br /＞ 真っ暗闇が訪れるまで、長くてもあと半年ーー。
＜/p＞ ＜p＞ある日、9歳のマファルダは、少しずつ視力が失われる難病と診断される。
＜br /＞ 目が見えなくなるってどういうことだろう？＜br /＞ 目隠しして歩いてみる。
暗やみでも歩けるのかどうかを試してみたかったのだ。
＜br /＞ 暗やみでくらすようになったら、どうすれば色がわかるのだろう？＜br /＞ 不安は、どんどんふくらんだ。
＜br /＞ それから、マファルダは、やっておきたいことのリストを作り始めた。
＜/p＞ ＜p＞少しずつ見えなくなっていく、失明の恐怖を、少女の一人称で語られる物語は、読む人の心を打つ。
＜br /＞ 作者自身の体験にもとづいた、生に対する痛いほどの愛情がこめられた、感動の物語。
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＜p＞はた迷惑な駄女神、リターンズ！？＜/p＞ ＜p＞30歳無職、山田田助。
＜br /＞ 駄女神によって人生をめちゃくちゃにされるも、救済措置でチートスキルをもらい、さらには大事な家族もできました。
＜br /＞ 今日もダンジョンライフを満喫する田助だが、ふと思い立つ。
＜br /＞ 「異世界みたいな魔法を使ってみたい！」だが、魔法の使い方なんて分かるわけもない。
＜br /＞ だったら教えてもらおう、異世界の魔法使いに！　＜br /＞ 異世界ストアで購入したのは、緑髪が特徴的な奴隷のウェネフ。
＜br /＞ そして、諸悪の根源である駄女神シャルハラートが神の世界から落ちてきて！？　＜/p＞ ＜p＞一発逆転自由気ままな現代ダンジョンライフ、第二弾！＜/p＞ ＜p＞※「ガ報」付き！＜/p＞ ＜p＞※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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＜p＞ドストエフスキー作品に着想を得た『日本の悪霊』に、戦争に運命を翻弄された男を描く「堕落」「散華」等を収録。
＜/p＞ ＜p＞秘密革命組織が起こしたネチャーエフ事件を素材としたドストエフスキーの作品『悪霊』に着想を得た『日本の悪霊』。
＜br /＞ 敗戦に運命を翻弄された男を描く「堕落」、「散華」、小編「革命の化石」を収録した一巻。
＜/p＞ ＜p＞『日本の悪霊』は、戦後革命の挫折を素材として、「文藝」1966年1月号から1968年10月号に6回にわたって記された作品。
＜br /＞ 逃亡生活に疲れた犯罪者・村瀬は、「つまらぬ犯罪行為」で収監される。
＜br /＞ 担当刑事の落合は村瀬に“惹きつけられた”ように過去の捜査にのめり込んでいくのだった……。
＜br /＞ 留置場での実態を生々しく描く様は同じドストエフスキーの作品『死の家の記録」を彷彿させる。
＜/p＞ ＜p＞その他、かつて満州建国に奔走した過去を持ち、現在は混血児養育施設の園長を務める青木隆造が、その“虚しさ”から公金流用の疑いをきっかけに失踪し町を彷徨っていく作品「堕落」、電力会社の鉄塔建設予定地にある孤島に一人暮らす元右派の思想家だった中津老人の孤独な死を描く「散華」等を収録する。
＜/p＞ ＜p＞解説は、文芸評論家・立石伯氏が務め、解題は和己巻の監修者を務める作家・太田代志朗氏が担当。
＜br /＞ 付録として『日本の悪霊』「堕落」「散華」の生原稿等を収録。
＜/p＞ ＜p＞※この作品は一部カラー写真が含まれます。
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＜p＞妻の遺したAIをめぐる切なくて温かな物語。
＜/p＞ ＜p＞優秀な研究者の妻レイチェルを、ある日突然失った夫のエイダンと娘のクロエ。
悲しみから立ち直れずにいる彼らの元にやって来たのは、生前、レイチェルが持てる技術の全てを投じて開発した、自分そっくりのアンドロイド「アイ・レイチェル」だった。
「ロボット妻」「ロボット母」という存在に混乱し、反発するエイダンとクロエ。
やがてアイ・レイチェルに託した妻の真意を知ることで徐々にアイ・レイチェルを受け入れ、彼女もまた、彼らとの交流を通して人間らしい感情を学んでいく。
そしてエイダンとクロエも、失意の彼らにそっと寄り添うアイ・レイチェルの存在に癒やされていく……。
＜br /＞ 愛する家族との別れ、受容と再生、そして成長。
読後、じんわりと温かな涙を誘う、切なくて愛おしいAIの物語。
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＜p＞定評ある自伝的随筆5作品を収録。
付録は宮尾登美子を取材した、評伝の著者へインタビュー！＜/p＞ ＜p＞波乱万丈の人生を送った宮尾は、自身の人生を小説のモチーフとしただけでなく、随筆にも綴っている。
『女のあしおと』には17歳で結婚して満州に渡り、苦難の末に引き揚げてきた体験、病苦、離婚、そして再婚後に上京など、自分が辿ってきた道程を語った「浮き沈み五十年」などが収録されている。
『もう一つの出会い』は、儘ならない人生に七転八倒しながらも、文学への志を貫く中で出会った人々、折々の想いを書き留めた作品だ。
一方、『地に伏して咲く』では少女時代からの半生に加え、宮尾作品についての背景や登場人物についても触れていて興味深い。
『女のこよみ』は四季の移ろいの中での出会いと別れ、高知の農村で暮らした日々などが描かれる。
『生きてゆく力』には、幼い頃に一緒に暮らした芸妓娼妓になるための幼女“仕込みっ子”たちの行く末などを、万感の想いを込めて書いている。
＜/p＞ ＜p＞付録では、評伝『宮尾登美子 遅咲きの人生』の著者で元・新聞記者の大島信三さんが、取材を重ねた彼ならではの視点で人間・宮尾登美子を語っていく。
＜/p＞ ＜p＞※この作品にはカラー写真が含まれます。
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＜p＞日系米国人作家によるエドガー賞候補作！＜/p＞ ＜p＞　米国で生まれ広島で育ち、戦後帰米した日系二世、元庭師の老人マス・アライ。
マスと同じく原爆体験を持つ帰米二世の親友・ハルオが亡くなり、広島の沖合にある小島に暮らす遺族に遺灰を届けるため、マスは50年ぶりに日本を訪れた。
そこで彼は、少年が犠牲になる痛ましい事件に遭遇する。
小さな島を訪れた異邦人でしかないマスだが、広島で経験した少年期の傷痕を思い出し、14歳で命を落とした少年のために謎を追う。
＜br /＞ 　日系米国人作家が父親をモデルに、15年間にわたって描き続けた「庭師マス・アライ」シリーズ第7作。
このシリーズ最終作では、父親の故郷・広島の現代の情景を鮮やかに活写し、さらに複雑なアイデンティティを持つ主人公の頑固爺の内面を見事に描いて2019年エドガー賞最優秀賞（ペーパーバック・オリジナル部門）最終候補作となった。
日本のメディアでも話題となった傑作ミステリが、満を持して登場。
＜/p＞ ＜p＞（底本　2021年8月発行作品）＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞超一流だけが知る人生の5つの戦術。
＜/p＞ ＜p＞棒高跳びでオリンピック金メダル獲得、世界陸上6連覇、世界記録を35度更新した“鳥人”ブブカ。
その後は世界陸連副会長、IOC理事などを務めるほかに、不動産管理会社やガソリンスタンドなど多数のビジネスで成功し続けている。
世界の伝説的ヒーローが、日本を皮切りに「成功」への極意を世界へ発信する！！＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。
お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
＜/p＞ ＜p＞待望の永久愛蔵版ファンブック。
＜/p＞ ＜p＞コミックス1〜3巻、シリーズベストセラーの猫漫画『俺、つしま』。
＜br /＞ 2021年夏のアニメ化決定を受けて、永久愛蔵版のファンブックがいよいよ登場します。
＜br /＞ 「ネギつーさん」の謎に迫った描き下ろし漫画のほか、描き下ろしイラストも多数。
コミックス未収録の『サライ』連載「月刊つしま」も一挙14本が掲載されます。
＜br /＞ つーさんのことが大好きな、各分野で活躍される方々によるエッセイやイラストの寄稿をはじめ、「つしまウンチク辞典」では、作者が敬愛する手塚治虫先生から受けた影響について、またコミックスに登場する「太ももベッド」や「松ぼっくり」の秘話を特別公開。
＜br /＞ 読者から問い合わせの多い、作者の作画手法も紹介します。
＜br /＞ 加えて、『俺、つしま』作中に散りばめられた映画のオマージュシーンについても解説。
＜br /＞ 野良猫集団「やさぐれ会」にちなんだ「やさぐれ度チェック」やキャラクター事典、作者によるエッセイなど楽しい企画満載のオールカラー112ページ。
＜/p＞ ＜p＞※この作品はカラー版です。
＜/p＞ ＜p＞（底本　2021年6月発行作品）＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞海を越えてやってきた少年の冒険物語。
＜/p＞ ＜p＞時は、16世紀中頃、村上水軍が、瀬戸内海を拠点に活躍した時代。
＜br /＞ ある日、船乗りの父に連れられて、肌の色も、体付きも違う言葉を話さない少年ルソンが、カイトの家にやってきた。
＜/p＞ ＜p＞「ようわからん」＜br /＞ 言葉も通じないルソンに、とまどいを隠せないカイト。
＜/p＞ ＜p＞ルソンは長い航海の末、奴隷として連れてこられたのだ。
ルソンは、日本語を覚えるためにカイトの家に預けられた。
ルソンは無表情で、何も話さない。
＜/p＞ ＜p＞ある日、島のわんぱくたちが、ボロ船に乗って海に出ようと計画。
カイトたちは、必死に止めようするが・・・・・・。
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＜p＞ギラー賞受賞、読む悦びに溢れた歴史小説！＜/p＞ ＜p＞2018年スコシアバンク・ギラー賞受賞、同年マン・ブッカー賞最終候補。
ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、タイム他多数有力メディアの「トップテン・ブック・オブ・ザ・イヤー」に選出。
＜br /＞ 1830年、東カリブ・バルバドス島。
11歳の黒人少年「ワッシュ」ことワシントン・ブラックは大農園に生まれ、奴隷として過酷な日々を生きていたが、ある日やって来た農園主の弟ティッチに見込まれ、科学研究の助手となる。
ティッチから文字や科学の知識を学び、絵の才能も開花させるワッシュ。
やがてある事件を機に二人で作った気球で島から脱出し、北極をめざすが……。
＜br /＞ 一人の少年の数奇な運命と世界を股にかけた冒険、自我の目覚め、人生の旅。
アフリカ系カナダ人の女性作家による、読む悦びと驚きに満ちあふれた傑作歴史冒険小説。
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＜p＞福永の“もうひとつの顔”「探偵小説作家・加田伶太郎」の作品を中心に、推理小説、エッセイ、翻訳作品などを収録。
＜/p＞ ＜p＞収録作品は、福永武彦の別のペンネーム、加田伶太郎名の探偵小説等、推理小説を巡るエッセイ『深夜の散歩』(中村真一郎、丸谷才一共著)、推理小説に関する雑文、解説、および翻訳作品など全49篇を収録。
＜br /＞ 名探偵・伊丹英典が活躍する探偵小説「完全犯罪」、「幽霊事件」、「温室事件」、「失踪事件」、「電話事件」、「眠りの誘惑」、「湖畔事件」、「赤い靴」8篇に加え、「女か西瓜か」、「サンタクロースの贈物」、「素人探偵誕生記」、船田学名で記したSF作品「地球を遠く離れて」等を初刊版、決定版の2種ずつ収録している。
＜br /＞ 探偵小説においては著者の加田伶太郎は文学作品の創造を目指しておらず、「筋とトリックと推理」を本質的要素として、エンターテインメント性を追求している。
推理小説作家・都筑道夫いわく「日本推理小説史上でもユニークな地位をしめる本」と讃した“福永武彦のもうひとつの顔”である。
＜/p＞ ＜p＞また、知的愉楽としての大好きな探偵小説の名作に言及したエッセイ集『深夜の散歩』のうち福永執筆分を完全収録。
その他、推理小説への関連文、乱歩、清張作品集への解説文のほか、翻訳作品としてメースン作『矢の家』等を収録。
＜/p＞ ＜p＞附録として、福永武彦直筆署名の入った本『完全犯罪』、『加田伶太郎全集』と、「湖畔事件」「サンタクロースの贈物」の創作ノート等を収録する。
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＜p＞福永の“もうひとつの顔”「探偵小説作家・加田伶太郎」の作品を中心に、推理小説、エッセイ、翻訳作品などを収録。
＜/p＞ ＜p＞収録作品は、福永武彦の別のペンネーム、加田伶太郎名の探偵小説等、推理小説を巡るエッセイ『深夜の散歩』(中村真一郎、丸谷才一共著)、推理小説に関する雑文、解説、および翻訳作品など全49篇を収録。
＜br /＞ 名探偵・伊丹英典が活躍する探偵小説「完全犯罪」、「幽霊事件」、「温室事件」、「失踪事件」、「電話事件」、「眠りの誘惑」、「湖畔事件」、「赤い靴」8篇に加え、「女か西瓜か」、「サンタクロースの贈物」、「素人探偵誕生記」、船田学名で記したSF作品「地球を遠く離れて」等を初刊版、決定版の2種ずつ収録している。
＜br /＞ 探偵小説においては著者の加田伶太郎は文学作品の創造を目指しておらず、「筋とトリックと推理」を本質的要素として、エンターテインメント性を追求している。
推理小説作家・都筑道夫いわく「日本推理小説史上でもユニークな地位をしめる本」と讃した“福永武彦のもうひとつの顔”である。
＜/p＞ ＜p＞また、知的愉楽としての大好きな探偵小説の名作に言及したエッセイ集『深夜の散歩』のうち福永執筆分を完全収録。
その他、推理小説への関連文、乱歩、清張作品集への解説文のほか、翻訳作品としてメースン作『矢の家』等を収録。
＜/p＞ ＜p＞附録として、福永武彦直筆署名の入った本『完全犯罪』、『加田伶太郎全集』と、「湖畔事件」「サンタクロースの贈物」の創作ノート等を収録する。
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